2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「時事小言 手続き軽視の解散 権力への制限陰る恐れ 藤原帰一」、『朝日新聞』2017年09月20日(水)付夕刊。

- 時事小言 手続き軽視の解散 権力への制限陰る恐れ 藤原帰一 2017年9月20日 安倍首相が衆議院の解散を決意したと伝えられている。9月28日に召集される臨時国会の冒頭で衆議院を解散し、総選挙を行うというものだ。前回の衆院解散から3年近くになる。そ…

覚え書:「速水健朗の出版時評 本の街・神田神保町 個性を残す新たな施設」、『朝日新聞』2018年03月04日(日)付。

- 速水健朗の出版時評 本の街・神田神保町 個性を残す新たな施設速水健朗の出版時評 本の街・神田神保町 個性を残す新たな施設 2018年03月04日 本の街、東京・神田神保町が少し心配である。 にぎわいはあるが、主に飲食店。古書店はくたびれ気味だし、老舗の…

覚え書:「エンタメfor around 20 ロボットが語る「千夜一夜」」、『朝日新聞』2018年02月25日(日)付。

- エンタメfor around 20 ロボットが語る「千夜一夜」エンタメfor around 20 ロボットが語る「千夜一夜」 2018年02月25日 ■カジュアル読書 「私」の家では一台の古い自動家政婦=メガネのメイドロボットが働いていた。幼い私の世話もその役目で、毎晩、眠れ…

覚え書:「風神の手 [著]道尾秀介 [評者]末國善己(文芸評論家)」、『朝日新聞』2018年01月28日(日)付。

- 風神の手 [著]道尾秀介 [評者]末國善己(文芸評論家) [掲載]2018年01月28日■うそで複雑にからむ因果の糸 『球体の蛇』『水の柩(ひつぎ)』など、道尾秀介は“嘘(うそ)”が重要な役割を果たす名作を発表しているが、本書はその到達点といえるだろう。 物…

覚え書:「特集ワイド 今に響くハンナ・アーレント 官僚の無責任、排外主義…」、『毎日新聞』2017年09月27日(水)付夕刊。

- 特集ワイド今に響くハンナ・アーレント 官僚の無責任、排外主義…毎日新聞2017年9月27日 東京夕刊読み継がれているハンナ・アーレントの著作。「アイヒマン論争」の表紙(中央上)には、映画でも繰り返し描かれた、たばこをくゆらす本人の写真が使われてい…

覚え書:「分断世界 格差再生産、止まるか 難民の子、外交官に 仏「優先教育協定」」、『朝日新聞』2017年09月22日(金)付。

- 分断世界 格差再生産、止まるか 難民の子、外交官に 仏「優先教育協定」 2017年9月22日 写真・図版 パリ政治学院を卒業して外交官になったパブロ・アユマダさん (1面から続く) 難民の家庭に生まれ、低所得世帯用の住宅で育ったパブロ・アユマダさん(2…

覚え書:「インパール作戦従軍記―葦平「従軍手帖」全文翻刻 [著]火野葦平 [評者]椹木野衣 (美術評論家)」、『朝日新聞』2018年01月28日(日)付。

- インパール作戦従軍記―葦平「従軍手帖」全文翻刻 [著]火野葦平 [評者]椹木野衣 (美術評論家) [掲載]2018年01月28日■実相に極限まで迫る作家の執念 小津安二郎の映画「麦秋」を初めて見たとき、なぜ「麦」なのか考えなかった。内容は小津映画の典型で、婚…

覚え書:「ルポ川崎 [著]磯部涼 [評者]市田隆(本社編集委員)」、『朝日新聞』2018年01月28日(日)付。

- ルポ川崎 [著]磯部涼 [評者]市田隆(本社編集委員) [掲載]2018年01月28日■街の陰を追って見えた希望の光 著者が月刊誌の連載で、川崎市南部の元不良少年たちを中心にしたルポルタージュを書くきっかけは、2015年2月に川崎市の多摩川河川敷で中学1年…

覚え書:「幼なじみ萌え―ラブコメ恋愛文化史 [著]玉井建也 [評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)」、『朝日新聞』2018年01月28日(日)付。

- 幼なじみ萌え―ラブコメ恋愛文化史 [著]玉井建也 [評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者) [掲載]2018年01月28日■これは、オタク新時代の名著だ 「幼なじみは死なないわ。私が守るもの」とでも言ってくれるのかと思いきや、実は著者は幼なじみの…

日記:進化論と無の認識の直結という特殊な認識によって生きている日本の知識階級者

- 日本の近代階級に健全だと考えられる思考型式、たとえば志賀直哉的なものは、仏教や老子の思想が日本で形式化し葬祭の儀式化して生命を失ったあとに残した無の認識の型と進化論以後の近代の自然科学的認識との結びつきである。これは、近代の東洋の他の国…

