2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「特集ワイド:続報真相 衆院選座談会 与党圧勝に潜む危うさ 萱野稔人氏/平野啓一郎氏/西崎文子氏」、『毎日新聞』2014年12月19日(金)付。

特集ワイド:続報真相 衆院選座談会 与党圧勝に潜む危うさ 萱野稔人氏/平野啓一郎氏/西崎文子氏 毎日新聞 2014年12月19日 東京夕刊(写真キャプション)自民大勝に笑顔の安倍晋三首相(中央右)ら。少数意見にも耳を傾けるだろうか=東京都千代田区の同党本…

覚え書:「ニュースの扉:鴻上尚史さんと歩く予備校 浪人生が減少、ブースで映像授業」、『朝日新聞』2014年12月22日(月)付。

- ニュースの扉:鴻上尚史さんと歩く予備校 浪人生が減少、ブースで映像授業 2014年12月22日(写真キャプション)ブースで映像授業を体験する鴻上尚史さん=東京都新宿区の東進ハイスクール新宿エルタワー校 センター試験(1月17日・18日実施)まで1カ…

覚え書:「第14回大佛次郎論壇賞 『原子力損害賠償制度の研究』 遠藤典子氏」、『朝日新聞』2014年12月21日(日)付。

- 第14回大佛次郎論壇賞 『原子力損害賠償制度の研究』 遠藤典子氏 2014年12月21日(写真キャプション)遠藤典子氏=西田裕樹撮影 第14回大佛(おさらぎ)次郎論壇賞(朝日新聞社主催)は、公共政策研究者である遠藤典子さん(46)の『原子力損害賠償…

覚え書:「第41回大佛次郎賞 評伝『吉田健一』――長谷川郁夫氏」、『朝日新聞』2014年12月20日(土)付。

- 第41回大佛次郎賞 評伝『吉田健一』――長谷川郁夫氏 2014年12月20日(写真キャプション)長谷川郁夫氏=堀内義晃撮影 優れた散文作品に贈られる大佛次郎賞は、41回目の今年、大阪芸術大学教授の長谷川郁夫さんによる評伝『吉田健一』(新潮社・5400…

覚え書:「今週の本棚:内田麻理香・評 『東洋天文学史』=中村士・著」、『毎日新聞』2014年12月21日(日)付。

- 今週の本棚:内田麻理香・評 『東洋天文学史』=中村士・著 毎日新聞 2014年12月21日 東京朝刊 ◇中村士(つこう)・著 (丸善出版 サイエンス・パレット・1080円) ◇農業生産に必要な暦は権力者の象徴 夜空に輝く月や星を見ると、人はロマンチックな気…

日記:の現前化は平和である

- 顔において、、絶対的に他なるものが現前する。けれども、顔はを否定しないし、また、臆見、権威、摩訶不思議な超自然的事象と化してを傷つけることもない。顔はそれを迎接する者と同じ土俵に立ちつづける。顔は現世的なものでありつづける。顔におけるの…

覚え書:「ひと:崔象喜さん 5度目の歩き遍路を遂げた韓国人」、『朝日新聞』2014年12月19日(金)付。

- ひと:崔象喜さん 5度目の歩き遍路を遂げた韓国人 2014年12月19日 四国八十八カ所霊場を巡るお遍路さんに気さくに話しかけ、周囲によく人の輪ができている。「韓国は嫌い」と言われることもあるが、「私のことは嫌いにならないで」。冗談でこう切り返す日…

覚え書:「今週の本棚・この3冊:パトリック・モディアノ=野崎歓・選」、『毎日新聞』2014年12月21日(日)付。

- 今週の本棚・この3冊:パトリック・モディアノ=野崎歓・選 毎日新聞 2014年12月21日 東京朝刊 <1>八月の日曜日(パトリック・モディアノ著、堀江敏幸訳/水声社/2376円) <2>1941年。パリの尋ね人(パトリック・モディアノ著、白井成雄訳…

覚え書:「今週の本棚:大竹文雄・評 『コーポレート・ガバナンス』=花崎正晴・著」、『毎日新聞』2014年12月21日(日)付。

- 今週の本棚:大竹文雄・評 『コーポレート・ガバナンス』=花崎正晴・著 毎日新聞 2014年12月21日 東京朝刊 (岩波新書・799円) ◇株主利益と社会的責任をどう両立させるか あなたがお金を払って、人に仕事を頼んだとしよう。頼まれた人はあなたの望み通…

覚え書:「松尾貴史さん(タレント)と読む『超芸術トマソン』」、『朝日新聞』2014年12月14日(日)付。

- 松尾貴史さん(タレント)と読む『超芸術トマソン』 [掲載]2014年12月14日(写真キャプション)松尾貴史さん(タレント)中島らも原作「君はフィクション」を15日まで東京・全労済ホール/スペース・ゼロで上演中。仙台、大阪でも。=山岸伸撮影■省エネ…

