2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「インタビュー:慰安婦問題の明日 京都大学教授・小倉紀蔵さん」。『朝日新聞』2016年2月16日(日)付。

- インタビュー:慰安婦問題の明日 京都大学教授・小倉紀蔵さん 2016年2月16日(写真キャプション)「右でも左でも、不純物のない主張は魅力的だが、それでは問題は解決しない」=京都市左京区、高橋一徳撮影 日韓両政府が昨年末の外相会談で、懸案だった慰…

覚え書:「1945 予定された敗戦 [著]小代有希子」、『朝日新聞』2016年02月07日(日)付。

- 1945 予定された敗戦 [著]小代有希子 [掲載]2016年02月07日 [ジャンル]歴史 著者は、「日本が戦った戦争とは、勝てるはずのないアメリカを相手にした太平洋戦争のことで、当然の結果としてアメリカに負けた」という「太平洋戦争史観」に対して、この…

覚え書:「アメリカの真の支配者―コーク一族 [著]ダニエル・シュルマン [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2016年02月07日(日)付。

- アメリカの真の支配者―コーク一族 [著]ダニエル・シュルマン [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学) [掲載]2016年02月07日 [ジャンル]政治 社会 ノンフィクション・評伝 ■富豪兄弟、大統領選にも存在感 「コーク兄弟」の名を知ったのは、アメリカで気候変…

覚え書:「「思想の科学」私史 まなざし [著]鶴見俊輔 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家)」、『朝日新聞』2016年02月07日(日)付。

- 「思想の科学」私史 まなざし [著]鶴見俊輔 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家) [掲載]2016年02月07日 [ジャンル]人文 ■日本語の思想性、次代に問い続け 60年安保時、岸内閣の強行採決に「国家公務員でいるのが恥ずかしい」と鶴見俊輔は東京工業大…

日記:民間「立憲」臨調第3回意見交換会、記者会見に参加して

3月16日に、発起人をしている民間「立憲」臨調第3回意見交換会、記者会見に参加しました。 予想以上に地方から参加者が多く、様々な意見に耳を傾けることができました。一つは、国家を運営する基本的なルールを無視するアベ政治の暴走を止めることこそ、…

覚え書:「文化の扉:はじめての盆栽 自然や人生を凝縮、海外でも人気」、『朝日新聞』2016年02月14日(日)付。

- 文化の扉:はじめての盆栽 自然や人生を凝縮、海外でも人気 2016年2月14日はじめての盆栽<グラフィック・甲斐規裕> 庭の盆栽にボールが当たり、おじいさんに怒られる子ども——。昔は漫画の場面にあるように年配者の趣味との印象もあった盆栽ですが、今で…

覚え書:「書評:なぜニワトリは毎日卵を産むのか 森誠 著」、『東京新聞』2016年02月07日(日)付。

- なぜニワトリは毎日卵を産むのか 森誠 著 2016年2月7日 ◆食べるが先か 学ぶが先か [評者]原田信男=国士舘大教授 食用家畜としては、ユーラシア大陸西北部の麦文化圏でウシやヒツジを飼育し、東南部の米文化圏ではブタを飼っている。ところがニワトリは…

覚え書:「書評:都市と暴動の民衆史 藤野裕子 著」、『東京新聞』2016年02月07日(日)付。

- 都市と暴動の民衆史 藤野裕子 著 2016年2月7日 ◆騒乱に揺れた18年間 [評者]平井玄=評論家 この本は身に食いこむ。こんな学術書に出合ったのは本当に久しぶりである。 本書は「東京・1905−1923年」と副題されているように、明治の終わりから大…

覚え書:「書評:21世紀の不平等 アンソニー・B・アトキンソン 著 山形浩生・森本正史 訳」、『東京新聞』2016年02月07日(日)付。

- 21世紀の不平等 アンソニー・B・アトキンソン 著 山形浩生・森本正史 訳 2016年2月7日 ◆縮小へ15の提案、行動促す [評者]廣瀬弘毅=福井県立大准教授、経済政策論 英国の公共経済学、分配問題研究の第一人者による著作である。専門書ながら大きな反…

覚え書:「日曜に想う:今そこにある「緊急事態」 論説主幹・大野博人」、『朝日新聞』2016年02月14日(日)付。

- 日曜に想う:今そこにある「緊急事態」 論説主幹・大野博人 2016年2月14日 与党・自民党は憲法に緊急事態条項が必要だという。 「有事や大規模災害などが発生したときに、緊急事態の宣言を行い、内閣総理大臣等に一時的に緊急事態に対処するための権限を付…

覚え書:「クローズアップ2016 東西教会トップ初会談 対IS、戦略的融和」、『毎日新聞』2016年02月14日〔日)付。

- クローズアップ2016 東西教会トップ初会談 対IS、戦略的融和毎日新聞2016年2月14日 東京朝刊 (写真キャプション)共同宣言に署名した後、抱き合うフランシスコ・ローマ法王(左)とキリル・モスクワ総主教=ハバナの空港で2016年2月12日、A…

