2014-06-26から1日間の記事一覧

覚え書:「書評:法然の思想 親鸞の実践 佐々木 正 著」、『東京新聞』2014年06月22日(日)付。

- 法然の思想 親鸞の実践 佐々木 正 著 2014年6月22日 ◆「人間解放」でつながる師弟 [評者]武田鏡村=作家 法然と親鸞の師弟関係と念仏信仰は、それぞれを開祖と仰ぐ浄土宗と浄土真宗の各教団によって、これまで分断されてあまり顧みられることはなかった…

覚え書:「書評:柳田国男の話 室井 光広 著」、『東京新聞』2014年06月22日(日)付。

- 柳田国男の話 室井 光広 著 2014年6月22日◆災厄への予感にも鷹揚と [評者]神山睦美=文芸評論家 東日本大震災以後、柳田国男にふれた文章を目にすることが多くなった。柳田を民俗学の枠に収まらない普遍的な思想家とみなし、その文業をたどった本書もま…

覚え書:「今週の本棚:角田光代・評 『文芸誌編集実記』=寺田博・著」、『毎日新聞』2014年06月22日(日)付。

- 今週の本棚:角田光代・評 『文芸誌編集実記』=寺田博・著 毎日新聞 2014年06月22日 東京朝刊 (河出書房新社・2160円) ◇文学と対峙し、時代を創った名物編集者 まず著者である寺田博氏について説明したい。一九六一年に河出書房新社に入社。倒産によ…

書評:N・アジミ、M・ワッセルマン(小泉直子訳)『ベアテ・シロタと日本国憲法 父と娘の物語』岩波ブックレット、2014年。

N・アジミ、M・ワッセルマン(小泉直子訳)『ベアテ・シロタと日本国憲法 父と娘の物語』岩波ブックレット、読了。日本国憲法に男女平等の原理を書き込んだベアテの父は日本に西洋音楽を伝えた世界的なピアニスト。知られざる父レオの生涯へ光を当てること…