2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「憲法を考える:自民改憲草案・ハンガリーで読む:中 国民「まとめあげる」道具に」、『朝日新聞』2016年06月15日(水)付。

- 憲法を考える:自民改憲草案・ハンガリーで読む:中 国民「まとめあげる」道具に 2016年6月15日 5月2日。ハンガリーの首都ブダペストで、トローチャーニ・ラースロー司法相に憲法改正の狙いを尋ねると、こんな答えが返ってきた。 「グローバル化が進む中…

覚え書:「書評:人口と日本経済 吉川洋 著」、『東京新聞』2016年09月04日(日)付。

- 人口と日本経済 吉川洋 著 2016年9月4日 ◆需要をつくる企業家精神 [評者]根井雅弘=京都大教授 「経済学と人口」は古くて新しい問題である。十八世紀末、マルサスは有名な『人口論』のなかで、食料が1、2、3、4…というように等差数列的にしか増加し…

覚え書:「書評:人びとの戦後経済秘史 東京新聞・中日新聞経済部 編」、『東京新聞』2016年09月04日(日)付。

- 人びとの戦後経済秘史 東京新聞・中日新聞経済部 編 2016年9月4日 ◆今どう生きるか問う [評者]池上彰=ジャーナリスト 多くの若者は、歴史を暗記科目だと誤解しています。複数の大学で現代史を教えている私の実感です。年号が頻出し、固有名詞が多数出て…

覚え書:「書評:「考古学エレジー」の唄が聞こえる 澤宮優 著」、『東京新聞』2016年09月04日(日)付。

- 「考古学エレジー」の唄が聞こえる 澤宮優 著 2016年9月4日 ◆泥まみれ夢追う日々 [評者]岡村道雄=考古学者 考古学エレジーの唄に乗せて語られる昭和戦後の二十年代から昭和末までの発掘草創期と、発掘に明け暮れた人生の物語である。全国各地で昼も夜も…

覚え書:「憲法を考える:自民改憲草案・ハンガリーで読む:上 『伝統回帰』似通う思想」、『朝日新聞』2016年06月14日(火)付。

- 憲法を考える:自民改憲草案・ハンガリーで読む:上 「伝統回帰」似通う思想 2016年6月14日ドナウの河畔に立ち、威厳を漂わせる国会議事堂 「ドナウの真珠」。そう呼ばれるハンガリーの首都ブダペストは、中央をドナウ川がゆったりと流れる美しい街だ。 こ…

覚え書:「憲法を考える:9条の根源 哲学者・柄谷行人さん」、『朝日新聞』2016年06月14日(火)付。

- 憲法を考える:9条の根源 哲学者・柄谷行人さん 2016年6月14日「なぜ日本に9条があるのか、どうして改憲できなかったのか、誰もが一度きちんと考えてほしい」=早坂元興撮影 憲法改正論の本丸が「戦争放棄」をうたった憲法9条にあることは明らかだ。自…

覚え書:「著者に会いたい 「戦後日中関係と同窓会」 佐藤量さん [文]今村優莉」、『朝日新聞』2016年05月01日(日)付。

- 著者に会いたい 「戦後日中関係と同窓会」 佐藤量さん [文]今村優莉 [掲載]2016年05月01日 ■日本に人生を翻弄された人々 旧満州(中国東北部)の日本人学校に通った中国人は、戦後どのような人生を送ったのか。本書は、人類学を専攻する佐藤量さん(立命館…

覚え書:「著者に会いたい 過去をもつ人 荒川洋治さん [文]赤田康和」、『朝日新聞』2016年09月04日(日)付。

- 著者に会いたい 過去をもつ人 荒川洋治さん [文]赤田康和 [掲載]2016年09月04日 荒川洋治さん=赤田康和撮影 ■本を限りなく愛す言葉の達人 短い文を積み重ねる。リズムも良く、言い切る。難しい言葉は使わない。比喩がスパイスのように、体にしみてくる。…

覚え書:「売れてる本 日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか [著]矢部宏治 [文]市川真人(批評家・早稲田大学准教授)」、『朝日新聞』2016年09月04日(日)付。

- 売れてる本 日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか [著]矢部宏治 [文]市川真人(批評家・早稲田大学准教授) [掲載]2016年09月04日 ■根源的な問い、まずは直視を 同じ行為をされても誰がしたかで生理的な好悪が異なるように、人が何かを認識や…

日記:「自堕落な生活で人工透析やってる連中なんか全員殺せ」(=長谷川豊氏)という「珍説」を撤回することなく、さらに怪気炎の巻

長谷川豊という人の、人工透析患者に対する誹謗中傷発言がすさまじい。相模原の事件がなお生々しいこの時期に、弱者を徹底して世界から消尽させようと呼びかける。障碍者絶滅とまったく同じ地平に立つ思想が、悪びれることなく言葉にされる。https://t.co/ES…

