歴史学
笑いながら。。。。同調する日本人?辛淑玉さんのこの発言こそ、国連に報告すべきでは?国連では加盟国のすべての国に自衛権が認められています。#辛淑玉 https://t.co/utiC6vrh0u— 辻よしたか (@ytsuji2001) 2017年1月8日民間の一市民の発言を国連のどこに…
- 学校と私 教えられた歴史を見る目=小樽商科大教授・荻野富士夫さん毎日新聞2016年2月8日 東京朝刊 荻野富士夫(おぎの・ふじお)さん 実家は埼玉県北東部にある旧菖蒲町(現久喜市)の兼業農家です。父親は保険外交員、母親は米や野菜作りをし、私は4人…
歴史修正というのはこういうことだよな。小学館学習まんが「少年少女日本の歴史」の1969年版は「新しい憲法に戦争放棄を…」と幣原喜重郎が語っているが、1994年版は同じセリフをマッカーサーに語らせている pic.twitter.com/wUPVXahtEX— あざらしじいさん泥…
- 【言わねばならないこと】(63)「冷戦体制」の温存 トロント大教授・米山リサさん2016年1月14日 安倍晋三首相が昨年四月に米議会で演説し「先の大戦」への反省を表明した。しかし、アジアでの侵略や植民地支配には触れなかった。これは、米国重視、アジ…
- インタビュー:歴史から学ぶ 米コロンビア大学教授、マーク・マゾワーさん 2016年01月13日(写真キャプション)「1821年のギリシャ独立戦争をテーマに、欧州すべてがかかわった大きな物語として描きたい」=ニューヨーク、増池宏子氏撮影 写真・図版 …
- 読書ヨーロッパとはどこか 中嶋洋平 著統合の理想と現実を綴る ユーラシア大陸の西端の狭い一角に、数多くの主権国家がひしめくヨーロッパ−−複雑な国境線を超えた一つのまとまりとして理解されている。なぜなら、現代世界を規定する理念と仕組みの全ては国…
- 関東大震災時の虐殺 二三(大正一二)年九月一日、関東地方を襲った大地震とそれによる大火災の中で、数多くの朝鮮人が日本の軍隊・警察、さらには日本人自警団などによって虐殺される事態が生じた。「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」「爆弾を持って襲撃し…
- こちら特報部歴史修正主義の教科書検定政権の意向 侵食広がる自主規制 関東大震災朝鮮人虐殺 「殺害は数千人」→「数に通説ない」アイヌ差別の旧土人法 土地「取り上げ」→「あたえ」沖縄戦住民虐殺 スパイ扱い「殺害」→「処罰」 (写真キャプション)清水書…
- ここまであえて避けてきたこと、袁世凱の人物を少し述べてしめくくりたい。評伝なのだから、それを真っ先につかまえたうえで、構成を組み立てるのが、むしろ正攻法なのだろう。しかし、ふつつかな歴史家には、とても無理な芸当、知りうる事蹟の客観的な復…
飯野亮一『居酒屋の誕生』ちくま学芸文庫、読了。幕府の開かれた江戸は男性都市としてスタートし、居酒屋は非常な発達を遂げたという。「暖簾は縄暖簾と決まっていた?」「朝早くから営業していた?」様々な疑問に答える形でその実像と変化を追う好著。副題…
樋口直人『日本型排外主義 在特会・外国人参政権・東アジア地政学』名古屋大学出版会、読了。果たしてフラストレーションやルサンチマンといった社会不安だけが日本の排外主義の動機となっているのか。本書は先行研究を踏まえ、著者自身の聞き取り調査も加え…
- みんなの広場 政府の慰安婦対応は日本の恥 無職 72(東京都小平市) 菅義偉官房長官は、国連人権委員会が従軍慰安婦に関して謝罪と賠償を勧告した報告書に対し「国際社会で誤解が生じている。政府の立場と取り組みをこれまで以上に説明してきたい」と述べ…
- 読書 アダム・スミスとその時代 ニコラス・フィリップソン・著 永井大輔・訳近代経済学の父の生涯と思想 近代経済学の父=アダム・スミスの最新の評伝である。その生涯と思想をバランスよく叙述する本書は、大部の著作ながら一気に読み通すことができる。 …
- 書評 『アジア主義 その先の近代へ』 中島岳志著 潮出版社 定価1900円+税「思想としてのアジア主義」の可能性 アジア主義とは国家を超えたアジアの連帯を模索する戦前日本の思想的営みと実践のことだが、日本思想史においては、これほど罵倒にみまれ…
金山泰志『明治期日本における民衆の中国観』芙蓉書房出版、読了。知識人の中国観研究は数多く存在するが民衆のそれは皆無。本書はその嚆矢。「日本社会一般で漠然と共有されていた中国観=一般民衆の中国観」に着目し「教科書・雑誌・地方新聞・公団・演劇…
