2013-07-24から1日間の記事一覧

覚え書:「書評:周五郎伝 虚空巡礼 齋藤愼爾 著」、『東京新聞』2013年07月21日(日)付。

- 周五郎伝 虚空巡礼 齋藤愼爾 著 2013年7月21日 写真 ◆愛着と反発が照らす実像 [評者]高橋敏夫=文芸評論家 山本周五郎ファンには、まことに不快な書かもしれない。半可通のファンは近づくな。しかしこの書がつきつける不快さを避ければ、本当のファンに…

覚え書:「今週の本棚:加藤陽子・評 『情報覇権と帝国日本1 海底ケーブルと通信社の誕生』=有山輝雄・著」、『毎日新聞』2013年07月21日(日)付。

- 今週の本棚:加藤陽子・評 『情報覇権と帝国日本1 海底ケーブルと通信社の誕生』=有山輝雄・著 毎日新聞 2013年07月21日 東京朝刊 (吉川弘文館・4935円) ◇国際情報戦の実態に迫る本格的通史 戦争が始められる直前、あるいは直後になされる敵への動…

書評:開沼博『漂白される社会』ダイヤモンド社、2013年。

- ……圧倒的に理解できない現象があった時、少なからぬ人は、「絶対悪」としてでっち上げた「理解できないもの」を過剰に批判し、過剰に感傷に浸ってみせる。理解していないにもかかわらず。「理解できないもの」を理解したつもりになり、ひたすら。 そして、…