2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧
- 怒ってみたら… 女性参政権から70年:3 自分のモヤモヤ、声に出そう 2016年7月5日女性たちが感じている生きづらさは… ■我慢せず問題提起、「怒れる」女子会 職場や家庭でモヤモヤすることがあるが、我慢するものだと思ってきた――。そんな女性らがまずは…
- 【東京エンタメ堂書店】集英社インターナショナル・高田功出版部部長 クルーニーの心意気で 2016年10月3日 二〇〇五年のアメリカ映画、『グッドナイト&グッドラック』が大好きです。 監督・脚本は、あのジョージ・クルーニー。五〇年代、テレビが米国社会…
- 【書く人】価値観は不動じゃない『罪の終わり』 作家・東山彰良(あきら)さん(48) 2016年10月16日 のっけから出てくるのは「人肉食」だ。食人が出てくる小説といえば『ひかりごけ』や『野火』を思い浮かべるが、これは戦時中の話ではない。舞台は近未…
- 戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗 加藤陽子 著 2016年10月2日 ◆三つの岐路を改めて問う [評者]筒井清忠=帝京大教授 一般向きの『昭和史』の本は、もう十年以上前から間違いが平気で横行する嘆かわしい状態となっている。そうした中、著者が、中高…
米山なんとか「私は従軍慰安婦が日本政府の強制において行われたと言う説を信じていません。」 https://t.co/rgNYElBXHI— ベランダハム (@Verandaham) 2016年10月17日「個人的な見解ですが、私は従軍慰安婦が日本政府の強制において行われたと言う説を信じて…
- 2016参院選 「総活躍」できますか 治部れんげさん、樋口美雄さん、サンドラ・ヘフェリンさん 2016年7月5日1億総活躍プランとは<グラフィック・高山裕也> 戦前は「総動員」、戦後は「総懺悔(ざんげ)」「総中流」などとさまざまな文脈で用いられて…
- ユリシーズを燃やせ ケヴィン・バーミンガム 著 2016年10月2日 ◆猥褻か 当局と戦う出版社 [評者]川成洋=法政大名誉教授 二十世紀における実験的・革命的新文学の最高傑作といえば、ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』を挙げたい。ジョイスはこの小説…
- 燈火 三浦哲郎 著 2016年10月2日 ◆揺れる心、移ろう季節 [評者]出久根達郎=作家 三浦哲郎は、新劇の杉村春子である。評者は、つねづね、そう思っている。 杉村春子は、さりげないしぐさが、抜群にうまい。人が意識しないでする動作を、巧みに再現してみ…
- 明治初期日本の原風景と謎の少年写真家 アルフレッド・モーザー 著 2016年10月2日 ◆人、建物の静けさ写す [評者]飯沢耕太郎=写真評論家 このところ、幕末・明治初期に撮影された古写真に注目が集まりつつある。新たな写真が次々に発掘され、これまであ…
- 今こそ米原万里:ロシア的風刺、チェコで培う 2016年7月4日米原万里さん スラブ的知性は、ユーモアこそ、強権下で生き延びるしぶとい批評の秘訣だと教える。 米大統領選トランプ候補の躍進や英国の欧州連合(EU)離脱、頻発するテロ――。米国発の金融資本…
- 御朱印ブームのワケは 人気過熱で代行業やネット転売も 佐藤剛志2016年7月3日御朱印、なぜ人気 神社仏閣を参拝した証しに授与される御朱印(ごしゅいん)。若い女性を中心にブームとなり「御朱印ガール」という言葉も生まれた。最近では、新たなものや期間…
- ひもとく 日ソ共同宣言60年 内外の冷戦、領土問題が混乱 [文]下斗米伸夫 [掲載]2016年10月09日 日ソ共同宣言に調印する鳩山一郎首相(左)とブルガーニン首相=56年10月19日、 12月15日、山口県でプーチン大統領を迎えて日ロ首脳会談が開かれ…
- ひもとく 著作権法改正 死後70年に保護延長の動き [文]赤田康和 [掲載]2016年10月02日 昨年末に著作権が消滅した(左から)高見順、江戸川乱歩、谷崎潤一郎 著作権の保護期間が作者の死後50年から70年に延長されるかもしれない。臨時国会で審議中の…
- マルセル・デュシャンとアメリカ―戦後アメリカ美術の進展とデュシャン受容の変遷 [著]平芳幸浩 [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授) [掲載]2016年09月25日 [ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 ■読み解き揺さぶり美術…
