2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
- 特集ワイド 社会保障費急増、2025年問題 「団塊の世代」老後はお荷物?毎日新聞2016年4月8日 東京夕刊1947〜49年に生まれた「団塊の世代」は、前の3年、後の3年の世代より2割以上も人口が多く、大学闘争などさまざまな社会現象の担い手となっ…
- 危機と劇場 [著]内田洋一 [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授) [掲載]2016年04月03日 [ジャンル] 演劇は人間の身体がライブで表現を行う、もっとも瞬間的な強度をもつ芸術のジャンルだ。が、美術のようにモノが残らず、複製芸術でもないから、経…
- イサの氾濫 [著]木村友祐 [評者]斎藤美奈子(文芸評論家) [掲載]2016年04月03日 [ジャンル]文芸 社会 ■東北人の重い口から叫びが届く この小説(の原型)が文芸誌に載った2011年11月から、本になるのを私は待っていたのだよ。そうだよ。もう4年以…
- プラハの墓地 [著]ウンベルト・エーコ [評者]末國善己 [掲載]2016年04月03日 [ジャンル]文芸 社会 今年2月19日に亡くなったウンベルト・エーコは、記号論学者であり、『薔薇(ばら)の名前』など世界的なベストセラーを残した作家でもあった。エーコ…
- 論点 司馬遼太郎の問いかけ毎日新聞2016年4月8日 東京朝刊 「国民的作家」と呼ばれる司馬遼太郎(1923−96年)が亡くなって20年。節目の年を迎えて、テレビや雑誌などでは回顧特集が続く。司馬は多くの歴史小説、エッセーを残した。発表当時、歴史…
- 誰のために産むのか? 自分、家、社会、国? 高重治香2016年4月6日「manma」の企画で子育て家庭を訪問した学生たち。家事を手伝いながら子どもと触れあった=manma提供 「少子化を解決せよ」の大合唱、これから産みたい女性にとっては追い風が吹…
- 親鸞 末木文美士 著 2016年4月3日 ◆思想展開 ダイナミックに [評者]釈徹宗=僧侶・宗教学者 末木の著作は方法論や執筆意図を明示するところに特徴がある。また、彼の「思想史の方法論」は実に魅力的である。ときに、そうか思想史という手があったかとい…
- カナリア恋唄 杉本章子 著 2016年4月3日 ◆逆境に揺れ動く女心 [評者]末國善己=文芸評論家 杉本章子の遺作『カナリア恋唄』は、代表作<お狂言師歌吉(うたきち)うきよ暦>シリーズの第四弾で、完結篇として構想されるも残念ながら未完になった作品であ…
- シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 エマニュエル・トッド 著 2016年4月3日 ◆社会分裂の危機を訴える [評者]小倉孝誠=慶応大教授 先月ベルギーで発生した同時テロ事件や昨年パリで起きた二度のテロ事件は、単にベルギーやフランスの問題ではな…
- 4 立憲主義の現代的意義 (一)立憲主義と社会国家 立憲主義は、国家は国民生活にみだりにかいにゅうすべきではないという消極的な権力観を前提としている。そこで、国家による社会への積極的な介入を認める社会国家思想が、立憲主義と矛盾しないかが問題…
- 社説余滴:キセルの真ん中を開け 氏岡真弓 2016年4月8日 教育社説担当・氏岡真弓 教科書は国のチェックでここまで変えられるのか。文部科学省が発表した教科書の検定結果を取材して驚いた。 実教出版「高校日本史A」の南京事件の見開きページ。 出版社が…
- ハンセン病 日本と世界 ハンセン病フォーラム編 2016年4月3日 ◆真の解決に向かって [評者]黒坂愛衣(あい)=東北学院大准教授 カラフルな本だ。ハンセン病療養所の風景やこの問題に関わった人々の笑顔のカラー写真がたくさん並ぶ。差別や隔離といった厳…
- 米ノンフィクション 看護の本質伝える 「幅広い層に読んでほしい」 県立大の田中教授が翻訳、15日出版 /島根毎日新聞2016年4月5日 地方版 翻訳した「看護師として生きる−−自分の選択」を出版する田中教授=島根県出雲市の県立大学で、山田英之撮影 [PR…
- 今週の本棚・本と人 『アメリカの排日運動と日米関係』 著者・簑原俊洋さん毎日新聞2016年4月3日 東京朝刊 (朝日選書・1728円)日米衝突の遠因に迫る 簑原俊洋(みのはら・としひろ)さん 移民問題は、パワーや国益といった伝統的な外交・安全保障か…
- 特集ワイド 姜尚中さんが語る漱石毎日新聞2016年4月6日 東京夕刊 「在日2世という出自もあって深い孤独に悩んだ思春期に、漱石の言葉は私の“メンター(導き手)”でした」と語る姜さん=東京都千代田区で、内藤絵美撮影 今年は作家、夏目漱石の「没後10…