病院日記:50〜60代の子どもの心配・世話をする80代以上の親のお見舞いという「忍びない」光景

介護の話題で耳目をひくのは老々介護の話題ですけど、病院で仕事をしていると、老々介護ならぬ老老子介護とでもいえばいいでしょうか、その光景を目の当たりにするに、非常に切ないものを感じてしまいます。 ※そして「切ないもの」を感じてしまう「傲慢さ」…

覚え書:「精神科病院を考える:下 根強い、入院中心の文化 上野秀樹さん」、『朝日新聞』2014年12月17日(水)付。

- 精神科病院を考える:下 根強い、入院中心の文化 上野秀樹さん 2014年12月17日 日本では32万人を超える人たちが精神科病院に入院しています。先進諸国に比べると入院期間も極めて長く、認知症の人の入院も増えています。精神科医として現場で精神医療の…

覚え書:「モディアノの世界 堀江敏幸さんが選ぶ本 [文]堀江敏幸(作家)」、『朝日新聞』2014年12月14日(日)付。

- モディアノの世界 堀江敏幸さんが選ぶ本 [文]堀江敏幸(作家) [掲載]2014年12月14日 (写真キャプション)ノーベル賞授賞式に出席したパトリック・モディアノ=AFP時事■自身の内部の沈黙を描く 去る十二月七日、今年のノーベル文学賞を受賞したパトリ…

覚え書:「哲学散歩 [著]木田元 [評者]水無田気流(詩人・社会学者)」、『朝日新聞』2014年12月14日(日)付。

- 哲学散歩 [著]木田元 [評者]水無田気流(詩人・社会学者) [掲載]2014年12月14日 [ジャンル]社会 ■強烈な個性と印象深い逸話 今夏亡くなった哲学者によるエッセー。古代ギリシャから20世紀にいたる哲学者たちの逸話が飄々(ひょうひょう)と綴(つづ)られ…

覚え書:「オウリィと呼ばれたころ−終戦をはさんだ自伝物語 [著]佐藤さとる [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)」、『朝日新聞』2014年12月14日(日)付。

- オウリィと呼ばれたころ−終戦をはさんだ自伝物語 [著]佐藤さとる [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター) [掲載]2014年12月14日 [ジャンル]文芸 ■戦時下、志したファンタジー 子ども時代、コロボックルという小指くらいの人が出てくる物語に夢中になっ…

覚え書:「言論空間を考える:拡散する排外主義 東島誠さん、白井聡さん」、『朝日新聞』2014年12月20日(土)付。

> - 言論空間を考える:拡散する排外主義 東島誠さん、白井聡さん 2014年12月20日 ネット空間から「反日」や「売国奴」といった言葉が広がり、メディアにも登場するようになった。レッテルを貼り、排外的に攻撃する言動が拡散する背景には、何があるのだろう…

覚え書:「精神科病院を考える:上 回復は社会生活の中で ロベルト・メッツィーナさん」、『朝日新聞』2014年12月16日(火)付。

- 精神科病院を考える:上 回復は社会生活の中で ロベルト・メッツィーナさん 2014年12月16日 心を病んだ人、認知症の人などが入院する精神科の病床(ベッド)は日本では34万床あります。それが世界で飛び抜けて多いことを知っていますか。対照的なのがイ…

覚え書:「狂講−深井志道軒−トトントン、とんだ江戸の講釈師 [著]斎田作楽 [評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)」、『朝日新聞』2014年12月14日(日)付。

- 狂講−深井志道軒−トトントン、とんだ江戸の講釈師 [著]斎田作楽 [評者]いとうせいこう(作家・クリエーター) [掲載]2014年12月14日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 ■権威も良識も笑いのめした男 深井志道軒の名前は、浅草で付き合いの長い人たちからよく…

覚え書:「経済政策で人は死ぬか?−公衆衛生学から見た不況対策 [著]デヴィッド・スタックラー、サンジェイ・バス [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2014年12月14日(日)付。

- 経済政策で人は死ぬか?−公衆衛生学から見た不況対策 [著]デヴィッド・スタックラー、サンジェイ・バス [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学) [掲載]2014年12月14日 [ジャンル]経済 社会 ■無謀な緊縮策は生命に悪影響 「借りたものは返す」、これは社会常識…

覚え書:「いとの森の家 [著]東直子 [評者]原武史(明治学院大学教授・政治思想史)」、『朝日新聞』2014年12月14日(日)付。

- いとの森の家 [著]東直子 [評者]原武史(明治学院大学教授・政治思想史) [掲載]2014年12月14日 [ジャンル]文芸 ■伝説に出会い成長を遂げる少女 福岡市内の団地に住んでいた小学4年生の主人公が、父の決断で郊外の糸島半島の丘の上に建てられた一戸建てに引…

