2014-09-19から1日間の記事一覧

覚え書:「書評:美の侵犯 蕪村×西洋美術 北川 健次 著」、『東京新聞』2014年09月14日(日)付。

- 美の侵犯 蕪村×西洋美術 北川 健次 著 2014年9月14日 ◆句と絵の共鳴を発見 [評者]齋藤愼爾=俳人・文芸評論家 銅版画、油彩、コラージュ、オブジェ、写真、エッセイと多彩なジャンルで活躍する著者はある日、啓示にも似た想念が卒然と湧出したという。十…

覚え書:「書評:メディアの臨界 粉川 哲夫 著」、『東京新聞』2014年09月14日(日)付。

- メディアの臨界 粉川 哲夫 著 2014年9月14日◆能動的な読み取りの勧め [評者]武田徹=ジャーナリスト 紙の本の時代は終わり、電子メディアの時代がこれから来る−。根拠なく前提とされがちなそんな新旧交代の「常識」に本書は異を唱える。 確かにデータと…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『日本劣化論』=笠井潔、白井聡・著」、『毎日新聞』2014年09月14日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『日本劣化論』=笠井潔、白井聡・著 毎日新聞 2014年09月14日 東京朝刊 (ちくま新書・907円) 推理・SF小説執筆の傍ら、思想史を踏まえた評論活動をしてきたベテラン作家の笠井潔と、昨年の『永続敗戦論』で話題になった若手政治…

病院日記:「見守り」ということ

4月に神経内科から精神科へ移動して、多くなったのが「見守り」という仕事です。要は患者さんが、誤って転倒したりしないように、食事中なんかも見守る訳です。パターナリズムの「悪性」は承知しておりますが、それでもそれを「巨悪」を見つけたが如くに全…