松田美佐『うわさとは何か ネットで変容する「最も古いメディア』中公新書、読了。「根も葉もない」とも「火のないところに煙は立たぬ」と両義性をもって扱われるのがうわさ。対極の受容ながらどこか今ひとつわかりにくい。本書は古典的研究を踏まえた上で「…
河添房江『唐物の文化史 舶来品からみた日本』岩波新書、読了。唐物とはもと中国からの舶来品を指す言葉で、転じて広く異国からもたらされた品を指す。本書は、古代から現代まで、唐物というモノを通して日本文化の変遷を問う一冊。日本人はなぜ舶来品が好き…
波多野澄雄『国家と歴史 戦後日本の歴史問題』中公新書、読了。戦後日本は、先の大戦をどのように検証し、国民に説明し、負の遺産にどのように向き合ってきたのか。一億層懺悔から戦争記念館まで−−。「脱帝国化」に失敗した戦後日本の歩みを概観し、未来への…
岡田温司『黙示録 イメージの源泉』岩波新書、読了。禍々しいイメージがつきまとう黙示録だが、本来の意味は「秘密のヴェールが剥がれること」。一体、どのような書物なのか。そしてその思想やイメージはどう育まれてきたのか。本書はテクストに忠実に寄り添…
- 文化 マンショ肖像制作の曲折(写真キャプション)マンショの肖像画(個人蔵、画像はトリブルツィオ財団提供)。裡面の銘文は「D.Mansio Nipote del Re di Figenge Amb( asciator ) e del Re Fra( nces ) co Bvgnocingva a sva San ( tit ) a」※かっこ内は…
- 発言 海外から 歴史は地名と共に ユルゲン・ウドルフ ライプチヒ大学名誉教授 「ハーメルンの笛吹き男」は、今もドイツ史に残る大きな謎だ。 昔、ドイツ西部ハーメルンの街はネズミの大群に悩まされていた。そこにある男が現れて笛を吹き、ネズミを川にお…
大塚ひかり『本当はひどかった昔の日本』新潮社、読了。「昔は良かった」と誰もが言うが、本当に昔の日本は良かったのか。本書は古典を材料にその内実をユーモアに検証する。「古典ってワイドショーだったんですね!」(帯)。昔は良かったwとは大嘘。 『源…
一坂太郎『司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像』集英社新書、読了。「司馬で歴史を学んだ」という人が後を絶たないように、日本人の歴史観に大きな影響を与えたのが司馬遼太郎。しかし司馬小説はあくまでフィクションであり歴史教科書では…
- 保阪正康の昭和史のかたち [戦後直結のゼストセラー] 事実伝える回路の大切さ 太平洋戦争終結直後、どのような書がベストセラーになったか、その内実を探っていくと、さまざまなことがわかる。昭和前期の戦前、戦時下はいわば言論弾圧の時代と評すること…
- 歴史はまた、起源をおごそかに祭りあげるのを笑うことを教えてくれる。起源をもちあげること、それは「万物の始めには最も貴重な、最も本質的なものが存在するという考え方のうちに再生する形而上学のひこばえ」なのである。ものはそもそもの始めにはその…
- 戦時下の国民は、軍部に強制されて戦争に協力するほかなかったのか。そうではなかった。それが証拠に斉藤は、二年後の翼賛選挙において、非推薦の候補ながら、兵庫五区からトップ当選を果たしている。斉藤は軍部の政治介入よりも政党の「無気力」をより強…
ロバート・イーグルストン『ホロコーストとポストモダン 歴史・文学・哲学はどう応答したか』みすず書房、読了。アドルノを引くまでもなくホロコーストは歴史・文学・哲学」を一変させた。その証言やテクストと論争、それをどのように「読む」のか。本書は、…
木村俊道『文明と教養の〈政治〉 近代以前のデモクラシー』講談社、読了。本書は近代初期のヨーロッパを中心に、思想史の観点から政治の「原型」を明らかにする試み、著者が注目するのは政治過程ではなく、政治の言説。デモクラシー以前の政治とは「文明」を…
安田敏朗『かれらの日本語 台湾「残留」日本語論』人文書院、読了。植民地支配下の台湾における国語政策(日本語教育)の実態を明らかにすることで、しばしば郷愁を持って語られる“親日”国台湾の日本語受容の歪んだ歴史を本書は厳格に指摘する。「同化」「皇…
N・ファーガソン『劣化国家』東洋経済新報社、読了。「なぜ豊かな国が貧困へと逆戻りするのか?」。西欧がトップに立ち続けた二つの要因は民主主義と資本主義、法の支配と市民社会というの4つのエンジンを実装した国民国家。その劣化を前に開発独裁の如き妖…