2014-03-21から1日間の記事一覧
- みんなの広場:ことばの怖さ「他山の石」に 高校生・17(熊本市西区) 「ことばを言った、矢を放った、手紙を書いた、罠(わな)に落ちた」。これは2月21日の「余録」で知った言葉の一つだ。タタール人のことわざでことばは元に戻せぬことのたとえだそ…
- ヴィクラム・ラルの狭間の世界 [著]M・G・ヴァッサンジ [評者]小野正嗣(作家・明治学院大学准教授) [掲載]2014年03月16日 [ジャンル]文芸 人文 ■いびつな社会生きる「よそ者」 最初は戸惑うかもしれない。主人公はヴィクラム・ラルという、国家的な汚…
- 0葬−−あっさり死ぬ [著]島田裕巳 [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター) [掲載]2014年03月16日 [ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 ■究極の葬送法で軽やかな気分に 我々は生命維持に必要であるよりもずっと大量の生物を犠牲にし、摂取し生きて…
- 【書く人】必要な人に言葉を運ぶ 批評家 若松 英輔さん(45) 2014年3月16日◆『君の悲しみが美しいから 僕は手紙を書いた』 「僕は常々、本を書く人間は言葉を運ぶ人間だと思っています。僕の中に言葉があるのではなくて、どこからかやってくる言葉を、…
- 江戸の化物 草双紙の人気者たち アダム・カバット 著 2014年3月16日◆遊び心くすぐる妖怪 [評者]横山泰子=法政大教授 「草双紙(くさぞうし)」と聞いて瞬時にその意味を理解できる日本人は、今日どれくらいいるだろうか。草双紙とは江戸時代の絵入りの…
- 「では、つぎにわれわれが探求して示さなければならないのは、思うに、現在もろもろの国において、われわれが述べたような統治のあり方を妨げている欠陥はそもそも何であるか、そして、ある国がそのような国制のあり方へと移行することを可能ならしめるよ…