2013-02-16から1日間の記事一覧
- 『想起のかたち』 香川檀著評・岡田温司(西洋美術史家・京都大教授) ホロコーストと芸術家 過去の記憶をいかにして保全し想起するか、それは、言葉とイメージを操る人間にとって永遠のテーマであると同時に、きわめて現代的な課題でもある。 とりわけ2…
- 『ルイ・ヴィトン 華麗なる歴史』 ポール=ジェラール・パソル著評・畠山重篤(カキ養殖業) 「職人技」への矜持と敬意 一昨年5月、東日本大震災による大津波被害の直後、まったく思いがけず、ルイ・ヴィトンから支援の申し出を受けたのである。 カキ養殖…
- いまやわれわれの学問は、国家権力の目的に奉仕するためにではなく、真理は真理として自由に研究し、自由に発表することでなければならない。かくあってこそ、大学は真に国家の再建と人類の福祉に貢献し得るのであろう。政治家が、「理論人」である学者の…