2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「インタビュー:ホロコーストの教訓 米エール大学教授、ティモシー・スナイダーさん」、『朝日新聞』2016年04月05日(火)付。

- インタビュー:ホロコーストの教訓 米エール大学教授、ティモシー・スナイダーさん 2016年4月5日 「ドイツ史の専門家ではないから、従来の研究と違う視点を持てたのだろう」=米ニューヘイブン、国末憲人撮影 ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の教訓に学…

覚え書:「震災学入門−死生観からの社会構想 [著]金菱清 [評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)」、『朝日新聞』2016年03月27日(日)付。

- 震災学入門−死生観からの社会構想 [著]金菱清 [評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家) [掲載]2016年03月27日 [ジャンル]医学・福祉 社会 ■「幽霊」も現実、当事者のケアを 震災について考えた本は数多くあるが、とりわけユニークな一冊が登場した。…

覚え書:「琉球王国と戦国大名−島津侵入までの半世紀 [著]黒嶋敏 [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)」、『朝日新聞』2016年03月27日(日)付。

- 琉球王国と戦国大名−島津侵入までの半世紀 [著]黒嶋敏 [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史) [掲載]2016年03月27日 [ジャンル]歴史 社会 ■丹念に追った、変化する関係 1609年、鹿児島藩主の島津家久は、3000人の軍兵を琉球(中山)王国に派…

覚え書:「「文系学部廃止」の衝撃 [著]吉見俊哉 [評者]蜂飼耳(詩人・作家)」、『朝日新聞』2016年03月27日(日)付。

- 「文系学部廃止」の衝撃 [著]吉見俊哉 [評者]蜂飼耳(詩人・作家) [掲載]2016年03月27日 [ジャンル]教育 社会 ■「目的や価値の軸」創造する知 昨年六月に文部科学省が出した「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」の通知は、各メディアに…

覚え書:「憲法を考える:自民改憲草案・前文:3 「経済による国の成長」に収斂」、『朝日新聞』2016年04月05日(火)付。

- 憲法を考える:自民改憲草案・前文:3 「経済による国の成長」に収斂 2016年4月5日 日本はどんな国であろうとするのか。自民党憲法改正草案の前文に、次の一文がある。 「我々は、自由と規律を重んじ、美しい国土と自然環境を守りつつ、教育や科学技術を…

覚え書:「文化の扉:ニュースキャスター 哲学や志まで、伝え方に個性」、『朝日新聞』2016年04月03日(日)付。

- 文化の扉:ニュースキャスター 哲学や志まで、伝え方に個性 2016年4月3日各放送局の主なキャスター<グラフィック・小倉誼之> この春、報道番組の“顔”が相次いで交代します。キャスターという立場はアナウンサーとは何が違い、記憶に残るキャスターたちは…

覚え書:「グッド・フライト、グッド・ナイト [著]マーク・ヴァンホーナッカー [評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)」、『朝日新聞』2016年03月27日(日)付。

- グッド・フライト、グッド・ナイト [著]マーク・ヴァンホーナッカー [評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論) [掲載]2016年03月27日 [ジャンル]人文 ■非日常の空間、淡く美しき世界 飛行機に乗る前は、いつもちょっとわくわくする。非日…

覚え書:「これで駄目なら―若い君たちへ 卒業式講演集 [著]カート・ヴォネガット [評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)」、『朝日新聞』2016年03月27日(日)付。

- これで駄目なら―若い君たちへ 卒業式講演集 [著]カート・ヴォネガット [評者]宮沢章夫(劇作家・演出家) [掲載]2016年03月27日 [ジャンル]教育 人文 ■皮肉とユーモアあふれる語り口 あらためて書くまでもないが、カート・ヴォネガットは、『猫のゆりかご…

覚え書:「シベリア最深紀行―知られざる大地への七つの旅 [著]中村逸郎 [評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)」、『朝日新聞』2016年03月27日(日)付。

- シベリア最深紀行―知られざる大地への七つの旅 [著]中村逸郎 [評者]島田雅彦(作家・法政大学教授) [掲載]2016年03月27日 [ジャンル]社会 国際 表紙画像 著者:中村 逸郎 出版社:岩波書店 価格:¥ 2,592Amazon.co.jp楽天ブックス紀伊國屋書店ウェブスト…

日記:一部の宗教貴族の意向によって私たちの政治的判断が制限されているのであれば、それは宗教に名を借りた独裁であり、断じて許すことのできない暴挙

集会の様子が動画でアップロードされました。私たちの登壇は35分頃からとなります。https://t.co/wKtmiGEYt8— 安保反対創価大学関係者の会 (@sokauniv_nowar) 2016年5月16日〈ましてや、一部の宗教貴族の意向によって私たちの政治的判断が制限されているので…

