神学

日記:暴走する権力をヨイショ・アシストするためにはデマでも捏造でもなんでもございの公明党の辻よしたかチホウギイン

辛淑玉さんのメンションツリー、本当にすさまじい。たくさんのネトウヨをブロックしているがすべて見れないほどの量。いつもこんな量のヘイトスピーチを浴びているのか。 https://t.co/nSw7zorZau— Tomica 阿部悠 (@Tomicajpn) 2017年2月5日「意見が違うこと…

日記:差別との戦いの闘士である辛淑玉さんへの個人攻撃を集中する公明党大阪市議会議員辻よしたか氏

沖縄タイムズには、校正担当者がいないのだろうか? #ニュース女子の報道は、正確だったわけで、名誉棄損ならば、お年寄りに対してそういう了見で活動している団体を訴えるべき。#のりこえねっと #辛淑玉@mbs_hodo pic.twitter.com/KHgwmAHylw— 辻よしたか (…

日記:何から超越しなければならないかって言えば、結局は「この世のものにすぎない」ことを「絶対化」してはならないというシンプルな話

帰宅したらNHKのファミリーヒストリーで女優の大竹しのぶさんの回が放映されていて見ていた。祖母の幸徳秋水や内村鑑三との親交や、祖父が吉川一水であったことにびっくりした。無教会諸派の研究もきちんとしないとねと襟を正した次第。https://t.co/yQqVywH…

日記:宮田光雄 ローマ書一三章と南原繁『国家と宗教』(岩波書店、1942年)

- 同じ年の秋(引用者注……大石兵太郎『君主の神的権威』が出版された一九四二年)、南原繁『国家と宗教』が出版された。ローマ書一三章に関しては、ここ「から、直ちに国家権力の宗教的認証を与えたものとなし、これによって、たとえば後世の《君権神授説》…

日記:「豚に真珠」は今では立派な「日本語」のことわざです。しかしこれは、聖書に由来する言葉。即ち、聖書が日本に再渡来する以前には、日本にはなかった言葉です

ヨハネ言ふ『師よ、我らに從はぬ者の、御名によりて惡鬼を逐ひ出すを見しが、我らに從はぬ故に、之を止めたり』 イエス言ひたまふ『止むな、我が名のために能力ある業をおこなひ、俄に我を譏り得る者なし。 我らに逆はぬ者は、我らに附く者なり。 キリストの…

日記:『宗教と現代がわかる本 2016』(平凡社、2016年)刊行のインプレッション

『宗教と現代がわかる本 2016』、本日より書店の店頭に並び始めます!今年の特集は「聖地・沖縄・戦争」。戦後70年の節目をふり返り、戦争と平和と宗教について、またそれらの問題が集約されている沖縄について考えます。 pic.twitter.com/KqXBK12ccu— 平凡…

日記:バルメン宣言とアベ政治

- 憲法第九条の問題とも関連して、最後に、日本の行方を主導しようとしている現在の安倍政権の姿勢を見定めて結びとしましょう。 特定秘密保護法案の強行採決につづいて、矢継ぎ早に、右よりの政策が次々と出されています。こうした問題にみちた法律の積み重…

日記:「役に立っている」という発想

いま、本当に考えておかないといけないことは、「役に立っている」という発想ではないかと思う。「役にたっている」には「社会」が冠されますが、この国では「政府」に収斂していく。例えば、あらゆる宗教は、特に「政府」に対して「お騒がせ」として必ず出…

吉野作造研究:吉野作造記念館2015年度前期企画展 戦後70周年記念「日本国憲法の誕生と吉野作造」

催しのご案内吉野作造記念館2015年度前期企画展 戦後70周年記念 日本国憲法の誕生と吉野作造期間:2015年6月7日(日)〜8月2日(日) 会場:吉野作造記念館 企画展示室 大正デモクラシーの指導者・吉野作造の最後の弟子は、憲法学者・鈴木安蔵…

日記:そもそもムスリムの女性のスカーフやヴェールが、「イスラームという宗教のシンボル」であるか

- フランスもまた、9.11以降の反イスラーム感情をレイシズムとは把握できない国のひとつである。この国では1990年代の初めから、ムスリムの市民が「イスラーム性」を公的空間で示すことに大きな苛立ちがあった。具体的には、公立の中学校やリセに、…

