2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「非核、世界へ読み継ぐ 吉永小百合・坂本龍一、朗読会 核といのちを考える」、『朝日新聞』2016年05月13日(金)付。

- 非核、世界へ読み継ぐ 吉永小百合・坂本龍一、朗読会 核といのちを考える 2016年5月13日詩を朗読する吉永小百合さん 平和を願う小さな集会。初めて読み上げた原爆の詩に胸打たれ、「読み続けていかねば」と思った。それから30年。俳優の吉永小百合さんが…

覚え書:「書評:科学の発見 スティーヴン・ワインバーグ 著」、『東京新聞』2016年06月19日(日)付。

- 科学の発見 スティーヴン・ワインバーグ 著 2016年6月19日◆世界を解く理論の単純さ [評者]金子務=科学史家 現代科学の第一人者による道場破りの、周到な科学史本である。物理中心主義、還元論万歳の確信犯によるだけに、一読して痛快、科学者志望の若者…

覚え書:「書評:江戸諸國四十七景 鈴木健一 著」、『東京新聞』2016年06月19日(日)付。

- 江戸諸國四十七景 鈴木健一 著 2016年6月19日◆雅・俗の落差を楽しむ [評者]岡村民夫=法政大教授 「松島」「赤穂の塩」など一都道府県につき一つの名所ないし名物が立項され、それにまつわる江戸時代の絵と詞書(ことばがき)が名所図会(ずえ)や浮世絵…

覚え書:「書評:半席 青山文平 著」、『東京新聞』2016年06月19日(日)付。

- 半席 青山文平 著 2016年6月19日◆武家の窮迫 見つめる [評者]木村行伸=文芸評論家 太平の世を彷徨(さまよ)う、武家の男女の奥深い絆を捉えた短篇集『つまをめとらば』で今年、直木賞を受賞した青山文平。本書は氏の受賞第一作にあたる。 主人公は江戸…

日記:「小さな声」など全く聞かない嘘つき議員(公明党・遠山清彦衆議院議員)、高江での強制排除を横に、那覇市で「琉球料理。最高です。」で大顰蹙の巻。大勝利コメスケ?

【号外】沖縄県東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリパッド建設工事で、沖縄防衛局は22日午前6時ごろ、新たなヘリパッドの建設工事に着手したと発表。PDF版はhttps://t.co/6KwZdriGBB #高江 #米軍 #沖縄 pic.twitter.com/k13t1u09n1— 琉球新報 (@ryukyu…

覚え書:「ひと:戸塚辰永さん=ドイツでエッセーを出版した全盲の編集者」、『毎日新聞』2016年05月13日(金)付。

- ひと 戸塚辰永さん=ドイツでエッセーを出版した全盲の編集者毎日新聞2016年5月13日 東京朝刊戸塚辰永(とつか・たつなが)さん(51) 「ちょっといいか」。ドイツ・ブレーメンの語学学校に留学早々、日本人の留学仲間に呼び出された。「俺たちも精いっ…

覚え書:「ひもとく:とにかく投票へ 居丈高な政治、許さないために [文]武田砂鉄(ライター)」、『朝日新聞』2016年07月03日(日)付。

- ひもとく とにかく投票へ 居丈高な政治、許さないために [文]武田砂鉄(ライター) [掲載]2016年07月03日 期日前投票で1票を投じる18歳=大阪府箕面市 各メディアが若者向けの選挙特集ばかり組んでいるが、そもそも大人たちは選挙に向き合えているのか…

覚え書:「ひもとく:参院選の争点 憲法の幸福追求権を守れるか [文]宮本太郎(中央大学法学部教授・政治学)」、『朝日新聞』2016年06月26日(日)付。

- ひもとく 参院選の争点 憲法の幸福追求権を守れるか [文]宮本太郎(中央大学法学部教授・政治学) [掲載]2016年06月26日選挙ポスターが貼られた掲示板の前を通学する学生たち=22日、大阪府東大阪市 参議院選挙が公示された。安倍晋三首相は当初、改憲勢…

覚え書:「沖縄の声 痛覚と道義の復活を求めて [文]森宣雄(同志社大学・学外研究員)」、『朝日新聞』2016年06月19日(日)付。

- 沖縄の声 痛覚と道義の復活を求めて [文]森宣雄(同志社大学・学外研究員) [掲載]2016年06月19日 米兵の少女暴行事件に抗議する沖縄県民総決起大会=1995年10月21日、沖縄県宜野湾市 今日19日、沖縄では女性暴行・殺害事件に抗議する県民大会が…

覚え書:「異議あり:制限ない「首相の解散権」時代遅れ 統治システムを憂える政治学者、野中尚人さん」、『朝日新聞』2016年05月13日(金)付。

- 異議あり:制限ない「首相の解散権」時代遅れ 統治システムを憂える政治学者、野中尚人さん 2016年5月13日 野中尚人さん=池田伸壹撮影 「伝家の宝刀」を抜くや、いなや——。首相が衆院を解散する権限は、参院選との同日選の可能性などともからみ、いつの世…