- 記者の目 ブログ発 待機児童問題=野口由紀(京都支局)毎日新聞2016年4月6日 東京朝刊 京都市から届いた「入所不可」の通知を次男と見つめる女性=京都市伏見区で昨年5月、野口由紀撮影保活に翻弄、転換を 2月にインターネット上に投稿された匿名の「保…
- 今週の本棚・新刊 『東アジアに平和の海を』=前田朗、木村三浩・編著毎日新聞2016年4月3日 東京朝刊 (彩流社・2376円) 日韓、日中関係は、歴史問題や領土問題をめぐって論争が絶えない。ナショナリズムに火が付き、冷静な議論ができない場合も少な…
- 今週の本棚・この3冊 移民・難民 安田浩一・選毎日新聞2016年4月3日 東京朝刊 <1>排除と抵抗の郊外 フランス<移民>集住地域の形成と変容(森千香子著/東京大学出版会/4968円) <2>在日外国人 第三版−−法の壁、心の溝(田中宏著/岩波新書/…
- 今週の本棚 鴻巣友季子・評 『屋根裏の仏さま』=ジュリー・オオツカ・著毎日新聞2016年4月3日 東京朝刊 (新潮クレスト・ブックス・1836円)戦時下の「写真花嫁」たち ジュリー・オオツカはデビュー十数年、寡作の書き手だが、米国のPEN/フォーク…
皆が公のことを考える強靱な日本人をつくらなければならない=自民伊吹文明←公の秩序と個人の自由を対立させ、『公』に『自由』を服属させた途端、権利としての自由の価値は根幹から破壊される。もはやそれは、自由とは言えません=山元一氏・憲法学 https:/…
- 特集ワイド 甘利問題、逃げるが勝ち? 違法性疑念、しっかり説明必要毎日新聞2016年4月4日 東京夕刊口利き疑惑を受けて記者会見で辞任を表明し、涙を浮かべる甘利明経済再生担当相。追加説明はいつになるのか=東京都千代田区で2016年1月28日、喜屋…
- 今週の本棚 張競・評 『『論語』と孔子の生涯』=影山輝國・著毎日新聞2016年4月3日 東京朝刊 (中公叢書・2052円)古典の魅力とその受容史を巧みに語る 孔子の娘婿は公冶長(こうやちょう)と言い、七十人の弟子の一人だ。娘の結婚について『論語』に…
- 今週の本棚 山崎正和・評 『チェーホフ−七分の絶望と三分の希望』=沼野充義・著毎日新聞2016年4月3日 東京朝刊 (講談社・2700円)七分の共感と三分の憐憫の作家 本書の主題はチェーホフ、副題は「七分の絶望と三分の希望」である。だが読み進むと浮…
- 今週の本棚 湯川豊・評 『怪しいものたちの中世』=本郷恵子・著毎日新聞2016年4月3日 東京朝刊 (角川選書・1728円)日本人とは何かまで考えさせる力 第一章「中世の博打(ばくち)」が始まるとすぐに、こんなエピソードが語られる。藤原定家の日記『…
- 耕論:文系で学ぶ君たちへ 最果タヒさん、鷲田清一さん、ロバート・キャンベルさん 2016年4月7日最果タヒさん=遠藤真梨撮影 学生注目! 何だ! 文系の学問は役に立たないから廃止しろなんてことが言われている! ナンセンス! 我々は先輩の教えを聞いて、…
- 耕論:障害者とともに 福島智さん、姫路まさのりさん、伊藤亜紗さん 2016年4月6日イラスト・上村伸也 障害者差別解消法が1日に施行された。社会的障壁をなくすバリアフリーの理念は、進化していくのだろうか。かけ声倒れに終わらない共生のありかたを、考…
- 今週の本棚・新刊 『6 シックス』=早見和真・著毎日新聞2016年4月3日 東京朝刊 (集英社文庫・670円) 東京六大学野球を主題にした青春小説。全6章構成で、1章は東大、2章は法大……と、各大学の学生らを主人公に物語は進む。補欠、マネジャー、就活…
- 今週の本棚 海部宣男・評 『カルチャロミクス−文化をビッグデータで計測する』=エレツ・エイデン、ジャン=バティースト・ミシェル著 『カルチャロミクス−文化をビッグデータで計測する』 (草思社・2376円)人文資料のデジタル化、今が好機 インター…
- 今週の本棚・新刊 『台湾と日本のはざまを生きて 世界人、羅福全の回想』=羅福全・著、陳柔縉・編著毎日新聞2016年4月3日 東京朝刊 (藤原書店・3888円) 2000−04年に台湾駐日代表を務めた羅福全氏の回顧録。1935年生まれの羅氏は裕福で教…
今月号の『宗教問題』に載ってる中田先生のインタビュー、体を張ったギャグにしか思えん。— タサヤマ (@girugamera) 2015年12月17日@Gakuwahikari この発言からのアカウント消失は最高にクールですね pic.twitter.com/nHjDrz87zL— タサヤマ (@girugamera) 20…