書評:ヴィクトール・E・フランクル(中村友太郎訳)『生きがい喪失の悩み』講談社学術文庫、2014年。

ヴィクトール・フランクル(中村友太郎訳)『生きがい喪失の悩み』講談社学術文庫、読了。「意味を失った人生についての苦悩」(原題)といかに向き合うか。本書は強制収容所を経験した著者の提唱するロゴセラピーの格好の入門書。哲学的人間学の具体的展開…

覚え書:「言論空間を考える:問われる既存メディア 鴻上尚史さん、津田大介さん」、『朝日新聞』2014年12月17日(水)付。

- 言論空間を考える:問われる既存メディア 鴻上尚史さん、津田大介さん 2014年12月17日 朝日新聞をはじめ、既存メディアのあり方が厳しく問われている。ネット社会の進展で大きく変わる言論空間。激しくぶつかりあう主張と社会の分断。そして相互不信。まず…

覚え書:「科学・技術と現代社会(上・下) [著]池内了 [評者]佐倉統(東京大学教授・科学技術社会論)」、『朝日新聞』2014年12月14日(日)付。

- 科学・技術と現代社会(上・下) [著]池内了 [評者]佐倉統(東京大学教授・科学技術社会論) [掲載]2014年12月14日 [ジャンル]科学・生物 社会 ■研究者の倫理問う、著者畢生の科学論 科学と社会の関係について積極的に発言を続けてきた著者の集大成。池内了…

覚え書:「重層的地域としてのアジア−対立と共存の構図 [著]大庭三枝 [評者]吉岡桂子(本社編集委員)」、『朝日新聞』2014年12月14日(日)付。

- 重層的地域としてのアジア−対立と共存の構図 [著]大庭三枝 [評者]吉岡桂子(本社編集委員) [掲載]2014年12月14日 [ジャンル]社会 ■複雑に折り重なり、「共同体」へ とかくアジアはややこしい。 アジア太平洋、東アジア、東南アジア、北東アジア……。境界は幾…

覚え書:「死にたくなったら電話して [著]李龍徳」、『朝日新聞』2014年12月14日(日)付。

- 死にたくなったら電話して [著]李龍徳 [掲載]2014年12月14日 [ジャンル]社会 「チラシのモデル程度」に整った容姿の3浪のフリーター徳山久志は、職場仲間に誘われて行った大阪・十三(じゅうそう)のキャバクラで「淀川区一の美人」に「死にたくなったら…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 社会保障の立て直しを」、『毎日新聞』2014年12月17日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 社会保障の立て直しを 失われつつある「戦後家族モデル」山田昌弘 中央大教授 突然の総選挙だった。過去最低の投票率。香港で普通選挙を求めて行動している若者たちを身近に見ていると、選挙で自分たちの代表を選べるというこ…

覚え書:「耕論:どうする、一票の格差 脇雅史さん、那須弘平さん、木村草太さん

2014年12月18日(木)付。 - 耕論:どうする、一票の格差 脇雅史さん、那須弘平さん、木村草太さん 2014年12月18日 今回の衆院選の「一票の格差」は違憲だとして一斉提訴があった。最高裁が先月、直近の参院選の格差を「違憲状態」と認定したばかり。司法の…

覚え書:「献灯使 [著]多和田葉子 [評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)」、『朝日新聞』2014年12月14日(日)付。

- 献灯使 [著]多和田葉子 [評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授) [掲載]2014年12月14日 [ジャンル]文芸 ■震災後の不吉な未来を予言 本書収録の「不死の島」を最初に読んだときの、深く暗い深淵(しんえん)にたたき落とされるような衝撃は、今も忘れられな…

覚え書:「原発利権を追う−電力をめぐるカネと権力の構造 [著]朝日新聞特別報道部」、『朝日新聞』2014年12月14日(日)付。

- 原発利権を追う−電力をめぐるカネと権力の構造 [著]朝日新聞特別報道部 [掲載]2014年12月14日 [ジャンル]社会 原発を巡る裏資金の流れは、検察や国税当局も解明しきれなかった。本書はその実態に迫った。ほとんど表に出てこなかった「東電の影」と呼ばれる…

覚え書:「書評:人喰いの社会史 弘末 雅士 著」、『東京新聞』2014年12月14日(日)付。

- 人喰いの社会史 弘末 雅士 著 2014年12月14日 ◆風聞が果たした役割 [評者]川上隆志=専修大教授 共喰(ともぐ)いと近親相姦(そうかん)は人類の二大タブーだ。それゆえに多くの人の興味を駆り立ててもきた。残虐に人を殺し、その肉を食べる。本書は人…