2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「折々のことば:861 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年09月01日(金)付。

- 折々のことば:861 鷲田清一 2017年9月1日 魂鎮(たましず)めでなく、魂起こし (栗原彬) ◇ 「海からの大量殺戮(ジェノサイド)」ともいうべき水俣病の東京展(1996年)に寄せて、政治社会学者はこう書いた。水俣病が国・企業や同時代人に突きつ…

覚え書:「古典百名山 ジャン・コクトー「恐るべき子供たち」 桜庭一樹が読む」、『朝日新聞』2018年02月11日(日)付。

- 古典百名山 ジャン・コクトー「恐るべき子供たち」 桜庭一樹が読む古典百名山 ジャン・コクトー「恐るべき子供たち」 桜庭一樹が読む 2018年02月11日Jean Cocteau(1889〜1963)。フランスの作家。■大人にならない友のために 恐るべき…

覚え書:「速水健朗の出版時評 縮小続く出版市場 漫画の大幅減で正念場」、『朝日新聞』2018年02月04日(日)付。

- 速水健朗の出版時評 縮小続く出版市場 漫画の大幅減で正念場速水健朗の出版時評 縮小続く出版市場 漫画の大幅減で正念場 2018年02月04日三省堂書店神保町本店のコミック売り場。約3万点、5万冊が並ぶ=東京都千代田区 出版科学研究所の発表による昨年の…

覚え書:「エンタメfor around 20 架空の神話、より等身大に」、『朝日新聞』2018年01月28日(日)付。

- エンタメfor around 20 架空の神話、より等身大にエンタメfor around 20 架空の神話、より等身大に 2018年01月28日 クトゥルー神話とは、米国の怪奇小説家、H・P・ラヴクラフトの作品を発端に、複数の作家が道具立てを共有することで生まれた架空の神話…

日記:プレッシャーが強くてセーフティーネットが弱い社会

- 今の日本で生きるのがつらい人が多い原因は、単純にお金がないとかいう問題より、社会を取り巻いている意識や価値観の問題が大きいと思う。今の社会では、生きていると常に外から内カラプレッシャーをかけられているように感じる。 例えば、 「大学を出て…

覚え書:「戦争は対話で解決できる ポピュリズムは差別生む コロンビア・サントス大統領」、『朝日新聞』2017年09月01日(金)付。

- 戦争は対話で解決できる ポピュリズムは差別生む コロンビア・サントス大統領 2017年9月1日 単独会見に応じるサントス大統領=30日、ボゴタ、ランハム裕子撮影 南米コロンビアの内戦終結を主導し、昨年のノーベル平和賞を受賞した同国のフアン・マヌエル…

覚え書:「手塚治虫生誕90周年 (関連ニュース)パリ市役所で「浦沢直樹展」」、『朝日新聞』2018年02月14日(水)付。

- 手塚治虫生誕90周年 (関連ニュース)パリ市役所で「浦沢直樹展」手塚治虫生誕90周年 (関連ニュース)パリ市役所で「浦沢直樹展」 2018年02月14日人気作の原画や子ども時代に描いた絵など400点超が並ぶ個展を前に作品を解説する浦沢直樹さん=12…

覚え書:「「国境なき医師団」を見に行く [著]いとうせいこう [評者]市田隆(本社編集委員)」、『朝日新聞』2018年01月07日(日)付。

- 「国境なき医師団」を見に行く [著]いとうせいこう [評者]市田隆(本社編集委員) [掲載]2018年01月07日 「国境なき医師団」の活動現場を訪ね歩いた記録から、強い衝撃を受けた。紛争で故郷を追われ、未来が見えない難民たち、どのような状況でもひたすら…

覚え書:「学校では教えてくれない差別と排除の話 [著]安田浩一 [評者]野矢茂樹(東大教授)」、『朝日新聞』2018年01月07日(日)付。

- 学校では教えてくれない差別と排除の話 [著]安田浩一 [評者]野矢茂樹(東大教授) [掲載]2018年01月07日 私は差別を身をもって実感したことがない。だが、そのことは私が差別と無縁であることを意味してはいない。差別の存在する社会に生きている以上、否…

覚え書:「耕論 「子どものため」って? 山本愛優美さん、春日武彦さん、美輪明宏さん」、『朝日新聞』2017年08月30日(水)付。

- 耕論 「子どものため」って? 山本愛優美さん、春日武彦さん、美輪明宏さん 2017年8月30日イラスト・小倉誼之 「子どものため」って大人はよく言うけれど、本当だろうか。有無を言わさずに子どもを方向づけ、小学校でも道徳を教科にして大人が評価するよう…