覚え書:「耕論 なぜいま解散 高安健将さん、美根慶樹さん」、『朝日新聞』2017年09月22日(金)付。

- 耕論 なぜいま解散 高安健将さん、美根慶樹さん 2017年9月22日グラフィック・山本美雪 安倍晋三首相が28日に衆院を解散する見通しだ。野党が6月から求めていた臨時国会をようやく開くのになぜ冒頭解散なのか。森友・加計学園問題で首相が約束した「丁寧…

覚え書:「タンゴ・イン・ザ・ダーク [著]サクラ・ヒロ [評者]斎藤美奈子(文芸評論家)」、『朝日新聞』2018年01月28日(日)付。

- タンゴ・イン・ザ・ダーク [著]サクラ・ヒロ [評者]斎藤美奈子(文芸評論家) [掲載]2018年01月28日 ■地下室に隠れた妻を追って… 朝、目を覚ますと、妻がいなくなっていた。 〈しばらく地下室にいます。何かあったら電話かLINEください。K〉 天ぷらを…

覚え書:「いのち [著]瀬戸内寂聴 [評者]横尾忠則(美術家)」、『朝日新聞』2018年01月28日(日)付。

- いのち [著]瀬戸内寂聴 [評者]横尾忠則(美術家) [掲載]2018年01月28日■けばけばしい業の美意識よ! 「元気という病気」を自認していた著者がたて続けに大病に見舞われ、度重なる入院生活から無事帰還したその日から本書『いのち』が始まる。 自我(文学…

覚え書:「地下鉄道 [著]コルソン・ホワイトヘッド/ネバーホーム [著]レアード・ハント [評者]円城塔  (作家)」、『朝日新聞』2018年01月28日(日)付。

- 地下鉄道 [著]コルソン・ホワイトヘッド/ネバーホーム [著]レアード・ハント [評者]円城塔 (作家) [掲載]2018年01月28日 ■差別を体感させる言葉と語り アメリカ合衆国は1776年の建国時から自由州と奴隷州に分かれていた。リンカーンが奴隷解放を…

覚え書:「折々のことば:881 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年09月22日(金)付。

- 折々のことば:881 鷲田清一 2017年9月22日 今、いのちがあなたを生きている (真宗大谷派東本願寺) ◇ 2011年に催された親鸞聖人の七百五十回御遠忌のテーマ。私が自らのいのちを生きるのではなく、いのちが私を生きていると考えるよう呼びかけた…

覚え書:「欧州季評 緊縮財政で医療の質低下 命の格差、広がる英国 ブレイディみかこ」、『朝日新聞』2017年09月22日(金)付。

- 欧州季評 緊縮財政で医療の質低下 命の格差、広がる英国 ブレイディみかこ 2017年9月22日 9月から、息子が中学校に通い始めた。小学校は公立カトリック校に通っていた(英国は公立でも宗教校がある)が、中学からは、公営住宅地ど真ん中の地元校に通って…

覚え書:「【書く人】過疎地に生活つくる 『小水力発電が地域を救う』  全国小水力利用推進協議会事務局長・中島大さん(56)」、『東京新聞』2018年02月04日(日)付。

- 【書く人】 過疎地に生活つくる 『小水力発電が地域を救う』 全国小水力利用推進協議会事務局長・中島大さん(56) 2018年2月4日 「知り合いの土建会社の方には、よくぞ書いてくれたと言われました」。本書は、環境に配慮したエネルギー源として各地で設…

覚え書:「書評:竹林精舎 玄侑宗久 著」、『東京新聞』2018年01月28日(日)付。

- 竹林精舎 玄侑宗久 著 2018年1月28日◆悲しみ越え、見出す居場所 [評者]道尾秀介=作家 二〇一一年三月。湯島天神の境内で玄侑さんに突然こう訊(き)かれた。「『ソロモンの犬』の登場人物たちのその後を、まったく別な環境のなかで書いてみたいんですけ…

覚え書:「書評:日米地位協定 明田川融 著」、『東京新聞』2018年01月28日(日)付。

- 日米地位協定 明田川融 著 2018年1月28日◆主権の棄損許す国と国民 [評者]前泊博盛=沖縄国際大教授 「解決できない問題」「難解な問題」はどうするか。この国の官僚に対応策を尋ねた。「解決できない問題、難解な問題は、まず先送りする。それでもだめな…

日記:「日本会議」という腐れ団体と創価学会の違いがわからなくなった。

いちおう歴史の記録として残しておきます。「日本会議」のメンバーには、野党も沢山いる。この腐れ団体と創価学会の違いがわからなくなった。創価学会も「戦争屋」と手を組んだ。信者から反発ないのかな?— umekichi (@umekichkun) 2018年3月13日 よ。大半の…