覚え書:「ひと:アルフォンス・デーケンさん 日本で司祭になって半世紀を迎えた上智大学名誉教授」、『朝日新聞』2015年05月01日(金)付。

- ひと:アルフォンス・デーケンさん 日本で司祭になって半世紀を迎えた上智大学名誉教授2015年05月01日 「司祭として私はメイド・イン・ジャパンですね」。こんなユーモアでいつも周りは温かい。日本で司祭になって3月に50周年を迎えた。2月には記念の…

覚え書:「インタビュー:臨床宗教師という仕事 僧侶・臨床宗教師、金田諦應さん」、『朝日新聞』2015年04月22日(水)付。

−−「【意見広告】『国会活動』を行う【正統性の無い議員】は、憲法改正を発議する正統性が無い。」、『朝日新聞』2015年04月21日(火)付。 - インタビュー:臨床宗教師という仕事 僧侶・臨床宗教師、金田諦應さん 2015年04月22日(写真キャプション)趣味の…

日記:単に同情心とか感受性の鋭敏さとかに帰して片づけきれない、人間性の本然の成り立ちに根ざした深い平衡感覚(シモーヌ・ヴェイユ)

- シモーヌ・ヴェイユの伝記については、現在では日本語で書き下ろされたものも何冊かあり(巻末文献表参照)、リースやダヴィなど外国の研究書の翻訳も出版されて、この国の人々にもだいぶ知られるようになったが、それらのどの本にも好んで引用されている…

日記:「賀川豊彦と吉野作造 貧しき者、弱き者のために」展 於・賀川豊彦記念松沢資料館、4/28〜6/27 開催告知

- ともにキリスト教者だった賀川豊彦と吉野作造は、当時の未熟な資本主義社会の中で困窮する人々を助けるため、様々な社会事業に取り組みました。日本のセツルメント活動の草分け的存在となった2人の事跡から、大正デモクラシーの中に芽生えた相互扶助の心…

日記:「キリスト教の人ですか?」「創価学会の人ですか?」ただの普通の人です。

- 「福祉事務所まで行くお金がないのだったら、私がお金を貸してあげましょう」 気持ちをもう少し引き出すために具体的な提案をしてみました。電車賃は一六〇円です。 貰うのがいやなら貸してあげることにすれば気持ちの負担は少ないでしょう。この具体的な…

覚え書:「今週の本棚:昨日読んだ文庫 中村元『原始仏典を読む』岩波現代文庫=植木雅俊」、『毎日新聞』2015年04月05日(日)付。

- 今週の本棚 昨日読んだ文庫 植木雅俊 本来の仏教について知りたい人に薦めたいのに長年、絶版状態だった中村元著『原始仏典を読む』(岩波現代文庫)が昨年九月復刊され、改めて名著の思いを新たにした。 大学時代、極度の自己嫌悪に陥っていた時、中村訳…

覚え書:「ローマ法王:原発は『バベルの塔』懸念 文明のひずみ指摘」、『毎日新聞』2015年03月22日(日)付。

- ローマ法王:原発は「バベルの塔」懸念 文明のひずみ指摘 毎日新聞 2015年03月22日 東京朝刊 【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王は20日、バチカン(ローマ法王庁)を公式訪問した日本の司教団と会見。東日本大震災の福島第1原発事故に関連し、…

書評:将基面貴巳『言論抑圧 矢内原事件の構図』中公新書、2014年。

将基面貴巳『言論抑圧 矢内原事件の構図』中公新書,読了。『中央公論』掲載の「国家の理想」が反戦的とされ辞任に追い込まれた矢内原忠雄事件は戦前日本を代表する政治弾圧の一つだ。本書は歴史を複眼的に見る「マイクロヒストリー」の手法から、言論抑圧事…

拙文:「読書:井上順孝編『21世紀の宗教研究』平凡社 刺激に富む先端科学との邂逅」、『聖教新聞』2014年11月22日(土)付。

- 読書 21世紀の宗教研究 井上順孝編 刺激に富む先端科学との邂逅 「科学的」という評価が合理的な価値あるものと見なされる現代。その対極に位置するのが宗教だ。宗教を迷信と捉えず、「宗教とは何か」を科学的に探究するのが宗教学の出発だったが、学の…

覚え書:「教員採用:性的指向や宗教質問 心理テスト、4自治体使用」、『毎日新聞』2014年11月16日(日)付。

- 教員採用:性的指向や宗教質問 心理テスト、4自治体使用 毎日新聞 2014年11月16日 2013年に行われた教員採用試験の適性検査を巡り、山梨県や山形県など少なくとも4自治体の教育委員会が、性的指向や宗教についての質問を含む心理テストを使用していた…

