アジア

日記:個人の自己決定権を否定し生命尊厳を嘲笑う戦前回帰の政権を擁護するのみならず、歴史修正主義に意気揚々と加担する公明党地方議員辻義隆氏。

笑いながら。。。。同調する日本人?辛淑玉さんのこの発言こそ、国連に報告すべきでは?国連では加盟国のすべての国に自衛権が認められています。#辛淑玉 https://t.co/utiC6vrh0u— 辻よしたか (@ytsuji2001) 2017年1月8日民間の一市民の発言を国連のどこに…

日記:靖國神社で創価学会の三色旗で溢れる日も近いのかな

真珠湾から帰ってきて靖国へ行くの。ふ〜〜ん。稲田防衛相 きょう靖国神社に参拝へ | NHKニュース https://t.co/MFfGUqVoGb— 中沢けい (@kei_nakazawa) 2016年12月28日素で驚きました。ハワイからとんぼ返りしてこれかよ、と。周りが止めろよ(ご本人の知性…

日記:経歴だけエリートというのを引っ張ってくると、政治的立場の如何をとわず、結局は叡智とはほど遠い、国民国家の重力に囚われた人間だらけというシンプルな話

米山なんとか「私は従軍慰安婦が日本政府の強制において行われたと言う説を信じていません。」 https://t.co/rgNYElBXHI— ベランダハム (@Verandaham) 2016年10月17日「個人的な見解ですが、私は従軍慰安婦が日本政府の強制において行われたと言う説を信じて…

覚え書:「【言わねばならないこと】(63)『冷戦体制』の温存 トロント大教授・米山リサさん」、『東京新聞』2016年01月14日(木)付。

- 【言わねばならないこと】(63)「冷戦体制」の温存 トロント大教授・米山リサさん2016年1月14日 安倍晋三首相が昨年四月に米議会で演説し「先の大戦」への反省を表明した。しかし、アジアでの侵略や植民地支配には触れなかった。これは、米国重視、アジ…

覚え書:「インタビュー:台湾の未来 台湾の作家・龍應台さん」、『朝日新聞』2016年01月09日(土)付。

- インタビュー:台湾の未来 台湾の作家・龍應台さん 2016年01月09日 台湾のベストセラー作家、龍應台さんは、時代に翻弄(ほんろう)される民衆の姿をいたわりをこめた筆致で描き、中国語圏で大きな影響力を持つと言われる。大陸から台湾に移り住んだ外省人…

吉野作造研究:吉野作造と袁世凱

- ここまであえて避けてきたこと、袁世凱の人物を少し述べてしめくくりたい。評伝なのだから、それを真っ先につかまえたうえで、構成を組み立てるのが、むしろ正攻法なのだろう。しかし、ふつつかな歴史家には、とても無理な芸当、知りうる事蹟の客観的な復…

覚え書:「保阪正康の昭和史のかたち [八紘一宇]『世界支配』正当化の理念」、『毎日新聞』2015年04月11日(土)付。

- 保阪正康の昭和史のかたち[八紘一宇] 「世界支配」正当化の理念 いささかでも昭和史に関心をもっていれば、「八紘一宇」という語にふれると、瞬時にして2、3の史実には思い至る。国会でこうした語が吐かれたと知ったとき、まさか今は昭和10年代では…

日記:積極的平和主義を「後方支援」するのみならず歴史修正主義に積極的に荷担する公明党

残念ながら、昨日富山県議会で「慰安婦問題に関する適切な対応を求める意見書」が自民党、公明党などにより強行採択されました。日本会議系の武田慎一議員から提案説明、共産党の火爪弘子議員が反対討論しました。早速、抗議声明が出されています。 pic.twit…

覚え書:「ニュースQ3:『八紘一宇』戦時中のスローガンを国会でなぜ?」、『朝日新聞』2015年03月19日(土)付。

- ニュースQ3:「八紘一宇」戦時中のスローガンを国会でなぜ? 2015年03月19日(写真キャプション)「八紘一宇」について触れる自民党の三原じゅん子参院議員 「日本が建国以来、大切にしてきた価値観、八紘一宇(はっこういちう)」――。三原じゅん子・自…

覚え書:「こちら特報部 侵略戦争を正当化 八紘一宇国会質問」、『東京新聞』2015年03月19日(土)付。

- こちら特報部 侵略戦争を正当化 八紘一宇国会質問 戦後七十年の国会で、こうした言葉が飛び出すとは思いもしなかった。「八紘一宇」だ。自民党の三原じゅん子参院議員(五〇)が十六日、参院予算委員会で「日本が建国以来、大切にしてきた価値観」と紹介し…

