2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「『さようなら原発』決断を 大江さんら新政権に要請」、『毎日新聞』2011年9月7日(水)付。

- 「さようなら原発」決断を 大江さんら新政権に要請 東京電力福島第1原発事故を受け、作家の大江健三郎さんら原発依存からの脱却を訴える「さようなら原発1000万人アクション」の呼びかけ人が6日、東京都内で記者会見し「経済合理性や生産性ばかりに…

「ポジティヴな意味における自由は、平等な者のあいだにのみ可能」なものだとすれば、

- 自由は、それが触れることのできるリアリティとして存在したときは、いつでもかならず、空間的に限界づけられている。このことは、ネガティヴな自由(リバティーズ)のなかでももっとも基本的で最大のもの、つまり移動の自由のばあい、とくに明白である。…

自分の死を子供が深く悲しまぬように、わざと飲めもせぬ酒を一口飲み、すえもせぬ煙草を一口すい、ユーモアの芝居をみせてくれた「所作」と「言葉」……。

- 上智大学にデーケンという素晴らしい神父がおられる。彼は昔から「死の準備教育」「悲しみの教育」を若いときから学ばねばならぬと提唱されている。その教育を受けることによって、人間すべてに訪れる死を静かに迎え入れるよう準備しておくのだ。 「悲しみ…

研究ノート:内村鑑三とロシア

- ケーベルを介して「ロシア」が日本に入ってきていたことと関連して、内村鑑三とロシア思想家の関係を簡単に紹介しておきたい。内村とロシアとの関係は、一九〇三(明治三六)年に日露戦争を前にして内村が非戦論をとなえたことから、ロシアで同じ声をあげ…

覚え書:「ザ・特集:『菅首相』なぜコケたか 同じ『市民運動出身』辻元衆院議員が語る」、『毎日新聞』2011年9月1日(木)付。

- ザ・特集:「菅首相」なぜコケたか 同じ「市民運動出身」辻元衆院議員が語る粘りに粘ったが、ついに俵を割って官邸を去る菅直人首相(64)。批判のしどころは多々あるにせよ、結局、何がいけなかったのか。「市民運動出身」という同じルーツを持ち、東日…

なんら責任を負う気のない奴隷たちは上司たちに服従するわけだが……

- なんら責任を負う気のない奴隷たちは上司たちに服従するわけだが、当の上司たち自身も監督すべき事物の量に圧倒されているだけでなく、奴隷たち以上にいっそう広範囲において無責任を決めこんでいるので、労働の遂行じたいにおいても無数の不手際や落度が…

1923年9月1日の吉野作造の軌跡

- 最初に目に着きしは事務室の屋根瓦は一トたまりもなくゆすぶり落される光景也。地上の震動にからだもふら/\する 之は容易ならぬ地震だわいと思ふ間に遙に研究室の二階の上の煉瓦壁、法文科本館の夫れ六畳敷八畳敷位のがボタ\/落ち且所々縦に亀裂を生ぜ…