死生観

書評:柳博雄『私もパーキンソン病患者です。』三五館、2013年。

柳博雄『私もパーキンソン病患者です。』三五館、2013年、読了。著者は新聞記者を定年後、病に倒れた。闘病生活は5年目を迎える。本書は自身の闘病の中で「高齢障害者医療や介護保険制度の行く末」(副題)を綴った一冊だ。矛盾と問題の指摘は実に精確であ…

葬式についての雑感(2)

- 私の父は大学を定年引退したあとに熱心な仏教徒になったが、決して寺に行くことも僧侶の話を聞くこともなかった。日本の仏教は戦争犯罪を行い、反省をしていないと考えていたのである。それで父親は死ぬ数日前に、手書きの短い遺言を書いた。自分の死に際…

葬式についての雑感

葬式についての雑感ですが、ブログにまとめて書こうかと思いましたが、気力喪失にて、忘れない内にメモ程度に少しtwに流しておきます。日曜日、妻の祖母が104歳(数え)でなくなり、月曜お通夜、火曜日葬儀となりました。宗派は浄土真宗本願寺派。実父…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『生者と死者をつなぐ』=森岡正博・著」、『毎日新聞』2012年05月20日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『生者と死者をつなぐ』=森岡正博・著 (春秋社・1680円) 生命倫理やジェンダーについて発言を続ける哲学者が、東日本大震災や脳死移植から音楽や現代美術まで、幅広くつづったエッセイ集だ。 60編に通底するのは生命にまつわる…