2013-12-19から1日間の記事一覧

覚え書:「書評:フランス文学と愛 野崎 歓 著」、『東京新聞』2013年12月15日(日)付。

- フランス文学と愛 野崎 歓 著 2013年12月15日 ◆性愛と純愛を両極に [評者]芳川泰久=早稲田大教授 「恋愛を主題としてフランスの文学について」という執筆依頼から、「あっという間に…歳月が流れた」と後記にある。それでも、出されたテーマに当意即妙に…

覚え書:「書評:日本人の心のかたち 玄侑 宗久 著」、『東京新聞』2013年12月15日(日)付。

- 日本人の心のかたち 玄侑 宗久 著 2013年12月15日 ◆対立を併せのむ知恵 [評者]岡野守也=仏教心理学者 本書は日本人の心がいわば型崩れを起こしつつある今、そもそも何が本来のかたちだったのかを確認する試みであり、作家と禅僧という二足のわらじをき…

書評:ロナルド・H・フリッツェ(尾澤和幸訳)『捏造される歴史』原書房、2012年。

ロナルド・H・フリッツェ『捏造される歴史』原書房、読了。「アトランティス大陸」から「天地創造説のなかの人種差別」まで−−。本書はアメリカにおける疑似歴史、疑似科学隆盛の歴史と現在、そしてその受容心象を明らかにする一冊。 疑似科学的なるものを荒…