覚え書:「書評:文人、ホームズを愛す。 植田弘隆 著」、『東京新聞』2016年02月07日(日)付。

- 文人、ホームズを愛す。 植田弘隆 著 2016年2月7日◆著作に手掛かり探す [評者]新保博久=ミステリー評論家 文人といわれると夏目漱石を思い浮かべる人も多いだろう。漱石がシャーロック・ホームズを読んだかどうか定かでないが、初期短篇「趣味の遺伝」…

覚え書:「読書日記:著者のことば 畠山健二さん」、『毎日新聞』2016年02月09日(火)付夕刊。

- 読書日記 著者のことば 畠山健二さん毎日新聞2016年2月9日 東京夕刊 ■「本所おけら長屋」シリーズ(PHP文芸文庫・各669−670円)身についた落語生かし 江戸は本所亀沢町、おけら長屋の住人が織りなす泣き笑いを生き生きと紡ぐ。小説という形だが、…

覚え書:「読書日記:ピックアップ 「日本人はどこから来たのか?」ほか」、『毎日新聞』2016年02月09日(火)付夕刊。

- 読書日記 ピックアップ 「日本人はどこから来たのか?」ほか毎日新聞2016年2月9日 東京夕刊 ■日本人はどこから来たのか?(海部陽介著・文芸春秋・1404円) 著者は国立科学博物館人類史研究グループ長。壮大なスケールで、人類が日本に到達する道のり…

日記:『宗教と現代がわかる本 2016』(平凡社、2016年)刊行のインプレッション

『宗教と現代がわかる本 2016』、本日より書店の店頭に並び始めます!今年の特集は「聖地・沖縄・戦争」。戦後70年の節目をふり返り、戦争と平和と宗教について、またそれらの問題が集約されている沖縄について考えます。 pic.twitter.com/KqXBK12ccu— 平凡…

覚え書:「昭和史のかたち 『占領憲法』の発想=保阪正康」、『毎日新聞』2016年2月13日(日)付。

- 昭和史のかたち 「占領憲法」の発想=保阪正康毎日新聞2016年2月13日 東京朝刊コラージュ・末松久奈時代錯誤で史実に不見識 安倍晋三首相は、憲法改正(特に9条)を7月の参院選の争点にするようだ。正面から争点にすることは近年の選挙ではあり得なかっ…

覚え書:「今週の本棚・新刊 『ケインズ対フランク・ナイト』=酒井泰弘・著」、『毎日新聞』2016年02月07日(日)付。

- 今週の本棚・新刊 『ケインズ対フランク・ナイト』=酒井泰弘・著毎日新聞2016年2月7日 東京朝刊 (ミネルヴァ書房・4104円) 経済学の2人の巨人、J・M・ケインズ(1883−1946)とフランク・ナイト(1885−1972)。リスクや蓋然(が…

覚え書:「今週の本棚 湯川豊・評 『冬の物語』=イサク・ディネセン著」、『毎日新聞』2016年02月07日(日)付。

- 今週の本棚 湯川豊・評 『冬の物語』=イサク・ディネセン著毎日新聞2016年2月7日 東京朝刊 (新潮社・2592円)二十一世紀の冬の夜に繋がる神話 昔の物語を聞いているような懐かしさがある。十一のすべての短篇にそういう趣がある。 実際に、「十九世…

覚え書:「今週の本棚 井波律子・評 『カール・クラウス−闇にひとつ炬火あり』=池内紀・著」、『毎日新聞』2016年02月07日(日)付。

- 今週の本棚 井波律子・評 『カール・クラウス−闇にひとつ炬火あり』=池内紀・著毎日新聞2016年2月7日 東京朝刊 池内紀(おさむ)・著 (講談社学術文庫・929円)美辞麗句の裏の醜悪な正体あばく カール・クラウス(一八七四−一九三六)は、世紀末ウィ…

覚え書:「18 私たちも投票します:国政選挙、AKB総選挙とどう違う?」、『朝日新聞』2016年02月12日(金)付。

- 18 私たちも投票します:国政選挙、AKB総選挙とどう違う? 2016年2月12日(写真キャプション)講義を聞くAKB48の(手前から)向井地美音さん、加藤玲奈さん、茂木忍さん=いずれも鬼室黎撮影 ■第4回 国政選挙の仕組み 政治に参加する意味とは …

覚え書:「インタビュー:展望なき世界 仏人類学・歴史学者、エマニュエル・トッドさん」、『朝日新聞』2016年02月11日(木)付。

- インタビュー:展望なき世界 仏人類学・歴史学者、エマニュエル・トッドさん 2016年2月11日「フランスはおかしくなっている。ドイツ人ほどきまじめではないことが救いか」=東京都千代田区、早坂元興撮影 写真・図版 悪い方へ悪い方へと回り続ける歯車をだ…

