2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「政治断簡 「改憲は歴史的使命」、その先は 編集委員・国分高史」、『朝日新聞』2017年03月12日(日)付。

- 政治断簡 「改憲は歴史的使命」、その先は 編集委員・国分高史 2017年3月12日 トランプ米大統領が出した中東など一部国民の入国を禁じる大統領令は、「民主主義対立憲主義」という古くて新しい問題をあぶり出した。 1月の大統領令が裁判所に差し止められ…

覚え書:「【書く人】先人の美意識 届ける 『心うた』『恋うた』 随筆家・松本章男さん(85)」、『東京新聞』2017年06月04日(日)付。

- 【書く人】先人の美意識 届ける 『心うた』『恋うた』 随筆家・松本章男さん(85) 2017年6月4日 平安神宮にほど近い京都市の町家。古今東西の詩歌の本と、和歌を書き記したノートを積んだ書斎で「歌の世界に漬かっていると楽しくて時を忘れるんです。毎…

覚え書:「【書く人】仕事と芸 幸せな出合い『音の記憶』 パナソニック役員・ジャズピアニスト 小川理子さん(54)」、『東京新聞』2017年05月28日(日)付。

- 【書く人】仕事と芸 幸せな出合い『音の記憶』 パナソニック役員・ジャズピアニスト 小川理子さん(54) 2017年5月28日 ビジネスの世界ではちょっと知られた人だ。パナソニックの高級音響機器ブランド「テクニクス」を復活させた立役者として。ジャズピ…

覚え書:「書評:冬の日誌 内面からの報告書 ポール・オースター著」、『東京新聞』2017年05月28日(日)付。

- 冬の日誌 内面からの報告書 ポール・オースター著 2017年5月28日 ◆視点を変え、仕掛ける自伝 [評者]飯野友幸=上智大教授 アメリカの小説家ポール・オースターは、初期の「ニューヨーク三部作」や『ムーン・パレス』で、それぞれ推理小説と青春小説を現…

日記:「あんときのデジカメ」 FUJIFILM Finepix F601 フィルムパトローネから自由になった「デジタル」の「機械」

デジタルカメラ黎明期。フィルムパトローネから自由になった「デジタル」の「機械」は、筐体の自由度を模索していた時期ではなかったかと思います。00年代前後、フィルムカメラでもなく、デジタルカメラでもない「チェキ」で、新しい境地を開いた富士フィル…

覚え書:「社説 PKO撤収 「治安悪化」なぜ認めぬ」、『朝日新聞』2017年03月12日(月)付。

- 社説 PKO撤収 「治安悪化」なぜ認めぬ 2017年3月12日 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣している陸上自衛隊の施設部隊を5月末に撤収させる。安倍首相がその方針を明らかにした。 南スーダンの治安情勢は悪化し、事実上の内戦状態にある。…

覚え書:「書評:氏神さまと鎮守さま 新谷尚紀 著」、『朝日新聞』2017年05月28日(日)付。

- 氏神さまと鎮守さま 新谷尚紀 著 2017年5月28日 ◆地域社会でいのちを結ぶ [評者]川村邦光=民衆文化研究家 神社には地割りによる氏子のテリトリーがあることを知ったのは、引っ越した後であった。奈良市内で引っ越すと、漢国(かんごう)神社から春日大…

覚え書:「書評:うき世と浮世絵 内藤正人 著」、『朝日新聞』2017年05月28日(日)付。

- うき世と浮世絵 内藤正人 著 2017年5月28日 ◆戯画的な側面捉える [評者]清水勲=漫画・諷刺画研究家 浮世絵とは「江戸時代に発展した多色刷木版画という大衆向け絵画」といったぐらいの知識しかない人々に、本書は様々な浮世絵の“顔”を見せてくれる。ま…

覚え書:「書評:現代子ども文化考 山中恒 著」、『朝日新聞』2017年05月28日(日)付。

- 現代子ども文化考 山中恒 著 2017年5月28日 ◆戦時と重ね、鋭い警告 [評者]野上暁=児童文化評論家 いまだ真相が分からない森友学園問題で期せずして話題になった教育勅語を、なんと教材としての使用を容認する閣議決定をしたというから驚く。教育勅語は…

覚え書:「折々のことば:683 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年03月03日(金)付。

- 折々のことば:683 鷲田清一 2017年3月3日 テクストの外などというものは存在しない (ジャック・デリダ) ◇ いかなる歴史的事実も語られたもの、つまりはテクストとしてしかありえない。事実はつねに解釈され、編集されて伝えられる。とすれば私たちが…

