2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「さあこれからだ /135 子どもの命支えるチョコ募金=鎌田實」、『毎日新聞』2016年12月18日(日)付。

- さあこれからだ/135 子どもの命支えるチョコ募金=鎌田實毎日新聞2016年12月18日 東京朝刊オピニオン コラム 紙面掲載記事 イマーンちゃんと=2015年1月撮影 [PR] イラク北部、チグリス川に沿って広がるイラク第2の都市モスル。過激派組織「イ…

覚え書:「ショコラ―歴史から消し去られたある黒人芸人の数奇な生涯 [著]ジェラール・ノワリエル [評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)」、『朝日新聞』2017年03月26日(日)付。

- ショコラ―歴史から消し去られたある黒人芸人の数奇な生涯 [著]ジェラール・ノワリエル [評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学) [掲載]2017年03月26日 [ジャンル]文芸 ■名探偵のように事実掘り起こす 彼が何者なのか、当時もいまも、知る人はほと…

覚え書:「切腹考 [著]伊藤比呂美 [評者]星野智幸(小説家)」、『朝日新聞』2017年03月26日(日)付。

- 切腹考 [著]伊藤比呂美 [評者]星野智幸(小説家) [掲載]2017年03月26日 [ジャンル]文芸 ■鴎外の世界から生と死を問う 切腹好きの伊藤比呂美さんが、切腹に導かれて森鴎外ワンダーランドに分け入ったら、自分が鴎外ワールドの登場人物になってしまった。伊…

覚え書:「土方巽―衰弱体の思想 [著]宇野邦一 [評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)」、『朝日新聞』2017年03月26日(日)付。

- 土方巽―衰弱体の思想 [著]宇野邦一 [評者]宮沢章夫(劇作家・演出家) [掲載]2017年03月26日 [ジャンル]人文 ■「踊り続ける人」を精緻に読む いまもまだ、私を含めた多くの者が土方巽(ひじかたたつみ)に興味を持つ。それは不思議だ。なにより土方を考え…

覚え書:「そこが聞きたい 求められる医師像 日本医学会会長・高久史麿氏」、『毎日新聞』2016年12月14日(水)付。

- そこが聞きたい求められる医師像 日本医学会会長・高久史麿氏毎日新聞2016年12月14日 東京朝刊 高齢化社会に総合診療 医学の世界も国際化が進展し、また国内では急速に高齢化が進む。医療や医学のありようも変わらざるを得ない。今、必要とされる医学教育…

覚え書:「人模様 食でイスラム教理解を 八木久美子さん」、『毎日新聞』2016年12月03日(土)付夕刊。

- 人模様食でイスラム教理解を 八木久美子さん毎日新聞2016年12月3日 東京夕刊 八木久美子さん=榊真理子撮影 東京外国語大教授の八木久美子さん(58)=宗教学、写真=が「慈悲深き神の食卓 イスラムを『食』からみる」(東京外国語大学出版会、2592…

覚え書:「【書く人】【東京エンタメ堂書店】<小林深雪の10代に贈る本>祝!ご卒業 人生の大先輩が「贈る言葉」」、『東京新聞』2017年03月27日(月)付。

- 【東京エンタメ堂書店】<小林深雪の10代に贈る本>祝!ご卒業 人生の大先輩が「贈る言葉」 2017年3月27日 3月、年度末です。卒業のみなさん、おめでとうございます! お祝いに言葉の花束を贈ります。小澤征爾さん、黒柳徹子さん、手塚治虫さん。好奇心…

覚え書:「【書く人】破滅型刑事を魅力的に『悪魔の星』(上)(下)  ミステリー作家 ジョー・ネスボさん(56)」、『東京新聞』2017年03月19日(日)付。

- 【書く人】破滅型刑事を魅力的に『悪魔の星』(上)(下) ミステリー作家 ジョー・ネスボさん(56) 2017年3月19日 写真 岩登りで鍛えたお腹(なか)は真っ平ら。来日して早速、静岡県伊東市の城ケ崎海岸で登ってきたという。「とても良い感じだったよ…

覚え書:「書評:殺人の人類史(上)(下) コリン・ウィルソン&デイモン・ウィルソン 著」、『東京新聞』2017年03月26日(日)付。

- 殺人の人類史(上)(下) コリン・ウィルソン&デイモン・ウィルソン 著 2017年3月26日 ◆形を変える暴力をたどる [評者]田中聡=作家 コリン・ウィルソンは一九五六年に『アウトサイダー』でデビューし、文学、哲学、心理学、犯罪学、オカルトなど幅広…

日記:悲報『聖教新聞』2017年4月19日付2面広告→嫌韓・嫌中を煽るネトウヨ ケント・ギルバートの広告を載せる聖教新聞。どこらへんが『地球民族主義』なんだい?