覚え書:「隔離の傷痕 らい予防法廃止20年/2 家族の時、奪った国 「私の過去に謝って」」、『毎日新聞』2016年04月02日(土)付。

- 隔離の傷痕 らい予防法廃止20年/2 家族の時、奪った国 「私の過去に謝って」毎日新聞2016年4月2日 東京朝刊「祖母の言葉通り、つまらないうそをついてきた」と話す男性=長崎県内で2016年3月11日、野田武撮影 幼いころ父のことを聞くと、祖母は…

覚え書:「江戸時代の通訳官—阿蘭陀通詞の語学と実務 [著]片桐一男 [評者]三浦しをん(作家)」、『朝日新聞』2016年03月27日(日)付。

- 江戸時代の通訳官—阿蘭陀通詞の語学と実務 [著]片桐一男 [評者]三浦しをん(作家) [掲載]2016年03月27日 [ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 ■言葉を武器に、未知に触れる努力 以前から不思議だったことがある。ちゃんとした学校も教科書も辞書もない…

覚え書:「核の戦後史 [著]木村朗、高橋博子」、『朝日新聞』2016年03月27日(日)付。

- 核の戦後史 [著]木村朗、高橋博子 [掲載]2016年03月27日 [ジャンル]歴史 社会 「状況を変える第一歩は、歴史的な事実を丹念に掘り起こすこと」。本書は公開資料を駆使して戦後の日本の核の現実を多角的に掘り下げる。日本への原爆投下は1943年5月に…

覚え書:「バラカ [著]桐野夏生 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)」、『朝日新聞』2016年03月27日(日)付。

- バラカ [著]桐野夏生 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史) [掲載]2016年03月27日 [ジャンル]文芸 社会 ■震災の暗黒郷を描き、時代を照らし出す あの日の震災で、福島第一原発がすべて爆発した。東京は避難勧告地域に指定されて住民は西に逃げた。首…

覚え書:「インタビュー:清貧の政治思想 前ウルグアイ大統領、ホセ・ムヒカさん」、『朝日新聞』2016年04月01日(金)付。

- インタビュー:清貧の政治思想 前ウルグアイ大統領、ホセ・ムヒカさん 2016年4月1日 (写真キャプション)自宅前で手を振るムヒカ氏=モンテビデオ郊外 質素な暮らしぶりから、「世界で一番貧しい大統領」として注目を集めた南米ウルグアイのホセ・ムヒカ…

覚え書:「憲法を考える:自民改憲草案・前文:1 身構える相手は戦後日本」、『朝日新聞』2016年04月01日(金)付。

- 憲法を考える:自民改憲草案・前文:1 身構える相手は戦後日本 2016年4月1日 憲法前文(抜粋) 自民党の日本国憲法改正草案は、五つの文で成る前文に始まる。短いので、連載にあたって初めにそっくり引用しておきたい。草案全体の色合いが鮮明で、その意…

覚え書:「【書く人】社会が変わる原動力に 『美の考古学 古代人は何に魅せられてきたか』考古学者・松木武彦さん(55)」、『東京新聞』2016年04月03日(日)付。

- 【書く人】社会が変わる原動力に 『美の考古学 古代人は何に魅せられてきたか』考古学者・松木武彦さん(55) 2016年4月3日 考古学の本なのに、メスにアピールするためのクジャクの飾り羽やライオンのたてがみから説き起こす。政治、経済の側面から歴史…

覚え書:「【書く人】当時のままワイワイと 『女子大で「源氏物語」を読む』 津田塾大教授・木村朗子さん(47)」、『東京新聞』2016年03月27日(日)付。

- 【書く人】当時のままワイワイと 『女子大で「源氏物語」を読む』 津田塾大教授・木村朗子さん(47) 2016年3月27日 津田塾大で二〇一四年春から半年間、女子学生約八十人と『源氏物語』の冒頭「桐壺(きりつぼ)」から第十帖(じょう)「賢木(さかき)…

覚え書:「書評:五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後 三浦英之 著」、『東京新聞』2016年03月27日(日)付。

- 五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後 三浦英之 著 2016年3月27日 ◆協和の理想の行方を追う [評者]春名徹=作家 旧満州国の最高学府として構想された建国大学という大学があった。「五族協和」という同国の理念のもとに一九三八年に日本・中国・朝鮮・…

日記:Democracy strikes back !