覚え書:「社説 大震災から6年 「分断の系譜」を超えて」、『朝日新聞』2017年03月11日(土)付。

- 社説 大震災から6年 「分断の系譜」を超えて 2017年3月11日 どんなに言葉を並べても、書き尽くせない体験というものがある。東日本大震災と福島第一原発事故がそうだった。だからこそ、というべきだろう。あの惨状を当時三十一文字に託した地元の人たちが…

覚え書:「悩んで読むか、読んで悩むか 「それなりの発散」が余裕生むかも 壇蜜さん」『朝日新聞』2017年06月11日(日)付。

- 悩んで読むか、読んで悩むか 「それなりの発散」が余裕生むかも 壇蜜さん「それなりの発散」が余裕生むかも 壇蜜さん 2017年06月11日80年生まれ。テレビ・ラジオなどで活躍。エッセーや初の短編小説を収めた『泣くなら、ひとり』など。■相談 考えを人に…

覚え書:「悩んで読むか、読んで悩むか 「何かのために」ではなく 水無田気流さん」『朝日新聞』2017年06月04日(日)付。

- 悩んで読むか、読んで悩むか 「何かのために」ではなく 水無田気流さん「何かのために」ではなく 水無田気流さん 2017年06月04日70年生まれ。社会学者・詩人。『「居場所」のない男、「時間」がない女』など。■相談 哲学は現代の問題解決に役立つか 世界…

覚え書:「古典百名山 井筒俊彦「意識と本質」 大澤真幸が読む」『朝日新聞』2017年06月11日(日)付。

- 古典百名山 井筒俊彦「意識と本質」 大澤真幸が読む井筒俊彦「意識と本質」 大澤真幸が読む 2017年06月11日いづつ・としひこ(1914〜93)哲学者。言語学者。慶応大学名誉教授■全編を貫く「普遍」への意志 本書は、人間の意識がどのように事物の本質…

日記:ネトウヨと見紛う共産党攻撃に奔走する公明党、各位から指摘されると「公明新聞」の意見とはしながらも、党の見解ではないとして遁走。

3つの️でわかる 共産党 ってどんな党?汚い!実績横取りのハイエナ政党危険!オウムと同じ公安の調査対象北朝鮮!「危険ない」と的外れな発言公安調査庁共産党は「各地で殺人事件や騒乱事件などを引き起きしました」「暴力革命の可能性を否定することなく、…

覚え書:「折々のことば:685 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年03月05日(日)付。

- 折々のことば:685 鷲田清一 2017年3月5日 いま私たちに必要なのは……《借り》を伝えていくことである。 (ナタリー・サルトゥー=ラジュ) ◇ 借りは、金銭的もしくは経済的な場面で使われることが多い語だが、それ以上に、恩や負い目という意味も含むも…

覚え書:「作家LIVE 生態知ると小説家って面白い」、『朝日新聞』2017年05月28日(日)付。

- 作家LIVE 生態知ると小説家って面白い生態知ると小説家って面白い 2017年05月28日 なかむら・こう 1969年生まれ。02年『リレキショ』で文藝賞。『100回泣くこと』はベストセラーに<嶋田達也撮影> お笑いコンビ「オードリー」の一人で、読書…

覚え書:「モラル・エコノミー—インセンティブか善き市民か [著]サミュエル・ボウルズ [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2017年05月21日(日)付。

- モラル・エコノミー—インセンティブか善き市民か [著]サミュエル・ボウルズ [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学) [掲載]2017年05月21日 [ジャンル]経済■損得より互恵的価値育む規範を 本書は、リベラルな市民社会の根本原理の解明を目指すという、凄(す…

覚え書:「電卓四兄弟—カシオ「創造」の60年 [著]樫尾幸雄 [聞き手]佐々木達也 [評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)」、『朝日新聞』2017年05月21日(日)付。

- 電卓四兄弟—カシオ「創造」の60年 [著]樫尾幸雄 [聞き手]佐々木達也 [評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者) [掲載]2017年05月21日■世界に挑んだ「国産」の戦後史 【読む前】 え、カシオって「樫尾」っていう人の名字だったの?! 樫尾さん…

覚え書:「原発関係議連、冷める熱 政権復帰の自公議員離れる」、『朝日新聞』2017年03月10日(金)付。

- 原発関係議連、冷める熱 政権復帰の自公議員離れる 2017年3月10日 東京電力福島第一原発事故の被災者たちの支援に取り組んだり、原発政策の見直しを提言したりしてきた超党派の議員連盟の活動が停滞している。東日本大震災から6年。政権に返り咲き、原発…