覚え書:「「平成」を振り返る アグネス・チャンさん、宇野常寛さん、キャロル・グラックさん=訂正・おわびあり」、『朝日新聞』2017年08月30日(水)付。

- 「平成」を振り返る アグネス・チャンさん、宇野常寛さん、キャロル・グラックさん=訂正・おわびあり 2017年8月30日写真・図版 アグネス・チャンさん 写真・図版 宇野常寛さん 写真・図版 キャロル・グラックさん 写真・図版 平成という時代を色で表すな…

覚え書:「人魚の石 [著]田辺青蛙 [評者]蜂飼耳(詩人・作家)」、『朝日新聞』2018年01月07日(日)付。

- 人魚の石 [著]田辺青蛙 [評者]蜂飼耳(詩人・作家) [掲載]2018年01月07日■積み重なるおかしさ恐ろしさ 田舎の山寺へ「私」は移り住む。そこを一人で守っていた祖母の死後、継ぐ気になった。子供の頃、山と寺で過ごした思い出が「私」を動かす。「私」を「…

覚え書:「縄文の思想 [著]瀬川拓郎 [評者]宮田珠己(エッセイスト)」、『朝日新聞』2018年01月07日(日)付。

- 縄文の思想 [著]瀬川拓郎 [評者]宮田珠己(エッセイスト) [掲載]2018年01月07日■神話と考古学を手がかりに分析 縄文人は何を考えていたのだろう。たとえば夜空に浮かぶ星を何だと思っていたのか、死ぬとどうなると思っていたのか。どんなふうに恋をして、…

覚え書:「私がアルビノについて調べ考えて書いた本―当事者から始める社会学 [著]矢吹康夫 [評者]椹木野衣 (美術評論家)」、『朝日新聞』2018年01月07日(日)付。

- 私がアルビノについて調べ考えて書いた本―当事者から始める社会学 [著]矢吹康夫 [評者]椹木野衣 (美術評論家) [掲載]2018年01月07日■マイナーな語り、多様な受け皿 昨年、大阪の高校で、生まれつき茶色い髪の黒染めを教諭らから何度も強要されたとして、…

日記:大阪を写す2つのツァイスのT

↑ TVS Digital日曜日に所用で、少々大阪へ行ってきましたが、旅の記録というほど写真を取ってないのですが、とりあえず記録ということで。機材は、京セラCONTAX TVS Digital と、SONY Cyber-Shot DSC-RX100 です。両者とも「ツァイスのT*」コーティングレ…

覚え書:「社説 政務活動費 公開へもっと踏み出せ」、『朝日新聞』2017年09月06日(水)付。

- 社説 政務活動費 公開へもっと踏み出せ 2017年9月6日 もう世間の関心が薄れたとでも思っているのだろうか。地方議員に支払われる政務活動費をめぐる不正が後を絶たない。 「号泣県議」の元兵庫県議による不自然な支出が発覚して3年あまり。定数の3分の1…

覚え書:「新しい小説のために [著]佐々木敦 [評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)」、『朝日新聞』2018年01月07日(日)付。

- 新しい小説のために [著]佐々木敦 [評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者) [掲載]2018年01月07日■「私」とは、書き手の闘いを俯瞰 文芸批評を読むということはなにか。 私のような不真面目な人間にとって文芸批評は、サッカー観戦のあとのサッ…

覚え書:「火定 [著]澤田瞳子 [評者]末國善己(文芸評論家)」、『朝日新聞』2018年01月07日(日)付。

- 火定 [著]澤田瞳子 [評者]末國善己(文芸評論家) [掲載]2018年01月07日■猛威ふるう疫病と社会の闇 古代史ものの歴史小説が増えている。このブームを牽引(けんいん)している澤田瞳子の新作は、直木賞の候補にも選ばれた傑作である。 奈良時代。民を救う…

覚え書:「アメリカ 暴力の世紀―第二次大戦以降の戦争とテロ [著]ジョン・W・ダワー [評者]齋藤純一(早大教授)」、『朝日新聞』2018年01月07日(日)付。

- アメリカ 暴力の世紀―第二次大戦以降の戦争とテロ [著]ジョン・W・ダワー [評者]齋藤純一(早大教授) [掲載]2018年01月07日■怯えと不安が導く準戦争状態 本書は、「アメリカの世紀」の裏面に光を当てる。ヘンリー・ルースが用いたこの表現には、アメリカ…

覚え書:「社説 震災とデマ 偏見と善意の落とし穴」、『朝日新聞』2017年09月01日(金)付。

- 社説 震災とデマ 偏見と善意の落とし穴 2017年9月1日 94年前の惨事に、あらためて注目が集まっている。 関東大震災の混乱のなか、官憲や市民の「自警団」の手で、多くの朝鮮人や中国人が殺された。その追悼式に追悼文を送るのを、小池百合子都知事がとり…