【首都圏大学有志の会からのお知らせ】今週日曜日開催の早稲田のイベントでは、首都圏大学連帯挨拶(慶応、上智、成蹊、創価、中央、中央学院、東大、東京学芸、東京経済、東京藝術、東洋、法政、武蔵美、明治、明星、立教、早稲田)があります。https://t.c…

覚え書:「憲法を考える:改正項目示さず民意問う「免罪符」 自民改憲草案」、『朝日新聞』2016年03月31日(木)付。

- 憲法を考える:改正項目示さず民意問う「免罪符」 自民改憲草案 2016年3月31日 自民党が野党時代の2012年に作った「日本国憲法改正草案」が、国会論戦を通じて再び注目を集めている。草案は、どのような経緯で出来たのか。首相はなぜ、この草案を前面…

覚え書:「書評:デビュー小説論 清水良典 著」、『東京新聞』2016年03月27日(日)付。

- デビュー小説論 清水良典 著 2016年3月27日 ◆時代への位置づけ丁寧に [評者]陣野俊史=文芸評論家 論じられている作家は八人。村上龍、村上春樹、高橋源一郎、笙野(しょうの)頼子、山田詠美、多和田葉子、川上弘美、町田康。いずれもいまの日本文学の…

覚え書:「書評:家康、江戸を建てる 門井慶喜 著」、『東京新聞』2016年03月27日(日)付。

- 家康、江戸を建てる 門井慶喜 著 2016年3月27日 ◆大事業に技術者の力 [評者]森彰英=ジャーナリスト 天正十八年(一五九〇)夏、小田原攻めの陣中で、徳川家康が豊臣秀吉から北条家の旧領地関東八カ国を譲り受ける場面から始まる。物語は歴史小説の造り…

覚え書:「書評:佐野碩 人と仕事1905−1966 菅孝行 編」、『東京新聞』2016年03月27日(日)付。

- 佐野碩 人と仕事1905−1966 菅孝行 編 2016年3月27日 ◆国際政治と闘う演劇 「評者」川崎賢子=日本映画大教授 佐野碩は一九二〇年代演劇の旗手だった。ファシズムとスターリン治下の粛清とに世界が挟撃される時代に、旧ソ連、ドイツ、アメリカなど…

覚え書:「論壇時評 『ことば』の復興 壊れた社会をつなぎ直す 作家・高橋源一郎」、『朝日新聞』2016年03月31日(木)付。

- 論壇時評 「ことば」の復興 壊れた社会をつなぎ直す 作家・高橋源一郎 2016年3月31日 舞台の上に、むすうの白い線がひかれている。それは、福島をかたち作っている海岸、道路、線路、河を示したもの。そしてふるさとのまち。その上に、子どもたちが眠って…

覚え書:「「戦争の世紀」研究 現代史と国際政治の視点から/12 太平洋問題調査会 日本外交の苦闘刻む」、『毎日新聞』2016年03月31日(木)付。

- 「戦争の世紀」研究 現代史と国際政治の視点から/12 太平洋問題調査会 日本外交の苦闘刻む毎日新聞2016年3月31日 東京夕刊1927年のIPR第2回ハワイ会議への出発を前に、記念撮影する日本IPR代表団と渋沢栄一・評議員会会長(左から3人目)ら…

覚え書:「今週の本棚:井波律子・評 『中国銅鑼の謎』=クリストファー・ブッシュ著」、『毎日新聞』2016年03月27日(日)付。

- 今週の本棚 井波律子・評 『中国銅鑼の謎』=クリストファー・ブッシュ著毎日新聞2016年3月27日 東京朝刊 (論創社・2376円)舞台劇のような古典パズルを堪能 英国のミステリ作家クリストファー・ブッシュ(一八八五−一九七三)は、限られた登場人物の…

覚え書:「今週の本棚:今週の本棚・この3冊 万葉集 小川靖彦・選」、『毎日新聞』2016年03月27日(日)付。

- 今週の本棚・この3冊 万葉集 小川靖彦・選毎日新聞2016年3月27日 東京朝刊 <1>万葉集全5冊(佐竹昭広・山田英雄・工藤力男・大谷雅夫・山崎福之校注/岩波文庫/各1166円) <2>世界の文字史と『万葉集』(ディヴィッド・ルーリー著、青山学院…

覚え書:「今週の本棚:沼野充義・評 『プラハの墓地』=ウンベルト・エーコ著」、『毎日新聞』2016年03月27日(日)付。

- 今週の本棚 沼野充義・評 『プラハの墓地』=ウンベルト・エーコ著毎日新聞2016年3月27日 東京朝刊 (東京創元社・3780円)現代に直結する陰謀と愛国心の病 ウンベルト・エーコが二〇一〇年に発表した長編である。著者は残念ながら、この二月に七四歳…

日記:安全保障関連法の廃止を求める早稲田大学有志の会他共催「民主主義の逆襲」 日時:5月15日(日)13:00〜

【「大学有志の会」情報】◆安全保障関連法の廃止を求める早稲田大学有志の会他共催「民主主義の逆襲」日時:5月15日(日)13:00〜 集会後デモ会場:早稲田大学大隈記念講堂内容:高畑勲・アーサー・ビナード対談/大学連帯挨拶他 pic.twitter.com/eJ6KvLScD…