書評:スティーヴン・プロセロ(堀内一史訳)『宗教リテラシー:アメリカを理解する上で知っておきたい宗教的教養』麗澤大学出版会、2014年。

スティーヴン・プロセロ(堀内一史訳)『宗教リテラシー:アメリカを理解する上で知っておきたい宗教的教養』麗澤大学出版会、読了。アメリカ人は信心深い割には宗教に関して無知であり、基本的な知識に疎いうという。本書の副題「アメリカを理解する上で知…

日記:言葉を軽んじたり翫ぶ人間は人間そのものをも軽んじたり翫んだりしますよ。

「サンデー毎日」今週号は、スクープ「ヘイトスピーチ神社の過激暴言」を掲載しました。国際社会からも注視される日本のヘイトスピーチ(憎悪表現)問題。本誌は、世界遺産に登録されている神社の宮司さんが、ブログでたびたび過激発言をしていたことをキャ…

日記:「キリスト者である前に日本人である」云々式の精神論の問題

日本的精神風土に対峙してきたのが、(実際のところ、メインストリームではない・涙)「自律」したキリスト者たちの血涙の系譜になるから、その超越的な警世批判には、いつも憧憬する。それは、内村鑑三しかり、南原繁しかり、矢内原忠雄しかり、柏木義円し…

覚え書:「『昭和天皇実録』を読み解く 専門家の目:下 欧州外遊、キリスト教に興味」、『朝日新聞』2014年10月28日(火)付。

―――-「昭和天皇実録」を読み解く 専門家の目:下 欧州外遊、キリスト教に興味 2014年10月28日 ■始祖は天照大神、自ら宮中祭祀 伊勢神宮の祭神でもある天照大神(あまてらすおおみかみ)を始祖とし、自らも宮中祭祀(さいし)を行ってきた天皇。その天皇が神…

日記:世界遺産がジェノサイドを肯定する21世紀

「奈良県の世界遺産である吉水神社の宮司が神社のブログ上で、アメリカのテレビ番組で放送された「中国人を皆殺しにしよう」との発言を支持する主張をしていたことがわかった。番組はアメリカ国内で問題視されていた。世界遺産がジェノサイドを肯定するのは…

日記:カトリック信仰者の靖国神社への収斂とはこれいかに。

歴史的仮名遣の『神社新報』まとめて読んでいたら、わりとうけまくってしまい、つらい。 ( ※特定のイデオロギーの紐帯としての神社信仰には唾棄を覚えるけれども、熊楠のような対峙と同化と臆面もなく錯覚するのとは同義ではない包摂には憧憬を覚えますがね…

拙文:「読書 宗教とグローバル市民社会 ロバート・N・ベラー、島薗進、奥村隆編・岩波書店」、『聖教新聞』2014年09月27日(土)付。

- 読書 宗教とグローバル市民社会 ロバート・N・ベラー、島薗進、奥村隆編偏狭な国家主義への憂慮 一昨年秋、宗教社会学の巨人ロバート・ベラーは85歳の恒例にもかかわらず来日し、立教大学などで精力的に講演した。本書は、その講演・シンポジウムの内容…

覚え書:「千の証言:軍国エリート少年、キリスト教の道究める 手のぬくもり、しみた 賀川豊彦に見いだされ=大木英夫さん」『毎日新聞』2014年09月23日(火)付。

- 千の証言:軍国エリート少年、キリスト教の道究める 手のぬくもり、しみた 賀川豊彦に見いだされ 毎日新聞 2014年09月23日 東京朝刊(写真キャプション)キリスト教に出会った日々を振り返る大木さん=東京都北区の自宅で、山田大輔撮影 東京陸軍幼年学校の…

催しのご案内:企画展「吉野作造と賀川豊彦―貧しき者、弱き者のために」(吉野作造記念館)

企画展「吉野作造と賀川豊彦―貧しき者、弱き者のために」ともにキリスト教者だった吉野作造と賀川豊彦は、当時の未熟な資本主義社会の中で 困窮する人々を助けるため、様々な社会事業に取り組みました。日本のセツルメント 活動の草分け的存在となった2人の…

覚え書:「書評:仏教学者 中村元 植木雅俊著=若松英輔・評」、『読売新聞』2014年09月07日(日)付。

- 仏教学者 中村元 植木雅俊著 角川選書 1800円 評・若松英輔(批評家)知の土壌を耕す 中村元は、二十世紀の東洋思想研究を牽引した碩学である。その研究範囲は著しく広く、残された業績もじつに大きい。彼の著作集は四十巻に及ぶ。古代インド哲学から…