2014-07-11から1日間の記事一覧

覚え書:「荒野の古本屋 [著]森岡督行/偶然の装丁家 [著]矢萩多聞 [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)」、『朝日新聞』2014年07月06日(日)付。

- 荒野の古本屋 [著]森岡督行/偶然の装丁家 [著]矢萩多聞 [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター) [掲載]2014年07月06日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 ■生き方はそれぞれ、背中押すシリーズ 晶文社が一九八〇年代に刊行していた「就職しないで…

覚え書:「書評:昭和の演藝 二〇講 矢野 誠一 著」、『東京新聞』2014年07月06日(日)付。

- 昭和の演藝 二〇講 矢野 誠一 著 2014年7月6日 ◆火花散らす客と芸人 [評者]倉田喜弘=芸能史家 「昭和の演藝」といえば、きまって思い出す話がある。浪曲の広沢虎造や寿々木米若(すずきよねわか)らが、佐官待遇として重爆撃機に乗り、南方戦線で戦う日…

覚え書:「書評:アメリカ的、イギリス的 テリー・イーグルトン 著」、『東京新聞』2014年07月06日(日)付。

- アメリカ的、イギリス的 テリー・イーグルトン 著 2014年7月6日 ◆歯に衣着せぬ文化論 [評者]宇波彰=評論家 テリー・イーグルトンはイギリスの著名な批評家であり、その著作の多くが邦訳されている。原書のサブタイトルは「ある英国人のアメリカ観」であ…

書評:金山泰志『明治期日本における民衆の中国観 教科書・雑誌・地方新聞・公団・演劇に注目して』芙蓉書房出版、2014年。

金山泰志『明治期日本における民衆の中国観』芙蓉書房出版、読了。知識人の中国観研究は数多く存在するが民衆のそれは皆無。本書はその嚆矢。「日本社会一般で漠然と共有されていた中国観=一般民衆の中国観」に着目し「教科書・雑誌・地方新聞・公団・演劇…