日記:「紹介したい大切な価値観、八紘一宇」(三原じゅん子代議士)、ええと……「日本の理想を生かすために、一先ず此の国を葬って下さい」(矢内原忠雄)

参議院予算委員会にて三原じゅん子議員、皆様にご紹介したい言葉として「八紘一宇」だそうな。おいおい。— 氏家法雄 (@ujikenorio) 2015, 3月 16租税回避を防ぐ理念が八紘一宇ってお前なあ(´・_・`)— 氏家法雄 (@ujikenorio) 2015, 3月 16国会議員の劣化幼稚化…

日記:【ご案内】吉野作造記念館 戦後70周年記念「大崎市岩出山出身写真家 岡本央が見てきた中国」

「親切と楽天」(牧野英一)、「人道の戦士、吉野作造」(赤松克麿)、「学者、思想家のガウンを著けた大親分」……。1933(昭和8)年の今日、吉野作造博士が逝去。その遺徳をしのびつつ、吉野作造ゆかりの催し物をご紹介します。 - 催しのご案内 吉野作造記念…

覚え書:「戦争『物語化』への危惧 寄稿 笠原十九司」、『毎日新聞』2015年03月09日(月)付夕刊。

- 戦争「物語化」への危惧 実態を知り本当の鎮魂を 寄稿 笠原十九司(都留文化大名誉教授・日中関係史、中国近現代史) 「いとしい我が子や妻を思い、残していく父、母に幸多かれ、ふるさとの山河よ、緑なせと念じつつ、尊い命を捧げられた、あなた方の犠牲…

覚え書:「耕論:ヘイトスピーチへの処方箋 樋口直人さん、師岡康子さん、阪口正二郎さん」、『朝日新聞』2014年10月02日(木)付。

- 耕論 ヘイトスピーチへの処方箋 樋口直人さん、師岡康子さん、阪口正二郎さん 2014年10月2日 全国に広がるヘイトスピーチ(憎悪表現)。今夏、国連の二つの機関が相次いで日本政府に対処を求めた。だが、法規制には慎重論もある。どんな処方箋(せん)が必…

書評:岩下明裕編『領土という病 国境ナショナリズムへの処方箋』北海道大学出版会、2014年。

岩下明裕編『領土という病 国境ナショナリズムへの処方箋』北海道大学出版会、読了。領土問題は全て政治的に「構築(construct)」された産物であり、ひとは常に「領土の罠」に穽っている。本書はボーダースタディーズの立場から「領土という病」の治療を目…

覚え書:「みんなの広場 政府の慰安婦対応は日本の恥」、『毎日新聞』2014年09月14日(日)付。

- みんなの広場 政府の慰安婦対応は日本の恥 無職 72(東京都小平市) 菅義偉官房長官は、国連人権委員会が従軍慰安婦に関して謝罪と賠償を勧告した報告書に対し「国際社会で誤解が生じている。政府の立場と取り組みをこれまで以上に説明してきたい」と述べ…

覚え書:「防衛省:有事の隊員輸送、民間船員も戦地に 予備自衛官として、検討 フェリー2隻借り上げ」、『毎日新聞』2014年08月03日(日)付。

- 防衛省:有事の隊員輸送、民間船員も戦地に 予備自衛官として、検討 フェリー2隻借り上げ 毎日新聞 2014年08月03日 東京朝刊 尖閣諸島を含む南西諸島の有事の際、自衛隊員を戦闘地域まで運ぶために民間フェリーの船員を予備自衛官とし、現地まで運航させる…

日記:抵抗としてのアジア主義:吉野作造の場合

- 天心にあっては、美(そしてそれとほとんど同義の宗教)が最大の価値であり、文明はこの普遍的価値を実現するための手段である。美は人間の本性に根ざすから、西欧だけが独占すべきではない[竹内 一九九三:三二九] 竹内の見るところ、アジア主義は岡倉…

書評:金山泰志『明治期日本における民衆の中国観 教科書・雑誌・地方新聞・公団・演劇に注目して』芙蓉書房出版、2014年。

金山泰志『明治期日本における民衆の中国観』芙蓉書房出版、読了。知識人の中国観研究は数多く存在するが民衆のそれは皆無。本書はその嚆矢。「日本社会一般で漠然と共有されていた中国観=一般民衆の中国観」に着目し「教科書・雑誌・地方新聞・公団・演劇…

書評:河添房江『唐物の文化史 舶来品からみた日本』岩波新書、2014年。

河添房江『唐物の文化史 舶来品からみた日本』岩波新書、読了。唐物とはもと中国からの舶来品を指す言葉で、転じて広く異国からもたらされた品を指す。本書は、古代から現代まで、唐物というモノを通して日本文化の変遷を問う一冊。日本人はなぜ舶来品が好き…