覚え書:「特集ワイド 「敵基地攻撃能力」保有すべきか 「やられる前に」乱暴すぎない? 「百発百中」なんて無理」、『毎日新聞』2017年08月30日(水)付夕刊。

- 特集ワイド「敵基地攻撃能力」保有すべきか 「やられる前に」乱暴すぎない? 「百発百中」なんて無理毎日新聞2017年8月30日 東京夕刊 度重なる北朝鮮の弾道ミサイル発射に「何とかしなくては」と思うのは当然だが、一足飛びに「やられる前に−−」という議論…

覚え書:「諸富徹 書評委員が選ぶ「今年の3点」 [評者]今年の3点(書評委員)」、『朝日新聞』2017年12月24日(日)付。

- 諸富徹 書評委員が選ぶ「今年の3点」 [評者]今年の3点(書評委員) [掲載]2017年12月24日 (1)最後の資本主義(ロバート・B・ライシュ著、雨宮寛・今井章子訳、東洋経済新報社・2376円) (2)ダーティ・シークレット(リチャード・マーフィー著、…

覚え書:「山室恭子 書評委員が選ぶ「今年の3点」 [評者]今年の3点(書評委員)」、『朝日新聞』2017年12月24日(日)付。

- 山室恭子 書評委員が選ぶ「今年の3点」 [評者]今年の3点(書評委員) [掲載]2017年12月24日(1)セレンゲティ・ルール(S・B・キャロル著、高橋洋訳、紀伊国屋書店・2376円) (2)鯨を生きる(赤嶺淳著、吉川弘文館・2052円) (3)恐竜探偵…

覚え書:「横尾忠則 書評委員が選ぶ「今年の3点」 [評者]今年の3点(書評委員)」、『朝日新聞』2017年12月24日(日)付。

- 横尾忠則 書評委員が選ぶ「今年の3点」 [評者]今年の3点(書評委員) [掲載]2017年12月24日(1)デヴィッド・ボウイ インタヴューズ(S・イーガン編、迫田はつみほか訳、シンコーミュージック・エンタテイメント・3240円) (2)アンディ・ウォーホ…

日記:身体を介した豊かな時間

- 身体性と時間の回復に向けて このようななか、二〇一一年三月一一日に東日本大震災が起こった。 日本も世界中も、自然は一瞬にして無数の命を奪いうるということを改めて目の当たりにした。国民全員が打ちひしがれ、それでも気持ちを奮い立たせて、震災の…

覚え書:「特集ワイド ヘイトスピーチ対策法施行1年 民族差別拡散 今も 閣議決定 支えに新たな暴言」、『毎日新聞]』2017年06月14日(水)付夕刊。

- 特集ワイドヘイトスピーチ対策法施行1年 民族差別拡散 今も 閣議決定 支えに新たな暴言毎日新聞2017年6月14日 東京夕刊 ヘイトスピーチデモへの抗議のため道路に座り込む市民たち=川崎市中原区で2016年6月5日、井田純撮影ヘイトスピーチ対策法施行…

覚え書:「市田隆 書評委員が選ぶ「今年の3点」 [評者]今年の3点(書評委員)」、『朝日新聞』2017年12月24日(日)付。

- 市田隆 書評委員が選ぶ「今年の3点」 [評者]今年の3点(書評委員) [掲載]2017年12月24日(1)名誉と恍惚(松浦寿輝著、新潮社・5400円) (2)虎の牙(武川佑著、講談社・1944円) (3)ヒトラーの裁判官フライスラー(ヘルムート・オルトナー…

覚え書:「立野純二 書評委員が選ぶ「今年の3点」 [評者]今年の3点(書評委員)」、『朝日新聞』2017年12月24日(日)付。

- 立野純二 書評委員が選ぶ「今年の3点」 [評者]今年の3点(書評委員) [掲載]2017年12月24日 (1)ヒルビリー・エレジー(J・D・ヴァンス著、関根光宏・山田文訳、光文社・1944円) (2)暗い時代の人々(森まゆみ著、亜紀書房・1836円) (3…

覚え書:「蜂飼耳 書評委員が選ぶ「今年の3点」 [評者]今年の3点(書評委員)」、『朝日新聞』2017年12月24日(日)付。

- 蜂飼耳 書評委員が選ぶ「今年の3点」 [評者]今年の3点(書評委員) [掲載]2017年12月24日 (1)メシュガー(アイザック・B・シンガー著、大崎ふみ子訳、吉夏社・2808円) (2)冬の日誌(ポール・オースター著、柴田元幸訳、新潮社・2052円) …

覚え書:「特集ワイド 闘う知事の遺言/上 沖縄戦に根ざす反基地」、『毎日新聞』2017年6月21日(水)付夕刊。

- 特集ワイド闘う知事の遺言/上 沖縄戦に根ざす反基地毎日新聞2017年6月21日=鈴木美穂撮影 沖縄の平和運動を語る上で、あまりに大きな存在だった。12日、92歳で亡くなった大田昌秀さん。戦後、県知事や参院議員として米軍基地問題の解決に尽力してきた…