覚え書:「18歳をあるく:自分が動けば、変わるんだ 目安箱、学校を動かした」、『朝日新聞』2016年06月12日(日)付。

- 18歳をあるく:自分が動けば、変わるんだ 目安箱、学校を動かした 2016年6月12日「『こうしたらいいじゃん!』ってみんなで気軽に話し合って、動くことが政治につながる」。生徒会室で、仲間と談笑する風間一樹さん(中央)=金川雄策撮影 テレビには、…

覚え書:「悩んで読むか、読んで悩むか 「人は人」、親子関係も風通し良く 斎藤環さん [文]斎藤環」、『朝日新聞』2016年09月04日(日)付。

- 悩んで読むか、読んで悩むか 「人は人」、親子関係も風通し良く 斎藤環さん [文]斎藤環 [掲載]2016年09月04日 さいとう たまき 61年生まれ。精神科医で批評家。筑波大学教授。『オープンダイアローグとは何か』(著・訳)など ■相談 家で機嫌が悪い中2…

覚え書:「陸王 [著]池井戸潤 [評者]市田隆(本社編集委員) 」、『朝日新聞』2016年08月28日(日)付。

- 陸王 [著]池井戸潤 [評者]市田隆(本社編集委員) [掲載]2016年08月28日 [ジャンル]文芸 ■保証なき道進む中小企業の不安 ベストセラーとなった『下町ロケット』シリーズと同じく、新技術による商品開発を目指す中小企業の物語。今回の池井戸作品でも熱い人…

覚え書:「北の富士流 [著]村松友視 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)」、『朝日新聞』2016年08月28日(日)付。

- 北の富士流 [著]村松友視 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史) [掲載]2016年08月28日 [ジャンル]歴史 人文 ■数字で評価できない人間的魅力 1972年1月場所8日目、横綱北の富士と関脇貴ノ花の一番を、小学3年だった私はテレビで観戦していた。…

覚え書:「文化の扉:アイヌ文化、世界へ カムイの思想、五輪に向け発信」、『朝日新聞』2016年06月12日(日)付。

- 文化の扉:アイヌ文化、世界へ カムイの思想、五輪に向け発信 2016年6月12日アイヌ文化、世界へ<グラフィック・小倉誼之> 写真・図版 2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に合わせ、アイヌ文化を世界に発信しようという政策が進んでいます。日本…

覚え書:「軍事と大学、縮まる距離 防衛省公募の技術に応募多数」、『朝日新聞』2016年06月12日(日)付。

- 軍事と大学、縮まる距離 防衛省公募の技術に応募多数 安倍龍太郎2016年6月12日防衛装備庁が募集した研究テーマの一例(2016年度) 防衛装備品に応用可能な技術開発のため、基礎研究を委託、最大で年3千万円を拠出する――。防衛省が昨年度はじめたこの…

覚え書:「TOKYOインテリアツアー [著]浅子佳英、安藤僚子 [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)」、『朝日新聞』2016年08月28日(日)付。

- TOKYOインテリアツアー [著]浅子佳英、安藤僚子 [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授) [掲載]2016年08月28日 [ジャンル]アート・ファッション・芸能 ■巨大都市の行方、多面的に批評 ポケモンGOは、既存の都市空間に異なる情報の層を重ねあ…

覚え書:「ボクシングと大東亜―東洋選手権と戦後アジア外交 [著]乗松優 [評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)」、『朝日新聞』2016年08月28日(日)付。

- ボクシングと大東亜―東洋選手権と戦後アジア外交 [著]乗松優 [評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト) [掲載]2016年08月28日 [ジャンル]歴史 人文 ■「熱狂」が崩した国交断絶の壁 第2次大戦後、フィリピンの対日感情は極めて悪く、2国間の交渉は難航した…

覚え書:「裸の華 [著]桜木紫乃 [評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)」、『朝日新聞』2016年08月28日(日)付。

- 裸の華 [著]桜木紫乃 [評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学) [掲載]2016年08月28日 [ジャンル]文芸 踊り一筋のストリッパーが骨折して舞台を降り、四〇歳で故郷札幌に戻って、ススキノで店を開く。従業員はわけありのバーテンダーと、性格のまる…

日記:強行採決から1年!戦争法廃止!9.19国会正門前行動=学者の会

【本日です!一年経っても忘れない!私たちの意思を示そう!】『強行採決から1年!戦争法廃止!9.19国会正門前行動』9月19日(月・祝)15時半〜17時 国会正門前 各種共有ボタンで拡散を!詳細は→ https://t.co/bFyVxlpvnd— 解釈で憲法9条を壊す…