共産党府議の白紙領収書問題で、色めきだつ下駄の糞界隈(クリーンでない公明党)。 ブーメランと口角泡ですけど、ならば、ブーメランと色めきだつ前に、自民党の不正義を批判せよ。……というか擁護してましたっけ?ブーメラン、何それ美味しいの?って話です…
- 政治断簡:今日のおまんまと明日のなにか 政治部次長・高橋純子 2016年7月3日 映画のDVDを1・5倍速で見るという人に遭遇し、心の底から驚いたことがある。倍速再生でも話の筋は十分追えるし、感動の涙を流すこともある。結果は同じ、いや、むしろ得じ…
- クラフツマン—作ることは考えることである [著]リチャード・セネット [評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授) [掲載]2016年09月25日 [ジャンル]文芸 ■ものと「対話」する手仕事再評価 著者セネットが学生時代に出会った哲学者ハンナ・アレントは、人間の…
- あたらしい名前 [著]ノヴァイオレット・ブラワヨ [評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学) [掲載]2016年09月25日 [ジャンル]文芸 社会 ■世界中の矛盾に向かう子どもら 国盗(と)りゲームで子どもたちが陣地につける国名は、勝敗には関係ない。で…
- 炭坑の絵師—山本作兵衛 [著]宮田昭 [評者]立野純二(本社論説主幹代理) [掲載]2016年09月25日 [ジャンル]人文 国内最大の産炭地だった筑豊は、炭坑(ヤマ)の文化のふるさとである。 過酷な労働と圧制の中にあっても、人情が紡ぐ無数の哀楽の物語があった…
- 耕論:軍事研究と大学 上野誠也さん、中野不二男さん、金子元久さん 2016年7月2日イラスト・高山裕也 生活を豊かにするためにも兵器にも使える科学技術。軍事研究と一線を画してきた大学のあり方をめぐり、日本学術会議が議論を始めた。あいまいな境界に、…
- 風 カイロから:アリさんの信念、今こそ 翁長忠雄 2016年7月2日 あの時、私は小学4年生。ボクシングとプロレスはどっちが強いか――。少年たちの「永遠の謎」に決着をつけるべく1976年、モハメド・アリさんとアントニオ猪木さんが戦った。猪木さんが寝…
- 赤塚不二夫生誕80年企画―バカ田大学講義録なのだ! [著]泉麻人ほか [評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト) [掲載]2016年09月25日 [ジャンル]文芸 ♪みやこの西北 ワセダのとなり……。そんな校歌で知られる「バカ田大学」。漫画『天才バカボン』に登場す…
- 忘却された支配―日本のなかの植民地朝鮮 [著]伊藤智永 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史) [掲載]2016年09月25日 [ジャンル]歴史 政治 アサヒ・コム書店Amazon.co.jp楽天ブックス紀伊國屋書店ウェブストアTSUTAYA online ■隠された記憶と責任をたど…
- 70歳の日記 [著]メイ・サートン [評者]大竹昭子(作家) [掲載]2016年09月25日 [ジャンル]文芸 ■「自分らしく」と願う切実な声 夜中に目が覚め、虫たちの声が聞こえる中、本書を開いた。こんなふうに真夜中に読書するのは久しぶり。追うべき筋があるわけ…
参院予算委。三原じゅん子議員(自民)が天皇の生前退位で「お願い」。「日本(の皇室と国民の関係性)は欧州(王室)のような契約ではなく、君民一体のお国柄。わが党は真の保守政党として、皇室典範の改正等を議論するにあたっては天皇の伝統的なあり方に…
- 怒ってみたら… 女性参政権から70年:2 みんなの「ちょっと」結集 2016年6月30日「保育園落ちたの私だ」などの紙を掲げて東京・永田町の国会議事堂前に立つ人たち=3月5日 ■「保育園落ちた」待機児童問題 「怒りでいてもたってもいられなかった」。千…
- 【書く人】技術への純粋な情熱 『光炎の人』(上)(下) 作家・木内昇(のぼり)さん(49) 2016年10月9日 世の中で電気が使われ始めたころ、機械にみせられ技術者になった男の物語。それまでにない「便利なもの」が生み出される前向きな話のはずなのに…
- 【書く人】人生、やり直しが利く『教室の灯りは謎の色』 作家・水生大海(みずきひろみ)さん 2016年10月2日 若者の揺れる心を丹念に描いてきた。「自分がまだ未熟だから書けるのかもしれません」。青春ミステリーの本書もそう。塾講師の黒澤光彰という男…
- ビッグデータと人工知能 西垣通 著 2016年9月25日 ◆学習能力の限界と活用法 [評者]大澤真幸=社会学者 技術的特異点(シンギュラリティ)が二○四五年には訪れると喧伝(けんでん)されている。技術的特異点とは人工知能(AI)が人間の能力を超え、人間…