2013-06-07から1日間の記事一覧

覚え書:「書評:少子化論―なぜまだ結婚、出産しやすい国にならないのか [著]松田茂樹 [評者]水無田気流」、『朝日新聞』2013年06月02日(日)付。

- 少子化論―なぜまだ結婚、出産しやすい国にならないのか [著]松田茂樹 [評者]水無田気流(詩人・社会学者) [掲載]2013年06月02日 [ジャンル]政治 社会 ■従来の対策の根本的な転換を 少子化は、日本社会の抱える問題の集積点である。しかしながら経済・社会・…

覚え書:「書評:アンネ・フランクについて語るときに僕たちの語ること [著]ネイサン・イングランダー [評者]小野正嗣」、『朝日新聞』2013年06月02日(日)付。

- アンネ・フランクについて語るときに僕たちの語ること [著]ネイサン・イングランダー [評者]小野正嗣(作家・明治学院大学准教授) [掲載]2013年06月02日 [ジャンル]文芸 人文 ■生還者は「人間的」になったのか 艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉にす。だが…

書評:R・E・ルーベンスタイン『殺す理由 なぜアメリカ人は戦争を選ぶのか』紀伊國屋書店、2013年。

- 別の言い方をするなら、戦争は通常アメリカ国民に対して、この市民宗教の諸原理によって−−要求されないまでも−−正当化されるものとして売りこまれるということだ。社会学者のロバート・N・ベラー〔一九二三生〕によれば、市民宗教とはものの見方や信念や…