2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「みんなの広場 この1年/下 『国家とは何か』を考えた」、『毎日新聞』2015年12月30日(水)付。

- みんなの広場 この1年/下 「国家とは何か」を考えた=主婦・53毎日新聞2015年12月30日(長野県安曇野市) 生まれてこの方、今年ほど「国家とは何か」を考えさせられた年はなかった。かつてこの国は他国に侵略し、無謀な戦争へと突き進み、多くの尊い人…

覚え書:「越境者の政治史 アジア太平洋における日本人の移民と植民 [著]塩出浩之 [評者]吉岡桂子(本社編集委員)」、『朝日新聞』2015年12月13日(日)付。

- 越境者の政治史 アジア太平洋における日本人の移民と植民 [著]塩出浩之 [評者]吉岡桂子(本社編集委員) [掲載]2015年12月13日 [ジャンル]歴史 政治 ■「移動」に焦点、「日本人」とは 明治時代から第2次世界大戦の敗戦まで、「日本人」はどこへ移り住んだ…

覚え書:「優しい鬼 [著]レアード・ハント [評者]大竹昭子(作家)」、『朝日新聞』2015年12月13日(日)付。

- 優しい鬼 [著]レアード・ハント [評者]大竹昭子(作家) [掲載]2015年12月13日 [ジャンル]文芸 ■人生をつなぐ静かな声が流れる アメリカの作家は、自分のヴォイスが見つかるまで書き出せなかったという言い方をよくする。文体ではなくて、声。これが何なの…

覚え書:「〈お受験〉の歴史学 選択される私立小学校 選抜される親と子 [著]小針誠 [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)」、『朝日新聞』2015年12月13日(日)付。

- 〈お受験〉の歴史学 選択される私立小学校 選抜される親と子 [著]小針誠 [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史) [掲載]2015年12月13日 [ジャンル]歴史 教育 ■時代の要望がわかる「教育史」 高校受験、大学受験はみなが知る。中学受験も都市部では普…

日記:2016年、東京の降雪

昨年は、豪雪に見舞われませんでしたが、2016年1月18日(月)の降雪は、結構なものでしたので、その記録として。

覚え書:「毛利衛さん 「正義の戦争ない」痛感 宇宙ではみんな団結」、『毎日新聞』2015年12月30日(木)付。

- 毛利衛さん 「正義の戦争ない」痛感 宇宙ではみんな団結毎日新聞2015年12月30日 毎日新聞社とTBSテレビの共同プロジェクト「千の証言」は、最後の特集で「次代への継承」を考える。戦後世代は証言から何を学ぶべきか。科学者の視点から「地球の未来」を…

覚え書:「緊縮策という病 「危険な思想」の歴史 [著]マーク・ブライス [評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)」、『朝日新聞』2015年12月13日(日)付。

- 緊縮策という病 「危険な思想」の歴史 [著]マーク・ブライス [評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家) [掲載]2015年12月13日 [ジャンル]経済 社会 ■機能しない「ゾンビ経済学」? 「債務が多すぎるから今のうちに削減しておこう」という主張は、欧州…

覚え書:「出島の千の秋(上・下) [著]デイヴィッド・ミッチェル」、『朝日新聞』2015年12月13日(日)付。

- 出島の千の秋(上・下) [著]デイヴィッド・ミッチェル [掲載]2015年12月13日 [ジャンル]文芸 長崎・出島のオランダ商館の事務員デズートの秘めたる恋の物語。西洋医学を学ぶ産婆、織斗と出会うが、思いは果たせないまま、彼女は邪教の犠牲となって幽閉…

覚え書:「舞踏、まさにそれゆえに 土方巽 曝かれる裏身体 [著]河村悟 [評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)」、『朝日新聞』2015年12月13日(日)付。

- 舞踏、まさにそれゆえに 土方巽 曝かれる裏身体 [著]河村悟 [評者]宮沢章夫(劇作家・演出家) [掲載]2015年12月13日 [ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 ■語り得ないものを語る試み 土方巽は死の前年(一九八五年)、最後の言…

覚え書:「今こそ獅子文六:おしゃれで上質なユーモア」、『朝日新聞』2015年12月28日(月)付。

- 今こそ獅子文六:おしゃれで上質なユーモア 2015年12月28日 前衛的に、シニカルに。戦犯文士と目された希代のユーモリストは、反骨を貫いた。 いま獅子文六が読まれている。2013年に復刊されたユーモア恋愛小説『コーヒーと恋愛』(ちくま文庫)は現在…

覚え書:「ストーリー ハンセン病と生きた70年」、『毎日新聞』2015年12月27日(日)付。

- ストーリー ハンセン病と生きた70年(その1) 「犬死にするな」胸に毎日新聞2015年12月27日 小春日和の師走7日。水戸市近郊の湖沼を望む高台で、藤田三四郎さん(89)は両親と兄妹が眠る墓に手を合わせた。ハンセン病と診断されたのは戦闘機の整備兵…