覚え書:「折々のことば:879 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年09月20日(水)付。

- 折々のことば:879 鷲田清一 2017年9月20日 わたしには「生きがいを求める」というのがどうもうさんくさい気がします。生命を軽んずる心がかくされているからです。 (戸井田道三) ◇ 「単なる生存」ではなくて、人として「意味ある生活」をしたいと考…

覚え書:「書評:女神信仰と日本神話 吉田敦彦 著」、『東京新聞』2018年01月28日(日)付。

- 女神信仰と日本神話 吉田敦彦 著 2018年1月28日 ◆共生する文化が形に [評者]三浦佑之=古代文学研究者 縄文時代にはじまり、弥生時代を経て古事記・日本書紀の神話へと続く女神信仰を日本文化の本質として見いだし、そのあり方を平明に魅力的に説いたの…

覚え書:「書評:ごまかさない仏教 佐々木閑・宮崎哲弥 著」、『東京新聞』2018年01月28日(日)付。

- ごまかさない仏教 佐々木閑・宮崎哲弥 著 2018年1月28日 ◆何が分からないのか [評者]末木文美士(ふみひこ)=仏教学者 近年、原始仏教やテーラワーダ仏教に関する研究が急速に進み、従来の常識が覆されるようになっている。本書は、評論家の宮崎が最新…

覚え書:「書評:天翔ける 葉室麟 著」、『東京新聞』2018年01月21日(日)付。

- 天翔ける 葉室麟 著 2018年1月21日 ◆近代に異議、公の精神描く [評者]島内景二=電気通信大教授 本書の表紙は、鷹(たか)の絵である。鷹は大空を飛びつつ地上を見守り、獲物を見つけるや、舞い降りて戦う。葉室麟は鷹のように峻厳(しゅんげん)な武士…

覚え書:「激動する世界と宗教 隣人愛の危機、声上げ続ける ルーテル世界連盟、ムニブ・ユナン前議長に聞く」、『朝日新聞』2017年09月22日(金)付。

- 激動する世界と宗教 隣人愛の危機、声上げ続ける ルーテル世界連盟、ムニブ・ユナン前議長に聞く 2017年9月22日 写真・図版 ムニブ・ユナン前議長。宗教的精神に基づいて世界平和を推進する個人や団体に贈られる「庭野平和賞」を受賞し、来日した=山本和…

覚え書:「折々のことば:877 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年09月18日(月)付。

- 折々のことば:877 鷲田清一 2017年9月18日 たとえば人についても、あの人が好き、と言うよりも、あいつは好きだなあ、という感じがありますよね。 (佐伯一麦〈かずみ〉) ◇ 惚(ほ)れる、つまりある人に魅了され、別の人は目に入らないのではなく、…

覚え書:「コミック 鬼踊れ!!(1) [作]篠原ウミハル」、『朝日新聞』2018年01月14日(日)付。

- コミック 鬼踊れ!!(1) [作]篠原ウミハルコミック 鬼踊れ!!(1) [作]篠原ウミハル 2018年01月14日 ■民俗芸能、未知との遭遇に心が躍る 競技かるたを題材に大ヒットした『ちはやふる』以降、俳句、和太鼓、箏曲、クイズなど、文化系マイナー部…

覚え書:「コミック 我らコンタクティ [作]森田るい」、『朝日新聞』2018年01月07日(日)付。

- コミック 我らコンタクティ [作]森田るいコミック 我らコンタクティ [作]森田るい 2018年01月07日 ■心揺さぶるロケット開発コメディー 町工場で宇宙ロケットを作って打ち上げようと奮闘する、1巻完結のドラマ。 読み終えて胸が熱くなった。といっても…

覚え書:「ビジネス NTTドコモアグリガールの突破力」、『朝日新聞』2018年02月18日(日)付。

- ビジネス NTTドコモアグリガールの突破力 [編著]NTTドコモ IoTデザインプロジェクトチームビジネス NTTドコモアグリガールの突破力 [編著]NTTドコモ IoTデザインプロジェクトチーム 2018年02月18日 ■農業から現場を活性化する女性 …

日記:3月12日の山口那津男=国会軽視 断じて許さず。3月6日の山口那津男=「捜査に影響、財務省の対応は妥当」。この変わり身の速さ。

今朝の『公明新聞』1面。「財務省、森友文書書き換え…国会軽視断じて許さず」だそうだが、散々、朝日をdisり、権力翼賛全容調査を批判してきたので信用ならない。しかも、財務省理財局の判断(根拠提示なし)という官僚責任論というストーリーで報道(呆 ア…