2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「折々のことば:806 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年07月07日(金)付。

- 折々のことば:806 鷲田清一 2017年7月7日 出来れば理由は聞かないで欲しい。 大切なことには、理由がないのだ。 (伊勢真一) ◇ 映画監督が長く企画・主宰してきた映画祭がついに幕を下ろした。限りある「いのち」を生きて。理由は言いようがない。な…

覚え書:「ビジネス ユニクロ潜入一年 [著]横田増生」、『朝日新聞』2017年11月05日(日)付。

- ビジネス ユニクロ潜入一年 [著]横田増生ビジネス ユニクロ潜入一年 [著]横田増生 2017年11月05日 ■安価な衣類生み出す労働の実態 工場や企業に勤めて記す潜入取材。アマゾン、ヤマト運輸などの現場に潜入してきた著者が、今回1年かけて入り込んだの…

覚え書:「著者に会いたい 大家さんと僕 矢部太郎さん」、『朝日新聞』2017年11月05日(日)付。

- 著者に会いたい 大家さんと僕 矢部太郎さん著者に会いたい 大家さんと僕 矢部太郎さん 2017年11月05日矢部太郎さん=伊ケ崎忍撮影■もはや家族のような日々を漫画に この階段を上がった先の部屋を間借りして8年。木造2階建ての1階には88歳の大家さんが…

覚え書:「著者に会いたい さよなら、田中さん 鈴木るりかさん」、『朝日新聞』2017年10月29日(日)付。

- 著者に会いたい さよなら、田中さん 鈴木るりかさん著者に会いたい さよなら、田中さん 鈴木るりかさん 2017年10月29日鈴木るりかさん=飯塚悟撮影■キャラクターが勝手に動き出す 14歳の誕生日、この10月17日に作家デビューした。 小学4年、5年、…

覚え書:「耕論 自民大敗の底流 宇野重規さん、本郷和人さん」、『朝日新聞』2017年07月06日(木)付。

- 耕論 自民大敗の底流 宇野重規さん、本郷和人さん 2017年7月6日グラフィック・大屋信徹 「おごれる人も久しからず、只(ただ)春の夜(よ)の夢のごとし」。思い上がった権力は必ず滅びると、「平家物語」は伝えている。東京都議選で大敗を喫した自民党。…

覚え書:「ひと ヨハン・ガルトゥングさん 日本人への提言を本にまとめた「平和学の父」」、『朝日新聞』2017年07月06日(木)付。

- ひと ヨハン・ガルトゥングさん 日本人への提言を本にまとめた「平和学の父」 2017年7月6日ヨハン・ガルトゥングさん 祖国ノルウェーはナチスドイツに占領され、父は強制収容所に送られた。平和研究を志し、半世紀前に「積極的平和」を提唱したことで知ら…

覚え書:「著者に会いたい アメリカン・ウォー(上・下) オマル・エル=アッカドさん」、『朝日新聞』2017年10月22日(日)付。

- 著者に会いたい アメリカン・ウォー(上・下) オマル・エル=アッカドさん著者に会いたい アメリカン・ウォー(上・下) オマル・エル=アッカドさん 2017年10月22日オマル・エル・アッカドさん■紛争地の現実を未来小説に 日本語版の表紙は上巻が赤、下巻…

覚え書:「売れてる本 月たった2万円のふたりごはん [著]奥田けい」、『朝日新聞』2017年11月05日(日)付。

- 売れてる本 月たった2万円のふたりごはん [著]奥田けい売れてる本 月たった2万円のふたりごはん [著]奥田けい 2017年11月05日 ■愛の料理で胃袋わしづかみ 眞子さまの婚約者であらせられる小室圭さんが購入したことで話題になり、大ヒットしている料…

覚え書:「エンタメfor around 20 「徳パンク」、新星の予感」、『朝日新聞』2017年10月29日(日)付。

- エンタメfor around 20 「徳パンク」、新星の予感エンタメfor around 20 「徳パンク」、新星の予感 2017年10月29日 人間の善行……功徳からエネルギーを生み出すことに成功した人類は、徳エネルギーによる理想社会を築こうとしていた。だが突如として起こっ…

日記:この世に「最低の学校」というのがあるとすれば、それは教員全員が同じ教育理念を信じ、同じ教育方法で、同じ教育目標のために授業をしている学校

- この世に「最低の学校」というのがあるとすれば、それは教員全員が同じ教育理念を信じ、同じ教育方法で、同じ教育目標のために授業をしている学校だと思います(独裁者が支配している国の学校はたぶんそういうものになるでしょう)。でも、そういう学校か…

覚え書:「折々のことば:804 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年07月05日(水)付。