覚え書:「動くものはすべて殺せ アメリカ兵はベトナムで何をしたか [著]ニック・タース [評者]保阪正康(ノンフィクション作家)」、『朝日新聞』2015年12月13日(日)付。

- 動くものはすべて殺せ アメリカ兵はベトナムで何をしたか [著]ニック・タース [評者]保阪正康(ノンフィクション作家) [掲載]2015年12月13日 [ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 表紙画像 著者:ニック・タース、布施由紀子 出版社:みすず書房 価格…

覚え書:「北京をつくりなおす 政治空間としての天安門広場 [著]ウー・ホン [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)」、『朝日新聞』2015年12月13日(日)付。

- 北京をつくりなおす 政治空間としての天安門広場 [著]ウー・ホン [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授) [掲載]2015年12月13日 [ジャンル]歴史 政治 社会 ■巨大空間めぐるイメージの闘争 以前、ヴェネツィア・ビエンナーレで世界都市を比較する展…

覚え書:「書評:ブラッドランド(上)(下) ティモシー・スナイダー 著」、『東京新聞』2015年12月13日(日)付。

- ブラッドランド(上)(下) ティモシー・スナイダー 著 2015年12月13日 ◆独ソの暴虐 重層的な実態 [評者]米田綱路=ライター 書名の「ブラッドランド(流血地帯)」は現在のウクライナ、ベラルーシ、ロシア西部、バルト三国、ポーランドにまたがる。ヒ…

日記:庭のめじろ

「庭のうぐいす」だと九州を代表する銘酒ですが、めじろですいません。天気が良かったので、早咲きの白梅を少し古いオリンパスSZ-10にて撮影しました。18倍望遠端がf4.4と明るいのでいろいろと面白い写真とれますね。 ※ピント合わせの「悩み」が難点で…

覚え書:「スピルバーグ監督 新作公開間近 ソーシャルメディア浸透、心の柔軟性失う もっと他人に関心を 歴史学び未来つくりたい」、『毎日新聞』2015年12月25日(金)付。

- スピルバーグ監督 新作公開間近 ソーシャルメディア浸透、心の柔軟性失う もっと他人に関心を 歴史学び未来つくりたい毎日新聞2015年12月25日 【ロサンゼルス長野宏美】米国を代表する映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏(69)が毎日新聞の取材に応…

覚え書:「書評:まず美にたずねよ 篠原資明 著」、『東京新聞』2015年12月13日(日)付。

- まず美にたずねよ 篠原資明 著 2015年12月13日 ◆<いき><かわいい>論理的に [評者]伊藤氏貴=文芸評論家 知り合いの美学者は、論文を書くよりも親戚に自分の専門を説明する方がよほど難しい、とよくこぼす。たしかに「美をたずねる」学問といっても茫…

覚え書:「書評:ベルリンの奇跡 竹之内響介 著」、『東京新聞』2015年12月13日(日)付。

- ベルリンの奇跡 竹之内響介 著 2015年12月13日 ◆1936 サッカー日本勝利の裏側 [評者]陣野俊史=フランス文学者 一九三六年のベルリン・オリンピックはヒトラーの大会。レニ・リーフェンシュタールの記録映画も印象的だ。この大会で、サッカー日本代…

覚え書:「書評:東京青山霊園物語 立元幸治 著」、『東京新聞』2015年12月13日(日)付。

- 東京青山霊園物語 立元幸治 著 2015年12月13日 ◆歴史を紐解くように [評者]浦辺登=文筆家 ハチ公前といえば渋谷の待ち合わせ場所。そのハチ公のお墓紹介から始まる。待ち焦がれた主人の上野英三郎の側(そば)にハチ公が眠っている。その事実を知って心…

覚え書:「特集ワイド:暮れゆく「戦後70年」に考える 「平和」って何?」、『毎日新聞』2015年12月28日(月)付。

- 特集ワイド 暮れゆく「戦後70年」に考える 「平和」って何?毎日新聞2015年12月28日 東京夕刊 絵本ライブで朗読する絵本作家の長谷川義史さん=大阪市北区の阪神百貨店梅田本店で16日、小関勉撮影 <猫のボブが言った。平和って何? きれいな水? 皿?…

覚え書:「特集ワイド:増える軍学共同研究 揺らぐ科学の平和利用」、『毎日新聞』2015年12月24日(木)付夕刊。

- 特集ワイド 増える軍学共同研究 揺らぐ科学の平和利用毎日新聞2015年12月24日 東京夕刊 大学・研究機関の民生技術が戦車など武器に活用されていくのだろうか。祝賀式典で行進する90式戦車=北海道千歳市の陸上自衛隊東千歳駐屯地で2015年5月31日…

