2014-06-02から1日間の記事一覧

覚え書:「今週の本棚:中島京子・評 『アルグン川の右岸』=遅子建・著」、『毎日新聞』2014年06月01日(日)付。

- 今週の本棚:中島京子・評 『アルグン川の右岸』=遅子建・著 毎日新聞 2014年06月01日 東京朝刊 ◇遅子建(チーズジェン) (白水社・3024円) ◇重層的に織りなされる遊牧民族の愛の物語 この小説は、遊牧民族エヴェンキ族の『百年の孤独』だ。 しかも…

覚え書:「亡国の安保政策―安倍政権と「積極的平和主義」の罠 [著]柳澤協二 [評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)」、『朝日新聞』2014年05月25日(日)付。

- 亡国の安保政策―安倍政権と「積極的平和主義」の罠 [著]柳澤協二 [評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授) [掲載]2014年05月25日 [ジャンル]政治 ■介入を正当化する集団的自衛権 安倍政権が進める憲法の解釈変更。その問題点はどこにあるのか。元防衛官僚で…

覚え書:「病から詩がうまれる―看取り医がみた幸せと悲哀 [著]大井玄 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家)」、『朝日新聞』2014年05月25日(日)付。

- 病から詩がうまれる―看取り医がみた幸せと悲哀 [著]大井玄 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家) [掲載]2014年05月25日 [ジャンル]医学・福祉 ■懊悩の果てに辿りつく境地 終末期医療に関わる著者の最新エッセー集。「看取(みと)りの医師」を自認するだ…

書評:波多野澄雄『国家と歴史 戦後日本の歴史問題』中公新書、2011年。

波多野澄雄『国家と歴史 戦後日本の歴史問題』中公新書、読了。戦後日本は、先の大戦をどのように検証し、国民に説明し、負の遺産にどのように向き合ってきたのか。一億層懺悔から戦争記念館まで−−。「脱帝国化」に失敗した戦後日本の歩みを概観し、未来への…