医療・福祉

覚え書:「今週の本棚:『幸福度をはかる経済学』=ブルーノ・S・フライ・著」、『毎日新聞』2012年10月21日(日)付。

- 今週の本棚:『幸福度をはかる経済学』=ブルーノ・S・フライ・著 (NTT出版・3570円) このところ、幸福をめぐる本が目につく。あえて幸福を論ずることが求められる時代とは、はたして何なのだろうか。本書の原著名も『幸福』、そしてサブタイトル…

覚え書:「今週の本棚:昭和後期の家族問題=湯沢雍彦」、『毎日新聞』2012年10月21日(日)付。

- 今週の本棚:昭和後期の家族問題 湯沢雍彦 (ミネルヴァ書房・3675円)家族の姿が、戦後から昭和末期までどのように変わってきたかを経済、教育、文化などの側面から浮き彫りにする。データと資料は膨大だが、かみくだかれた文章でわかりやすい。市井…

覚え書:「記者の目 生活保護バッシング」、『毎日新聞』2012年10月2日(火)付。

- 記者の目 生活保護バッシング 東京社会部 遠藤拓寛容な視点で考えよう もしかして、日本社会は生活保護を受給者ごと切り捨てようとしているのか。春先から続くバッシングはそんな危うささえも漂わせている。 生活保護は6月時点の受給者が211万人超と過…

覚え書:「異論反論 餓死や孤立死が相次いでいます=雨宮処凛」、『毎日新聞』2012年10月3日(水)付。

- 異論反論 餓死や孤立死が相次いでいます 寄稿 雨宮処凛SOSを発し得る社会に 毎週水曜日、首相官邸前には消費税増税や社会保障切り下げに疑問をもつ人々が集まり、生活保護の改悪に反対する声を上げている。 8月に閣議決定された来年度予算の概算要求に…

覚え書:「今週の本棚:中村桂子・評 『弱いロボットーシリーズ ケアをひらく』=岡田美智男・著」、『毎日新聞』2012年9月30日(日)付。

- 今週の本棚:中村桂子・評 『弱いロボットーシリーズ ケアをひらく』=岡田美智男・著 (医学書院・2100円) ◇何もできない存在が人との関係を生み出す 「弱いロボット」という標題と帯の「ひとりでできないもん」という文字がなんだか気になった。ロボ…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 『つどい』に行けない人たち=湯浅誠」、『毎日新聞』2012年9月28日(金)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 「つどい」に行けない人たち 湯浅誠 反貧困ネットワーク事務局長「当事者参加」をどう確保するか 本当に子育てで大変な人は、子育て政策を考えるつどいには来られない。本当に介護に追われている人は、介護保険のあるべき姿を…

覚え書:「今週の本棚:中村達也・評『反転する福祉国家−オランダモデルの光と影』=水島治郎・著」、『毎日新聞』2012年09月09日(日)付。

- 今週の本棚:中村達也・評『反転する福祉国家−オランダモデルの光と影』=水島治郎・著 (岩波書店・3360円) ◇「政労使」合意による働き方改革の「今」 オランダといえば、何を連想するだろうか。風車、チューリップ、ゴッホやフェルメールの絵……。本…

覚え書:「ひと 福岡教育大講師になった韓国人視覚障害者 韓星民さん」、『毎日新聞』2012年9月8日(土)付。

- ひと 福岡教育大講師になった韓国人視覚障害者 韓 星民(ハン スンミン)さん(41) 「視覚障害者教育の支援に役立つけんきゅうがしたい」。20年前の来日後、目に合うルーペとの出合いで生活が一変し、支援機器の重要性を実感した経験がそう語らせる。…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 生活保護『見直し』の意味=湯浅誠」、『毎日新聞』2012年8月31日(金)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 生活保護「見直し」の意味 湯浅誠 反貧困ネットワーク事務局長「生きられる社会」をあきらめない 8月17日に、13年度予算の概算要求基準が閣議決定された。その中に次の一文がある。 「特に財政に大きな負荷となっている…

覚え書:「奪われた私:DV防止法10年」、『毎日新聞』1〜4まとめ

- 奪われた私:DV防止法10年/1 見えない暴力、傷深く ◇人格否定、罵倒、無視… 相談しても理解されず 志村まさ代さん(37歳、仮名)は今、大手メーカーに勤める夫(38)と離婚調停を進めている。 恋人同士だった12年前、「ミニスカートをはいてほ…

覚え書:「急接近:原田正純さん 水俣病の失敗に学ぶ原発事故対策とは?」、『毎日新聞』2011年12月3日(土)付。

- 急接近:原田正純さん 水俣病の失敗に学ぶ原発事故対策とは? <KEY PERSON INTERVIEW> 福島原発事故は、環境や人の健康に与える影響や、国が推進する経済政策のひずみが根底にあることから、水俣病との共通性が指摘されている。水俣病…

覚え書:「記者の目:鹿沼のてんかん発作死亡事故=吉村周平」、『毎日新聞』2011年10月21日(金)付。

- 記者の目:鹿沼のてんかん発作死亡事故=吉村周平 ◇病気申告できぬ状況も理解を 被告はてんかん発作による事故を過去5回起こし、医師の再三の忠告にもかかわらず運転を続けていた−−。傍聴席で私はあぜんとした。栃木県鹿沼市で小学生6人が死亡したクレー…