【備忘録】
歴史の記録として2015年5月15日付の『公明新聞』と『聖教新聞』の安保法制に関する記事を張っておく。 「9条の下、専守防衛を堅持」「公明が厳格な歯止め」(公明新聞、そして、聖教新聞も右に倣え)だそうな。これ虚構新聞もしくはソ連時代のプラウ…
- 言葉というものは、単にそれを語る個人の言葉としてではなく、いわばその背景において成立したものであるとまったく同様に、個々人が歴史的現実を考究する際の問題設定、概念、範疇も、歴史的に生成した諸体験関連から部分を截りとったものにほかならない…
- 歴史は二重の創造であるということ、初め作られたものが更に作られるところに歴史があるということは、歴史の本来の主体が個人でなくて社会であるということを意味している。個人もまた社会から歴史的に作られたものである。歴史は社会が自己形成的に形を…
- 多数決原理は時間的制約下において相互了解のプロセスを理性的に操作可能なものとするが、その際に本来前提されているもろもろの条件に較べて、実際の政治的決定過程がいかにずれているかは、多数決の社会学が冷ややかに明らかにしてくれているとおりであ…
(大島かおり訳)『世俗都市の宗教 −−ポストモダン神学へ向かって』(新教出版社、1986)の著者としてして知られるハーバードの神学者ハービー・コックス(Harvey Gallagher Cox, Jr. ,1929−)の学問の師匠がつぎのふたり。ジェームズ・L・アダムズ(James …