書評:波多野澄雄『国家と歴史 戦後日本の歴史問題』中公新書、2011年。

波多野澄雄『国家と歴史 戦後日本の歴史問題』中公新書、読了。戦後日本は、先の大戦をどのように検証し、国民に説明し、負の遺産にどのように向き合ってきたのか。一億層懺悔から戦争記念館まで−−。「脱帝国化」に失敗した戦後日本の歩みを概観し、未来への…

書評:師岡康子『ヘイト・スピーチとは何か』岩波新書、2013年。

師岡康子『ヘイト・スピーチとは何か』岩波新書、読了。民主主義社会を根柢から覆す差別煽動としてのヘイト・クライムの蔓延する現代日本。本書は日本の現状と背景を概観した上で、諸外国の人種差別撤廃政策を参照し、現代日本が取り組むべき対策について具…

日記:「『大切な遍路道』を朝鮮人の手から守りましょう」こそ、空海の精神、そして仏教の精神、そしてもっといえば、宗教とは全く対極の立場

日本仏教の現状に私は懐疑的であるし、大戦下において一部の密教僧侶のルーズベルト呪詛などというソレは確かに噴飯ものだけど、インドで誕生し、中国・朝鮮半島を経て日本へ伝来した三国仏教史としての日本的展開(文化内開花)を考えるならば、その直因は…

覚え書:「発言 海外から 『謝罪の時代』直視せよ=キャロル・グラック」、『毎日新聞』2014年04月09日(水)付。

- 発言 海外から 「謝罪の時代」直視せよ キャロル・グラック コロンビア大学教授(日本近現代史) 歴史問題、特に20世紀に起きた問題を今も抱えるのは日本だけではない。国際社会には、国家が過去とどう向き合うかについての規範がある。第二次大戦後に発…

覚え書:「『ナショナリズムとの連動懸念』 集団的自衛権でナイ氏」、「(集団的自衛権 行方を問う)日本が進むべき道は 賛否や論点を聞く」、『朝日新聞』2014年03月16日(日)付。

- 「ナショナリズムとの連動懸念」 集団的自衛権でナイ氏 ワシントン=大島隆2014年3月16日03時12分 ジョセフ・ナイ・ハーバード大学教授 オバマ米政権に近い米国の知日派の代表格として知られる米国のジョセフ・ナイ・ハーバード大学教授(元米国防次官補)…

日記:戦時下の国民は、軍部に強制されて戦争に協力するほかなかったのか。そうではなかった。

- 戦時下の国民は、軍部に強制されて戦争に協力するほかなかったのか。そうではなかった。それが証拠に斉藤は、二年後の翼賛選挙において、非推薦の候補ながら、兵庫五区からトップ当選を果たしている。斉藤は軍部の政治介入よりも政党の「無気力」をより強…

書評:安田敏朗『かれらの日本語 台湾「残留」日本語論』人文書院、2011年。

安田敏朗『かれらの日本語 台湾「残留」日本語論』人文書院、読了。植民地支配下の台湾における国語政策(日本語教育)の実態を明らかにすることで、しばしば郷愁を持って語られる“親日”国台湾の日本語受容の歪んだ歴史を本書は厳格に指摘する。「同化」「皇…

覚え書:「『不戦の誓い』場所が違う 程永華・駐日中国大使が寄稿」、『毎日新聞』2013年12月30日(月)付。

- 「不戦の誓い」場所が違う 程永華・駐日中国大使が寄稿 安倍晋三首相の靖国神社参拝について、中国の程永華駐日大使が毎日新聞に寄稿し、「不戦の誓い」をする場を間違えていると厳しく批判した。 日本を代表する政府の指導者が第二次世界大戦のA級戦犯も…

日記:心の個々の力の一面的な発展はどんなものでも……悲惨な結末に達し、思いがけない大事件が嵐のように殺到して

- 心の個々の力の一面的な発展はどんなものでも、それが合理的な力であろうと非合理的な力であろうと、全体をかき乱すおそれがあり、だんだん高まってゆくと最後には、個人にとっても集団にとっても民族全体にとっても、悲惨な結末に達し、思いがけない大事…

書評:吉見俊哉『アメリカの越え方 和子・俊輔・良行の抵抗と越境』弘文堂、2012年。

吉見俊哉『アメリカの越え方 和子・俊輔・良行の抵抗と越境』弘文堂、読了。東アジア史とは植民地支配に軸を置く「戦時」の歴史だから、米国の覇権(戦前日本も同じ)とのねじれと真正面から格闘するほかない。本書は、アメリカと関わった鶴見「和子・俊輔・…