2012-10-23から1日間の記事一覧

覚え書:「今週の本棚:村上陽一郎・評 『肯定の心理学−−空海から芭蕉まで』=熊倉伸宏・著」、『毎日新聞』2012年10月21日(日)付。

- 今週の本棚:村上陽一郎・評 『肯定の心理学−−空海から芭蕉まで』=熊倉伸宏・著 (新興医学出版社・2625円) ◇自他を超えて響き合う「開き」への誘い 自殺願望の女性がひとり。幼児体験の問題を抱えていた上に、最近最も親しくしていた友人を突然失っ…

政治はそもそも絶対的に異なっている者を相対的な平等という点で組織するのであって、相対的に違っている者を組織するのとは区別されるのである。

- すべての人間は、お互いに絶対的に異なっているのであり、この差異は、民族、国民、人種という相対的な差異より大きなものである。その場合、神による《人間》の創造は、複数性のなかに含まれている。しかしながら、政治はこの点ではまるで何も関係ない。…