覚え書:「SUNDAY LIBRARY:INTERVIEW 深沢潮 『緑と赤』」、『サンデー毎日』毎日新聞出版、2015年12月27日号。

- SUNDAY LIBRARY INTERVIEW 深沢潮 『緑と赤』2015年12月15日差別を受ける一人一人の心の内を描きたかった◆『緑と赤』深沢潮・著(実業之日本社/税抜き1700円) 白黒つける、という言葉があるが、物事の多くはグレーの濃淡の中を漂っているの…

覚え書:「オトナの読書感想文:日本とイエスの顔(井上洋治著作選集1) /愛媛」、『毎日新聞』2015年12月15日(火)付愛媛版。

- オトナの読書感想文 日本とイエスの顔(井上洋治著作選集1) /愛媛毎日新聞2015年12月15日 地方版 著者はカトリックの神父(故人)。県立図書館で本書を見つけ「なぜプロテスタントの日本キリスト教団出版局から?」と手に取った▼中東で生まれ西欧で育っ…

覚え書:「SUNDAY LIBRARY:梯 久美子・評『哲学な日々 考えさせない時代に抗して』野矢茂樹・著」『サンデー毎日』毎日新聞出版、2015年12月27日号。

- SUNDAY LIBRARY 梯 久美子・評『哲学な日々 考えさせない時代に抗して』野矢茂樹・著2015年12月15日体験し、血肉にしてこその哲学◆『哲学な日々 考えさせない時代に抗して』野矢茂樹・著(講談社/税抜き1350円) 世に文章読本というものがある。一時…

日記:「立憲デモクラシーと平和を考えるソフィアンの集い」(1/13(水)18:45-)に参加して

ソフィアンの集いに参加しましたので、実況ツイートに若干加筆しながら記録として残しておきます。(再掲)「立憲デモクラシーと平和を考えるソフィアンの集い」1/13(水)18:45- 上智大学2号館4階2-414教室 https://t.co/8CvyCwamaO pic.twitter.com/r0HhwQ…

覚え書:「戦後生まれの戦争責任は 豪の歴史学者、テッサ・モーリス=スズキさんに聞く」、『朝日新聞』2015年12月25日(金)付。

- 戦後生まれの戦争責任は 豪の歴史学者、テッサ・モーリス=スズキさんに聞く 2015年12月25日テッサ・モーリス=スズキさん 戦後生まれの人々にも、戦争に関する責任や謝罪の義務はあるのだろうか。戦後70年の節目に、こんな問いが浮上している。戦争責任…

覚え書:「今週の本棚・この3冊「戦争」と「平和」 瀬谷ルミ子・選」、『毎日新聞』2015年12月13日(日)付。

- 今週の本棚・この3冊 「戦争」と「平和」 瀬谷ルミ子・選毎日新聞2015年12月13日 東京朝刊 <1>ピュリツァー賞 受賞写真 全記録(ハル・ビュエル著/日経ナショナルジオグラフィック社/4104円) <2>浮浪児1945− 戦争が生んだ子供たち(石井…

覚え書:「今週の本棚:三浦雅士・評 『絢爛たる悲惨 ドイツ・ユダヤ思想の光と影』=徳永恂・著」、『毎日新聞』2015年12月13日(日)付。

- 今週の本棚 三浦雅士・評 『絢爛たる悲惨 ドイツ・ユダヤ思想の光と影』=徳永恂・著毎日新聞2015年12月13日 東京朝刊徳永恂(まこと) (作品社・3024円)思想史、文化史抜きに語りえない国際政治 著者はドイツ現代思想史研究の第一人者。本書はジン…

覚え書:「今週の本棚:湯川豊・評 『展望台のある島』=山川方夫・著、坂上弘・編」、『毎日新聞』2015年12月13日(日)付。

- 今週の本棚 湯川豊・評 『展望台のある島』=山川方夫・著、坂上弘・編毎日新聞2015年12月13日 (慶應義塾大学出版会・3240円)透徹して語られた「私」と「他者」 没後五十年を機会として山川方夫(まさお)の短篇集が刊行された。夭逝(ようせい)し…

覚え書:「論壇時評:難民から考える 「境界」とその先を見つめて 作家・高橋源一郎」、『朝日新聞』2015年12月24日(木)付。

- 論壇時評:難民から考える 「境界」とその先を見つめて 作家・高橋源一郎 2015年12月24日 (写真キャプション)作家の高橋源一郎さん=神奈川県鎌倉市、早坂元興撮影 「LIVE! LOVE! SING!」という映画を観(み)た〈1〉。今年の3・11前…