覚え書:「インタビュー 子どもの心の復興 福島県立ふたば未来学園高校長・丹野純一さん」、『朝日新聞』2017年03月10日(金)付。

- インタビュー 子どもの心の復興 福島県立ふたば未来学園高校長・丹野純一さん 2017年3月10日 東京電力福島第一原発の事故による避難指示で、自宅を追われた小中学生は約8400人いた。その多くは、いまも全国に散らばっている。あれから6年。避難してい…

覚え書:「写真民俗学―東西の神々 [著]芳賀日出男 [評者]宮田珠己(エッセイスト)」、『朝日新聞』2017年05月21日(日)付。

- 写真民俗学―東西の神々 [著]芳賀日出男 [評者]宮田珠己(エッセイスト) [掲載]2017年05月21日 [ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能 日本と世界を渡り歩き、神と祭礼を撮り続けた写真家芳賀日出男。 彼の集大成ともいえるこの本には、400点以上…

覚え書:「父と私 [著]田中眞紀子 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家)」、『朝日新聞』2017年05月21日(日)付。

- 父と私 [著]田中眞紀子 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家) [掲載]2017年05月21日 田中角栄の娘として生まれること、その人生は「歴史的証言者」たらざるを得ない。老境の今、著者はその役を果たした。 幼少期から現在までを五章に分け、自立するまで…

覚え書:「文化遺産はだれのものか―トルコ・アナトリア諸文明の遺物をめぐる所有と保護 [著]田中英資 [評者]山室恭子(東工大教授)」、『朝日新聞』2017年05月21日(日)付。

- 文化遺産はだれのものか―トルコ・アナトリア諸文明の遺物をめぐる所有と保護 [著]田中英資 [評者]山室恭子(東工大教授) [掲載]2017年05月21日 [ジャンル]人文 ■発掘者は盗人か、議論が渦巻く ここは文化遺産法廷。 被告席にドイツの考古学者シュリーマン…

日記:CONTAX TVS DIGITAL の記録。都会の方が望遠レンズを多用しないのかも知れない。

先週末、所要で東京へ「戻り」ましたが、持参したのが、CONTAX TVS DIGITALと、オリンパスのSZ-10。前者は、既に「骨董品」といってよい2003年のデジタルカメラですが、「さすがツァイス!」というか、最近良く使っているので、どれだけ使用に耐えうるのだろ…

覚え書:「折々のことば:682 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年03月02日(木)付。

- 折々のことば:682 鷲田清一 2017年3月2日 アホか、おまえは! (人類学の研究会で) ◇ 1970年代、国立民族学博物館を交点とする関西の人類学者たちの集いでは、こんな連帯(?)の罵声が飛び交ったと友人は言う。異なる地域の生活文化を知るためな…

覚え書:「ヒトラーの裁判官フライスラー [著]ヘルムート・オルトナー [評者]市田隆(本社編集委員)」、『朝日新聞』2017年05月21日(日)付。

- ヒトラーの裁判官フライスラー [著]ヘルムート・オルトナー [評者]市田隆(本社編集委員) [掲載]2017年05月21日 ■政権に忠実な官吏の無責任体質 ナチス・ドイツの独裁下で国家反逆行為などを裁く人民法廷の長官を務めたローラント・フライスラー。ナチス…

覚え書:「中動態の世界―意志と責任の考古学 [著]國分功一郎 [評者]野矢茂樹(東大教授)」、『朝日新聞』2017年05月21日(日)付。

- 中動態の世界―意志と責任の考古学 [著]國分功一郎 [評者]野矢茂樹(東大教授) [掲載]2017年05月21日 ■「する―される」関係からの解放 哲学の本を読む最大の喜びは、それが新しい考え方・見方を示してくれることにある。それによって、いままでの景色が違…

覚え書:「絵画の歴史―洞窟壁画からiPadまで [著]デイヴィッド・ホックニー、マーティン・ゲイフォード [評者]椹木野衣 (美術評論家)」、『朝日新聞』2017年05月21日(日)付。

- 絵画の歴史―洞窟壁画からiPadまで [著]デイヴィッド・ホックニー、マーティン・ゲイフォード [評者]椹木野衣 (美術評論家) [掲載]2017年05月21日 ■画像の進歩から人の心に迫る これほど画像が日常にあふれている時代もない。人は自分がどこにいるの…

覚え書:「ザ・コラム 自由・人権と国家 不都合な真実に牙むく権力 駒野剛」、『朝日新聞』2017年03月09日(木)付。

- ザ・コラム 自由・人権と国家 不都合な真実に牙むく権力 駒野剛 2017年3月9日 札幌・円山一帯は雪が積もっていた。北東側に明治中期からの墓地がある。太ももまで雪に埋まり悪戦苦闘して登ると、最高点付近に英語を刻んだ墓石があった。 「HAROLD M…