覚え書:「今週の本棚:松原隆一郎・評 『わが記憶、わが記録−堤清二×辻井喬オーラルヒストリー』=御厨貴、橋本寿朗、鷲田清一・編」、『毎日新聞』2016年02月07日(日)付。

- 今週の本棚 松原隆一郎・評 『わが記憶、わが記録−堤清二×辻井喬オーラルヒストリー』=御厨貴、橋本寿朗、鷲田清一・編毎日新聞2016年2月7日 東京朝刊 (中央公論新社・3456円)心に沁みる、人生振り返り 池袋西武百貨店の最上階にあった西武(のちセ…

覚え書:「今週の本棚:本村凌二・評 『ギリシア人の物語1−民主政のはじまり』=塩野七生・著」、『毎日新聞』2016年02月07日(日)付。

- 今週の本棚 本村凌二・評 『ギリシア人の物語1−民主政のはじまり』=塩野七生・著毎日新聞2016年2月7日 東京朝刊 (新潮社・3024円)思い入れある観方が冴える塩野節 「初心忘るべからず」とは世阿弥の文言。著者は大学の門をくぐったとき西洋古典学…

覚え書:「今週の本棚・この3冊 紫式部 山本淳子・選」、『毎日新聞』2016年02月07日(日)付。

- 今週の本棚・この3冊 紫式部 山本淳子・選毎日新聞2016年2月7日 東京朝刊 <1>紫式部(清水好子著/岩波新書/品切れ) <2>紫式部伝 その生涯と『源氏物語』(角田文衛著/法藏館/9504円) <3>紫式部日記 現代語訳付き(紫式部著、山本淳子…

日記:「改正憲法21条2項(自民党案)は、現憲法の『言論の自由』を否定!」

本日付『朝日新聞』に掲載された、伊藤真弁護士らの意見広告「改正憲法21条2項(自民党案)は、現憲法の『言論の自由』を否定!」は非常に明快です。ご参考まで。 pic.twitter.com/lJzDnA22nO— 氏家法雄 (@ujikenorio) 2016年3月9日「ジャーナリズムとは…

覚え書:「特集ワイド:続報真相 海外メディア東京特派員らが語る 日本「報道の自由」の危機」、『毎日新聞』2016年2月12日(金)付。

- 特集ワイド 続報真相 海外メディア東京特派員らが語る 日本「報道の自由」の危機毎日新聞2016年2月12日 東京夕刊「電波停止」発言 自民党が野党だった2012年9月、党総裁選候補として日本外国特派員協会の記者会見に臨んだ安倍晋三氏(右端)。その後…

覚え書:「今週の本棚・新刊 『近衛文麿』=古川隆久・著、日本歴史学会・編集」、『毎日新聞』2016年2月7日(日)付。

- 今週の本棚・新刊 『近衛文麿』=古川隆久・著、日本歴史学会・編集毎日新聞2016年2月7日 東京朝刊 (吉川弘文館・2376円) 近衛は、日本現代史で屈指の有名人だ。その生涯については多くの類書があり、抜きんでるのは容易ではない。さらに言えば、評…

覚え書:「今週の本棚 池澤夏樹・評 『水俣病の民衆史 全六巻』=岡本達明・著」、『毎日新聞』2016年2月7日(日)付。

- 今週の本棚 池澤夏樹・評 『水俣病の民衆史 全六巻』=岡本達明・著毎日新聞2016年2月7日 東京朝刊 (日本評論社・6480円−1万800円)一人一人の生きた日々の記録の束 水俣病は厖大(ぼうだい)な数の不幸な患者を生み出したが、その一方でこの歴史…

覚え書:「今週の本棚・本と人 『沖縄現代史 米国統治、本土復帰から「オール沖縄」まで』 著者・櫻澤誠さん」、『毎日新聞』2016年2月7日(日)付。

- 今週の本棚・本と人 『沖縄現代史 米国統治、本土復帰から「オール沖縄」まで』 著者・櫻澤誠さん毎日新聞2016年2月7日 東京朝刊 (中公新書・994円)自民が「オール沖縄」を地ならし 櫻澤誠(さくらざわ・まこと)さん 1978年新潟県生まれの研究者…

覚え書:「メディアと政治:第11回 甘利経済再生担当相辞任 政治の美学化とTPP=京都大教授・佐藤卓己」、『毎日新聞』2016年2月11日(木)付。

- メディアと政治 第11回 甘利経済再生担当相辞任 政治の美学化とTPP=京都大教授・佐藤卓己毎日新聞2016年2月11日 東京朝刊金銭授受疑惑を受けて記者会見で辞任を表明する甘利明経済再生担当相=東京都千代田区で1月28日、喜屋武真之介撮影 甘利明…