- 特定秘密保護法に言いたい:放置なら聖域、腐敗−−前宮城県知事・浅野史郎さん 毎日新聞 2014年12月01日 東京朝刊 ◇浅野史郎さん（６６） 宮城県知事のとき、県警が捜査協力者に謝礼を支払うために計上していた「犯罪捜査報償費」の使い道に疑問を持った。支…

- 写真展:「この人たちに光を」 ハンセン病療養所追ったカメラマン、故・趙根在さん 東村山で ／東京 毎日新聞 2014年11月28日 地方版（写真キャプション）趙根在さんの代表作を集めた写真展＝東村山市の国立ハンセン病資料館で ハンセン病療養所の実態をマ…

- 革命のつくり方 台湾ひまわり運動——対抗運動の創造性 ［著］港千尋 [評者]吉岡桂子(本社編集委員) [掲載]2014年11月30日 [ジャンル]社会 ■閉じこめられていた声を解放 香港で抵抗の雨傘がひらく半年ほど前、台湾には見事なひまわりが咲いていた。 台北で３…

- ナパ−奇跡のぶどう畑 ［著］ダグ・シェーファー、アンディ・デムスキィ [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター) [掲載]2014年11月23日 [ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 ■父と息子、成功と煩悶の記録 カリフォルニアのナパヴァレー。有名なワイン…

- 馬の自然誌 ［著］Ｊ・Ｅ・チェンバレン [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター) [掲載]2014年11月30日 [ジャンル]科学・生物 ■人との歩み、縦横無尽に考察 かつて私たちは馬の力に依拠して生きてきた。農耕だけでなく移動も戦争も、馬がいなければ成し…

- ビリービンとロシア絵本の黄金時代 ［著］田中友子 [掲載]2014年11月23日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 ロシアの画家イワン・ビリービン（１８７６−１９４２）は昔話「イワン王子と火の鳥と灰色オオカミ」などの絵本で知られる。その作品世界をカラー…

- 【書く人】再生の時間じっくり描く 『鳥たち』 作家 よしもと ばななさん（５０） 2014年11月30日 約一年ぶりの長編小説。「自分の得意なことを得意な書き方で」仕上げたという、よしもとばななさんらしさの詰まった一冊だ。 主人公は女子大生・まこと二歳…

- 電氣ホテル ［著］吉田篤弘 [評者]三浦しをん(作家) [掲載]2014年11月23日 [ジャンル]文芸 ■世界の深淵に触れる予言の書 これほどあらすじの説明が困難な小説はない。巻末の「登場人物名鑑」には、７０人が載っている。本文は２２６ページほどなので、平均…

４月に精神科に移動して激増したのが高齢の患者さんの「たわいもない話」を聞くこと（看護師が忙しいから。ほんと、そこには感動の大団円もなければ、ものすげえ悲惨な話もない。しかし、ひとに聞いてもらえることで「安心」する、自分が自分であることを肯…

- 耕論：何のための英語入試改革 多田幸雄さん、益川敏英さん 2014年11月26日 大学入試の英語が大きく変わりそうだ。文部科学省は「聞く」「話す」「読む」「書く」の４技能を測る方式にかじを切ろうとしている。この改革はいったい何のためなのか。そもそも…