- 折々のことば:804 鷲田清一 2017年7月5日 「さま」をつけるまで行きつけない。手前でこときれる。ああ、おつかれ。 (小池昌代) ◇ 〈この世を生き抜くためには/挨拶(あいさつ)はひとつでいい/「お疲れ」だけで事足りる〉。この3行で締めくくるト…

覚え書:「作家LIVE 角田光代さん、池澤夏樹さん 源氏物語を「普段着の天女」に」、『朝日新聞』2017年10月29日(日)付。

- 作家LIVE 角田光代さん、池澤夏樹さん 源氏物語を「普段着の天女」に作家LIVE 角田光代さん、池澤夏樹さん 源氏物語を「普段着の天女」に 2017年10月29日 いけざわ・なつき 1945年、北海道生まれ。88年、『スティル・ライフ』で芥川賞。20…

覚え書:「手塚治虫生誕90周年 ガラスの地球を救え」、『朝日新聞』2017年11月06日(月)付。

- 手塚治虫生誕90周年 ガラスの地球を救え手塚治虫生誕90周年 ガラスの地球を救え 2017年11月06日手塚治虫「ガラスの地球を救え」●手塚治虫、最後のメッセージ 刊行は1989年、手塚治虫の他界直後のこと。実に700作を超えるマンガに比べれば、手塚…

覚え書:「手塚治虫生誕90周年 2017年、マンガの神様 生誕90周年へ! 手塚プロダクション松谷社長インタビュー」、『朝日新聞』2017年11月08日(水)付。

- 手塚治虫生誕90周年 2017年、マンガの神様 生誕90周年へ! 手塚プロダクション松谷社長インタビュー手塚治虫生誕90周年 2017年、マンガの神様 生誕90周年へ! 手塚プロダクション松谷社長インタビュー 2017年11月08日 手塚治虫生誕90周年を前に手塚治…

覚え書:「その記事、ウソ?ホント? 『中央公論』7月号、偽ニュースめぐる寄稿」、『朝日新聞』2017年07月05日(水)付。

- その記事、ウソ?ホント? 「中央公論」7月号、偽ニュースめぐる寄稿 2017年7月5日 記事に仕込まれた“正解”表示。各行の上にある太字を右から読むと「(2)が本当です」と読める。記者は気づけなかった。 写真・図版 米トランプ政権の誕生を機に世界的に…

覚え書:「耕論 パリ協定へ背向けた米 森本あんりさん、米本昌平さん、REINAさん」、『朝日新聞』2017年07月05日(水)付。

- 耕論 パリ協定へ背向けた米 森本あんりさん、米本昌平さん、REINAさん 2017年7月5日コラージュ・宮嶋章文 トランプ米大統領が決めた、パリ協定からの離脱。粗雑にもみえる判断の背景には、何があるのか。地球温暖化対策の国際的枠組みからの米国の離…

覚え書:「手塚治虫生誕90周年 萩尾望都・諸星大二郎・くらもちふさこ・松本大洋・羽海野チカ… 手塚治虫文化賞受賞作家がメッセージ」、『朝日新聞』2017年11月08日(水)付。

- 手塚治虫生誕90周年 萩尾望都・諸星大二郎・くらもちふさこ・松本大洋・羽海野チカ… 手塚治虫文化賞受賞作家がメッセージ手塚治虫生誕90周年 萩尾望都・諸星大二郎・くらもちふさこ・松本大洋・羽海野チカ… 手塚治虫文化賞受賞作家がメッセージ 2017年…

覚え書:「文学効能事典—あなたの悩みに効く小説 [著]エラ・バーサド、スーザン・エルダキン [評者]斎藤美奈子 (文芸評論家)」、『朝日新聞』2017年09月24日(日)付。

- 文学効能事典—あなたの悩みに効く小説 [著]エラ・バーサド、スーザン・エルダキン [評者]斎藤美奈子 (文芸評論家) 本読書欄にも「悩んで読むか、読んで悩むか」というお悩み相談コーナーがあるけれど、それをもっと強烈にしたのが本書。なにしろ文学愛好…

覚え書:「私にはいなかった祖父母の歴史 [著]イヴァン・ジャブロンカ [評者]円城塔  (作家)」、『朝日新聞』2017年09月24日(日)付。

- 私にはいなかった祖父母の歴史 [著]イヴァン・ジャブロンカ [評者]円城塔 (作家) [掲載]2017年09月24日 著者は歴史家である。 ホロコーストで父方の祖父母を亡くしている。それは著者が生まれる前のできごとだから、亡くしたというより、もともといなか…

日記:なぜ、公明党を支援する創価学会活動家が右傾化するのか。

うちの地区の学会員は改憲にめっちゃ前向き支持派です。公明党がいるから大丈夫、任せるしかない。↑これしか聞いた事がないです。いまだに‥‥— tamakokko (@iroirotaihenda6) 2017年11月12日 結局、「『池田先生の平和・人権思想』が、創価学会八ニ七万世帯の…

