2014-06-17から1日間の記事一覧

覚え書:「今週の本棚:池内紀・評 『完訳 エリア随筆1−正篇[上]』=チャールズ・ラム著」、『毎日新聞』2014年06月15日(日)付。

- 今週の本棚:池内紀・評 『完訳 エリア随筆1−正篇[上]』=チャールズ・ラム著 毎日新聞 2014年06月15日 東京朝刊 ◆池内紀(おさむ)評 (国書刊行会・2592円) ◇息の合った名訳による新しい文学世界 正篇・続篇完訳版の1である。タイトル自体が何や…

覚え書:「今週の本棚:渡辺保・評 『図説 江戸の「表現」−浮世絵・文学・芸能』=人間文化研究機構、国文学研究資料館・編」、『毎日新聞』2014年06月15日(日)付。

- 今週の本棚:渡辺保・評 『図説 江戸の「表現」−浮世絵・文学・芸能』=人間文化研究機構、国文学研究資料館・編 毎日新聞 2014年06月15日 東京朝刊 (八木書店古書出版部・1万2960円) ◇判じ絵、和歌・俳句に見る文化の体系 ここに一枚の絵がある。 …

覚え書:「今週の本棚:磯田道史・評 『ルポ 電王戦−人間VS.コンピュータの真実』=松本博文・著」、『毎日新聞』2014年06月15日(日)付。

- 今週の本棚:磯田道史・評 『ルポ 電王戦−人間VS.コンピュータの真実』=松本博文・著 毎日新聞 2014年06月15日 東京朝刊 (NHK出版新書・842円) ◇「いい形」から「大局観」得た機械 「電王戦」は、将棋のプロ棋士とコンピューターとの戦いである…

書評:本村凌二『愛欲のローマ史 変貌する社会の底流』講談社学術文庫、2014年。

本村凌二『愛欲のローマ史 変貌する社会の底流』講談社学術文庫、読了。ローマ帝国繁栄下、過剰ともいえる欲望と淫靡な乱交が横行したが、その背景にはローマ人のどのような心性が潜んでいたのか。本書は風刺詩人のまなざしを頼りにしながら、性愛と家族をめ…