今日の聖教新聞だけど、広告とはいえ、こういう本を載せるのは、ちょっとどうかと思いますよ。 pic.twitter.com/qKoCABMKMK— デミアン (@boku_demian) 2017年4月18日創価学会には、在日の方も沢山いるはずだけど、そういう人達がこれを目にしたら、どういう…

覚え書:「AV強要、女性「もう消えたい」 支援団体にSOS増加」、『朝日新聞』2016年12月27日(火)付。

- AV強要、女性「もう消えたい」 支援団体にSOS増加 岡田匠2016年12月27日若草プロジェクトの研修会。村木厚子さん(左から2人目)もグループに加わり、AV被害の支援方法を語り合った=京都市右京区の寂庵 若い女性がアダルトビデオ(AV)への出演…

覚え書:「書評:マティスとルオー 友情の手紙 ジャクリーヌ・マンク 編」、『東京新聞』2017年03月26日(日)付。

- マティスとルオー 友情の手紙 ジャクリーヌ・マンク 編 2017年3月26日 ◆作風異なる2人を繋ぐ師 [評者]中村隆夫=美術評論家 本書は、二〇一三年にスイスでフランス語出版されたマティスとルオーの往復書簡集の日本語訳である。 二人はパリ国立美術学校…

覚え書:「書評:生命(いのち)の詩人・尹東柱(ユンドンジュ) 多胡吉郎 著」、『東京新聞』2017年03月26日(日)付。

- 生命(いのち)の詩人・尹東柱(ユンドンジュ) 多胡吉郎 著 2017年3月26日 ◆獄死の深い意味くむ [評者]嶋岡晨=詩人 はや三十余年前になる。韓国の代表的近代詩人・尹東柱(一九一七〜四五年)の全詩集『空と風と星と詩』が伊吹郷の訳で、記録社から出…

覚え書:「書評:震災があっても続ける 三陸・山田祭を追って 矢野陽子 著」、『東京新聞』2017年03月26日(日)付。

- 震災があっても続ける 三陸・山田祭を追って 矢野陽子 著 2017年3月26日 ◆地域の歴史つくる力 [評者]今石みぎわ=東京文化財研究所研究員 六年前の東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県山田町、そこに伝わる山田祭の復活の歩みをつづったルポである。…

覚え書:「アレッポの7歳、命のツイート 『なぜ殺されるの?』平和がほしい」、『朝日新聞』2016年12月28日(水)付。

- アレッポの7歳、命のツイート 「なぜ殺されるの?」「平和がほしい」 2016年12月28日写真・図版 バナ・アベドさん(右)と母親のファティマ・シハンさん=26日、アンカラ、メスット・クチュクアルスラン撮影 シリア内戦でアサド政権側が制圧した北部の…

覚え書:「真珠湾攻撃、そのとき日本は 泥沼の日中戦、対米開戦に賭け」、『朝日新聞』2016年12月26日(月)付。

- 真珠湾攻撃、そのとき日本は 泥沼の日中戦、対米開戦に賭け 2016年12月26日日米開戦への道 太平洋戦争の開戦を象徴するハワイ・真珠湾を、27日、日米両首脳が初めてそろって訪れる。真珠湾攻撃は、日本にとっては、泥沼化した日中戦争を打開する賭けであ…

覚え書:「著者に会いたい 日本の近代とは何であったか―問題史的考察 三谷太一郎さん」、『朝日新聞』2017年04月09日(日)付。

- 著者に会いたい 日本の近代とは何であったか―問題史的考察 三谷太一郎さん 2017年04月09日三谷太一郎さん=山本和生撮影■現在を歴史に位置づける総論 三谷太一郎さん(80歳) 「自分のこれまでの各論的研究を土台にして、日本近代についてできるだけコン…

覚え書:「売れてる本 売れてる本 一九八四年[新訳版] [著]ジョージ・オーウェル [訳]高橋和久」、『朝日新聞』2017年04月09日(日)付。

- 売れてる本 一九八四年[新訳版] [著]ジョージ・オーウェル [訳]高橋和久 2017年04月09日■絶望が誘う「二重思考」の社会 「売れた」ことと社会的事象の健全な因果関係がこれほど明確な本も珍しい。1949年に近未来ディストピア小説として発表され…

覚え書:「売れてる本 アンダーアース・アンダーウォーター 地中・水中図絵 [作・絵]アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ」、『朝日新聞』2017年04月02日(日)付。

- 売れてる本 アンダーアース・アンダーウォーター 地中・水中図絵 [作・絵]アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ 2017年04月02日■絵本で広がる地球への好奇心 子どもの頃、原っぱにある大きな石を見つけてはひっくり返していた。そ…

日記:思考欠如(ソートレスネス)−−思慮の足りない不注意、絶望的な混乱、陳腐で空虚になった「諸真理」の自己満足的な繰り返し−−の時代に、「私たちが行っていること」を吟味する意味