覚え書:「折々のことば:800 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年07月01日(土)付。

- 折々のことば:800 鷲田清一 2017年7月1日 クマに限らず野生動物たちがたじろぐのは、不意を突かれる行動や対応である。 (田口洋美) ◇ 野生動物を威嚇するには「不規則性」が最も効果があると、人里に出没する野生動物への対応をめぐって、狩猟文化研…

覚え書:「乱流のホワイトハウス―トランプvs.オバマ [著]尾形聡彦 [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2017年09月24日(日)付。

- 乱流のホワイトハウス―トランプvs.オバマ [著]尾形聡彦 [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学) [掲載]2017年09月24日 [ジャンル]政治 ■対極の政権運営、中枢から活写 本書は、米主要メディアとともにホワイトハウス中枢に入り込むことのできた著者が、…

覚え書:「コンプレックス文化論 [著]武田砂鉄 [評者]横尾忠則(美術家)」、『朝日新聞』2017年09月24日(日)付。

- コンプレックス文化論 [著]武田砂鉄 [評者]横尾忠則(美術家) [掲載]2017年09月24日 [ジャンル]社会 ■運命とみるか?けっとばすか? コンプレックスはコレステロールみたいになくても困る、多くても困る程度のまあ生活必需品だと思えばいいのです。皆、コ…

覚え書:「ホワイトラビット/AX [著]伊坂幸太郎 [評者]市田隆(本社編集委員)」、『朝日新聞』2017年09月24日(日)付。

- ホワイトラビット/AX [著]伊坂幸太郎 [評者]市田隆(本社編集委員) [掲載]2017年09月24日 [ジャンル]文芸 ■また会いたくなる殺し屋たち 犯罪者を主人公にした著者のエンタメ小説には、繰り返し読ませる魅力がある。ストーリーの面白さだけでなく、個性…

覚え書:「世界発2017 元ゲリラの再出発、キューバ手助け 医学生1000人受け入れ、コロンビアから」、『朝日新聞』2017年07月05日(水)付。

- 世界発2017 元ゲリラの再出発、キューバ手助け 医学生1000人受け入れ、コロンビアから 2017年7月5日 FARC幹部のリカルド・テジェス氏=ハバナ、平山亜理撮影 半世紀続いた内戦の末、6月27日に武装解除の終了を宣言した左翼ゲリラ、コロンビ…

覚え書:「【社説】首相への注文 憲法を守る政治に戻れ」、『東京新聞』2017年07月04日(火)付。

- 【社説】首相への注文 憲法を守る政治に戻れ 2017年7月4日 東京都議選で自民党は歴史的大敗を喫した。敗因となった言動の底流を流れるのは、憲法を軽視、あるいは無視する政治である。国民の信頼を回復するには、憲法を守る政治に戻らねばならない。 投開…

覚え書:「世界からバナナがなくなるまえに―食糧危機に立ち向かう科学者たち [著]ロブ・ダン [評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)」、『朝日新聞』2017年09月24日(日)付。

- 世界からバナナがなくなるまえに―食糧危機に立ち向かう科学者たち [著]ロブ・ダン [評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論) [掲載]2017年09月24日 [ジャンル]科学・生物 ■広がる単一品種栽培への警鐘 警告の書だ。世界中から食糧がなく…

覚え書:「いくさの底 [著]古処誠二 [評者]末國善己(文芸評論家)」、『朝日新聞』2017年09月24日(日)付。

- いくさの底 [著]古処誠二 [評者]末國善己(文芸評論家) [掲載]2017年09月24日 [ジャンル]文芸 ■なぜ殺されたのか、苦悩する良心 密室状態にある自衛隊基地の隊長室に盗聴器が仕掛けられるミステリー『UNKNOWN』でデビューした古処誠二だが、近年は…

覚え書:「古都の占領―生活史からみる京都 1945−1952 [著]西川祐子 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)」、『朝日新聞』2017年09月24日(日)付。

- 古都の占領―生活史からみる京都 1945−1952 [著]西川祐子 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史) [掲載]2017年09月24日 [ジャンル]歴史 ■時には「おしゃべり」風文体で もう15年も前のことになる。占領期の皇居前広場について調べたことがあ…

日記:先を急ぐのではなく、三つの種類の寂しさを受け止め、下り坂をそろそろと降りること

- さて、私たちはおそらく、いま、先を急ぐのではなく、ここに踏みとどまって、三つの種類の寂しさを、がっきと受け止め、受け入れなければならないのだと私は思っています。 一つは、日本は、もはや工業立国ではないということ。 もう一つは、もはや、この…