覚え書:「記者有論:ハンセン病 笑顔のために、何ができる 高木智子」、『朝日新聞』2016年05月12日(木)付。

- 記者有論:ハンセン病 笑顔のために、何ができる 高木智子 2016年5月12日大阪社会部・高木智子 「かなえたいこと? 隔離されてきて、かなえたいことなんて考えたこともなかった」。熊本の菊池恵楓園に暮らす女性(69)は言った。 この女性は19歳で療養…

覚え書:「ひもとく:女性の働き方 ヘンと声あげ、少しずつ前へ [文]打越さく良(弁護士)」、『朝日新聞』2016年06月12日(日)付。

- ひもとく 女性の働き方 ヘンと声あげ、少しずつ前へ [文]打越さく良(弁護士) [掲載]2016年06月12日 国会近くで抗議する「オンナ・ハケンの乱」。派遣切りにあった女性らが「派遣法を修理しろ−」と替え歌でアピールした=2011年11月、東京・永田町 …

覚え書:「ザ・カルテル(上・下) [著]ドン・ウィンズロウ [評者]市田隆(本社編集委員)」、『朝日新聞』2016年06月12日(日)付。

- ザ・カルテル(上・下) [著]ドン・ウィンズロウ [評者]市田隆(本社編集委員) [掲載]2016年06月12日 [ジャンル]文芸 ■麻薬戦争の絶望を映す娯楽小説 メキシコ麻薬戦争を描いた本書は一気読み保証のエンタメ小説だが、その領域だけにとどまらない。読者は…

覚え書:「ガルブレイス—アメリカ資本主義との格闘 [著]伊東光晴 [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2016年06月12日(日)付。

- ガルブレイス—アメリカ資本主義との格闘 [著]伊東光晴 [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学) [掲載]2016年06月12日■現実に挑んだ、本質射抜く言葉 名著『ケインズ』を擁する著者が、20世紀アメリカを代表する経済学者ガルブレイスに取り組み、その思想…

日記:タガが外れてしまい、倫理と知性を置き去りにした挙句の迷走か。

鳥越さんに対する批判が、病気や下半身スキャンダルなど、もっぱら人身攻撃に属するものであることは記憶すべきだと思う。対して小池さんへの批判は、彼女の発言の不当性に対するものであったり、在特会や幸福の科学との関係…つまり、本来問われるべき政治姿…

覚え書:「教員悲鳴、忙しすぎる 公立の小中高5373人調査」、『朝日新聞』2016年05月12日(木)付。

- 教員悲鳴、忙しすぎる 公立の小中高5373人調査 2016年5月12日 授業の準備時間が足りない――。こう考えている公立の小中学校・高校の教員が8〜9割に上ることが、北海道教育大、愛知教育大、東京学芸大、大阪教育大の共同調査結果からわかった。仕事に…

覚え書:「『痴人の愛』を歩く [著]樫原辰郎 [評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)」、『朝日新聞』2016年06月12日(日)付。

- 『痴人の愛』を歩く [著]樫原辰郎 [評者]宮沢章夫(劇作家・演出家) [掲載]2016年06月12日 [ジャンル]文芸 ■発見、想像、思索、小説に導かれ 小説の記述をもとに、著者は、『痴人の愛』を歩く。文字通り地図に沿ってまず浅草から出発するが、なにより共感…

覚え書:「亡き人へのレクイエム [著]池内紀 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)」、『朝日新聞』2016年06月12日(日)付。

- 亡き人へのレクイエム [著]池内紀 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史) [掲載]2016年06月12日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 ■生死を超え親しく言葉交わす 同じ電車に乗り合わせた客たちとは、同じ時間を生きている。だがそのうちの一人として名…

覚え書:「英語と日本軍―知られざる外国語教育史 [著]江利川春雄 [評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)」、『朝日新聞』2016年06月12日(日)付。

- 英語と日本軍―知られざる外国語教育史 [著]江利川春雄 [評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト) [掲載]2016年06月12日 最近では小学校から大学まで「英語一辺倒主義」教育が貫かれている。グローバル化する世界で「戦える」人材育成のためと謳(うた)われ…

覚え書:「憲法を考える:英文で読む日本国憲法 アメリカ文学研究者、翻訳家・柴田元幸さん」、『朝日新聞』2016年05月12日(木)付。

- 憲法を考える:英文で読む日本国憲法 アメリカ文学研究者、翻訳家・柴田元幸さん 2016年5月12日柴田元幸さん=仙波理撮影 日本国憲法には日本語の「正文」のほかに英文版がある。70年前の憲法公布の際に、日本政府が発表した。GHQ草案とは異なる。海…