覚え書:「「与党支援せず」 生長の家表明 首相の姿勢を批判」、『朝日新聞』2016年06月11日(土)付。

- 「与党支援せず」 生長の家表明 首相の姿勢を批判 2016年6月11日 宗教法人「生長の家」は9日、安倍晋三首相の政治姿勢に反対し、参院選で与党とその候補者を支持しないとする方針を発表した。 方針は、安倍政権を「民主政治が機能不全に陥った時代の日本…

覚え書:「鮎川信夫、橋上の詩学 [著]樋口良澄 [評者]蜂飼耳(詩人・作家)」、『朝日新聞』2016年08月28日(日)付。

- 鮎川信夫、橋上の詩学 [著]樋口良澄 [評者]蜂飼耳(詩人・作家) [掲載]2016年08月28日 [ジャンル]文芸 戦後、詩の雑誌「荒地(あれち)」の中心メンバーとなり、詩と批評の執筆に力を注ぎ、現代詩の歩みに大きな影響を与えた詩人・鮎川信夫。今年は没後三…

覚え書:「2050 近未来シミュレーション日本復活 [著]クライド・プレストウィッツ [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2016年08月28日(日)付。

- 2050 近未来シミュレーション日本復活 [著]クライド・プレストウィッツ [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学) [掲載]2016年08月28日 [ジャンル]経済 ■夢の成功国家、実現への秘策は 2050年の日本。ワシントンDCを飛び立った超音速旅客機ミツビ…

覚え書:「国際秩序 [著]ヘンリー・キッシンジャー [評者]保阪正康(ノンフィクション作家)」、『朝日新聞』2016年08月28日(日)付。

- 国際秩序 [著]ヘンリー・キッシンジャー [評者]保阪正康(ノンフィクション作家) [掲載]2016年08月28日 [ジャンル]歴史 ■自制、力、正統性の釣り合いを 国際政治学者キッシンジャーの基本的な歴史観・世界観を凝縮した研究書である。フォード政権で国務長…

覚え書:今夏の参議院選挙に対する生長の家の方針

- 今夏の参議院選挙に対する生長の家の方針「与党とその候補者を支持しない」来る7月の参議院選挙を目前に控え、当教団は、安倍晋三首相の政治姿勢に対して明確な「反対」の意思を表明するために、「与党とその候補者を支持しない」ことを6月8日、本部の方…

覚え書:「インタビュー:過激派のイスラム化 欧州大学院大学教授、オリビエ・ロワさん」、『朝日新聞』2016年06月11日(土)付。

- インタビュー:過激派のイスラム化 欧州大学院大学教授、オリビエ・ロワさん 2016年6月11日 「イスラムやジハードについて、すべてアフガンで学んだ。それが今の私をつくっている」=伊フィレンツェ、国末憲人撮影 パリで、ブリュッセルで、中東各地でテロ…

覚え書:「【東京エンタメ堂書店】<江上剛のこの本よかった>会話のコツを盗め! 面白すぎる対談もの」、『東京新聞』2016年07月04日(月)付。

- 【東京エンタメ堂書店】<江上剛のこの本よかった>会話のコツを盗め! 面白すぎる対談もの 2016年7月4日 対談ものはあまり読まない。二人より一人のことをじっくり知りたいからだ。そんな読者は多いと思う。 しかしそんな思いを打ち砕いてくれるのがこの…

覚え書:「【東京エンタメ堂書店】<江上剛のこの本よかった>途中でやめられない! 篠田節子の真骨頂」、『東京新聞』2016年09月05日(月)付。

- 【東京エンタメ堂書店】<江上剛のこの本よかった>途中でやめられない! 篠田節子の真骨頂 2016年9月5日 大好きな作家、篠田節子さんの3冊を紹介しよう。◆働く女5人の戦い まずは直木賞受賞作で代表作の<1>『女たちのジハード』(集英社文庫、七六一…

覚え書:「書評:中国 虫の奇聞録 瀬川千秋 著」、『東京新聞』2016年08月28日(日)付。

- 中国 虫の奇聞録 瀬川千秋 著 2016年8月28日 ◆古来民衆の想像力を刺激 [評者]池田清彦=生物学者 ごく少数の虫好きの人を除けば、大半の現代人は虫に全く興味を示さないか、嫌悪感を抱くのが普通だろう。それは虫の形態や生態が現代人の理解を超えるから…

日記:金儲けまで考えてる防衛大臣

新閣僚で資産トップ 稲田大臣「防衛関連株」大量保有https://t.co/hcKiNRCaE6防衛大臣が軍事関連株を所有。川崎重工6000株、三菱重工3000株、IHI8000株、三菱電機2000株、日立製作所3000株。これって危なくない?規範に触れないよう…