- しかし、それはただ外見においてそう見えるだけである。近代は理論の上でも労働を栄光あるものとし、その結果、社会全体は労働社会へと事実上変貌を遂げた。したがって、おとぎ話の中でかなえられる望みにも似て、労働からの解放という願望が実現される瞬…

覚え書:「分断世界 孤立の末に、弱者排斥 相模原とノルウェーの事件、根底に「挫折」」、『朝日新聞』2016年12月25日(日)付。

- 分断世界 孤立の末に、弱者排斥 相模原とノルウェーの事件、根底に「挫折」 2016年12月25日イラスト・上村伸也 今年7月、平成に入って最悪の殺人事件が起きた。19人が死亡、27人が重軽傷を負った相模原障害者施設殺傷事件。弱者を排斥し、社会を自ら…

覚え書:「売れてる本 タテ社会の人間関係 [著]中根千枝」、『朝日新聞』2017年03月26日(日)付。

- 売れてる本 タテ社会の人間関係 [著]中根千枝タテ社会の人間関係 [著]中根千枝 2017年03月26日 ■アイデアが明快、応用もきく 半世紀にわたり本書が読まれ続けている理由はなにか。 第一に、学問の裏付けがしっかりしていること。著者はイギリスに留学…

覚え書:「売れてる本 老いへの「ケジメ」 [著]斎藤茂太」、『朝日新聞』2017年03月19日(日)付。

- 売れてる本 老いへの「ケジメ」 [著]斎藤茂太老いへの「ケジメ」 [著]斎藤茂太 2017年03月19日 ■晩年の「お手本」を求めて 高齢者に向けて、老後の生き方を指南する本が目立つようになった。本書もそのひとつで、2006年に逝去した著名な精神科医の…

覚え書:「文庫この新刊! 池澤春菜が薦める文庫この新刊! 池澤春菜が薦める文庫この新刊!」、『朝日新聞』2017年04月09日(日)付。

- 文庫この新刊!> 池澤春菜が薦める文庫この新刊!池澤春菜が薦める文庫この新刊! 2017年04月09日 (1)『風の名前1』 パトリック・ロスファス著 山形浩生ほか訳 ハヤカワ文庫 886円 (2)『マイルズの旅路』 L・M・ビジョルド著 小木曽絢子訳 創…

覚え書:「社説余滴 「逃げるな消さう」重い過去 加戸靖史」、『朝日新聞』2016年12月23日(金)付。

- 社説余滴 「逃げるな消さう」重い過去 加戸靖史 2016年12月23日社会社説担当・加戸靖史 「最後まで頑張れ」 「持場(もちば)は死守しよう」 「逃げるな消さう」 ため息が出た。1945年3〜4月の朝日新聞の見出しだ。大阪の弁護士、大前治(おおまえお…

覚え書:「耕論 蝶と風と、壁と アーサー・ビナードさん、藤永康政さん、高橋芳朗さん」、『朝日新聞』2016年12月23日(金)付。

- 耕論 蝶と風と、壁と アーサー・ビナードさん、藤永康政さん、高橋芳朗さん 2016年12月23日 ボブ・ディラン氏/モハメド・アリ氏/ドナルド・トランプ氏 モハメド・アリが去り、ボブ・ディランがノーベル賞を受け、ドナルド・トランプは米大統領に。201…

覚え書:「文庫この新刊! 池上冬樹が薦める文庫この新刊! 池上冬樹が薦める文庫この新刊!」、『朝日新聞』2017年03月19日(日)付。

- 文庫この新刊! 池上冬樹が薦める文庫この新刊!池上冬樹が薦める文庫この新刊! 2017年04月02日 (1)『ゴーストマン 時限紙幣』 ロジャー・ホッブズ著 田口俊樹訳 文春文庫 1058円 (2)『冬の灯台が語るとき』 ヨハン・テオリン著 三角和代訳 ハ…

覚え書:「ゴジラ幻論―日本産怪獣類の一般と個別の博物誌 [著]倉谷滋 [評者]円城塔  (作家)」、『朝日新聞』2017年03月19日(日)付。

- ゴジラ幻論―日本産怪獣類の一般と個別の博物誌 [著]倉谷滋 [評者]円城塔 (作家) [掲載]2017年03月19日 [ジャンル]科学・生物■フィクションが導く科学の世界 ゴジラを中心に、怪獣を形態学的、進化発生生物学的に考察する本である。 形態学という言葉はあ…

覚え書:「ポピュリズムとは何か―民主主義の敵か、改革の希望か [著]水島治郎 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)」、『朝日新聞』2017年03月19日(日)付。

- ポピュリズムとは何か―民主主義の敵か、改革の希望か [著]水島治郎 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史) [掲載]2017年03月19日 [ジャンル]政治 社会■世界で同時並行する現象を分析 政治学の世界というのは細かな分業から成り立っている。政治史の分…