覚え書:「耕論:日本と核 姜尚中さん、マイケル・グリーンさん、高橋博子さん」、『朝日新聞』2016年05月11日(水)付。

- 耕論:日本と核 姜尚中さん、マイケル・グリーンさん、高橋博子さん 2016年5月11日 米大統領選で共和党候補になる見通しのトランプ氏が、日本の核武装を容認する発言を繰り返している。オバマ米大統領が広島訪問を決める一方で、「核」が語られる背景を考…

覚え書:「クロコダイル路地(1・2) [著]皆川博子 [評者]末國 善己(文芸評論家)」、『朝日新聞』2016年06月12日(日)付。

- クロコダイル路地(1・2) [著]皆川博子 [評者]末國 善己(文芸評論家) [掲載]2016年06月12日 [ジャンル]文芸 ■革命の正義が秘める暗黒面 皆川博子の新作は、革命期のフランスと19世紀初頭のイギリスを舞台にした壮大な物語で、歴史小説としても、ミ…

覚え書:「あの素晴らしき七年 [著]エトガル・ケレット [評者]円城 塔 (作家)」、『朝日新聞』2016年06月12日(日)付。

- あの素晴らしき七年 [著]エトガル・ケレット [評者]円城 塔 (作家) [掲載]2016年06月12日 [ジャンル]文芸 ■笑いと日常、その陰にあるもの 短編の名手として知られる。絵本もつくるし、映像も手がける。 文学イベントでいそがしく世界中を飛び回っており…

覚え書:「時代の正体 vol.2―語ることをあきらめない [著]神奈川新聞「時代の正体」取材班 [評者]斎藤美奈子(文芸評論家)」、『朝日新聞』2016年06月12日(日)付。

- 時代の正体 vol.2―語ることをあきらめない [著]神奈川新聞「時代の正体」取材班 [評者]斎藤美奈子(文芸評論家) [掲載]2016年06月12日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 中立公正ぶっちゃって、近頃の新聞は歯がゆい。そんな不満を抱える読者に神奈…

日記:小池百合子的なるものが、日蓮を迫害し、牧口常三郎を獄死せしめた勢力であることを忘れてしまったのかな。老婆心ながら……。

フジテレビのバイキング。街頭演説で「病み上がりを連れてきてどうするの?!」と発言した小池氏を、鳥越氏が「ガン・サバイバーへの差別だ!」と怒りの追及。最初はとぼけていた小池氏も、証拠を見せられ「これが選挙です」と開き直り。両者の緩衝材にされた…

覚え書:「加藤周一さんの思い、後世に 大江健三郎さん、文庫開設の立命館大で講演」、『朝日新聞』2016年05月11日(水)付。

- 加藤周一さんの思い、後世に 大江健三郎さん、文庫開設の立命館大で講演 2016年5月11日加藤周一さんの天皇制を論じた文章について語る大江健三郎さん=京都市の立命館大 戦後を代表する知識人、加藤周一さん(1919〜2008)の膨大な蔵書やノートを…

覚え書:「【書く人】国が性を管理する未来 『アカガミ』 作家・窪美澄(みすみ)さん(50)」、『東京新聞』2016年06月19日(日)付。

- 【書く人】国が性を管理する未来 『アカガミ』 作家・窪美澄(みすみ)さん(50) 2016年6月19日 著者初の近未来小説だ。時は、二〇三〇年の東京。若者は結婚・出産どころか、恋愛さえしない。渋谷のスクランブル交差点を闊歩(かっぽ)するのは、四十代…

覚え書:「【書く人】政権を超越する伝承 『風土記の世界』  立正大教授・三浦佑之さん(69)」、『東京新聞』2016年06月12日(日)付。

- 【書く人】政権を超越する伝承 『風土記の世界』 立正大教授・三浦佑之さん(69) 2016年6月12日 古代日本の神話的歴史を記した古事記と日本書紀、そして八世紀初頭の同時代には列島各地の地誌として風土記が成立した。中国の制度を取り入れ、ヤマト王権…

覚え書:「書評:不平等との闘い 稲葉振一郎 著」、『東京新聞』2016年06月12日(日)付。

- 不平等との闘い 稲葉振一郎 著 2016年6月12日 ◆古今経済学者のスタンス [評者]根井雅弘=京都大教授 トマ・ピケティの『21世紀の資本』(フランス語版)が出たのは三年前だが、その英語版を著名な経済学者たちが絶賛して以後、まもなく日本語版も出版…

覚え書:「憲法の価値、知識人ら熱く 故家永氏のメモで非公開の議論判明」、『朝日新聞』2016年05月10日(火)付。

- 憲法の価値、知識人ら熱く 故家永氏のメモで非公開の議論判明 2016年5月10日家永三郎直筆の憲法問題研究会記録ノート=池永牧子撮影 1950年代末、岸政権下で発足した内閣の「憲法調査会」に対抗して知識人が立ち上げた「憲法問題研究会」について、当…