2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「耕論 第二の人生の歩き方 内館牧子さん、デービッド・ベッカムさん、和田一郎さん」、『朝日新聞』2016年10月18日(火)付。

- 耕論 第二の人生の歩き方 内館牧子さん、デービッド・ベッカムさん、和田一郎さん 2016年10月18日 イラスト・甲斐規裕 長く取り組んだ仕事を辞めた後の人生。喪失感にさいなまれたり、過去の栄光にすがりついたりしかねない。第二の人生での心構え、それを…

覚え書:「子どもの本棚 「おばあちゃんとバスにのって」 [文]さくまゆみこ(翻訳家)」、『朝日新聞』2016年11月26日(日)付。

- 子どもの本棚 「おばあちゃんとバスにのって」 [文]さくまゆみこ(翻訳家) [掲載]2016年11月26日 「おばあちゃんとバスにのって」(すずき出版=新刊) この絵本のおばあちゃんは、お金や効率よりも人とのふれあいを大切にしています。行き先は、困ってい…

覚え書:「子どもの本棚 「とうだい」 [文]兼森理恵(丸善丸の内本店児童書担当)」、『朝日新聞』2016年11月26日(日)付。

- 子どもの本棚 「とうだい」 [文]兼森理恵(丸善丸の内本店児童書担当) [掲載]2016年11月26日 「とうだい」(福音館書店=新刊) しっとりとした風景の中に、言葉がとけていくような美しい絵本。灯台は、渡り鳥から聞く知らない世界に思いをはせ、どこにも…

覚え書:「子どもの本棚 「お・は・よ・う」 [文]広松由希子(絵本評論家・作家)」、『朝日新聞』2016年11月26日(日)付。

- 子どもの本棚 「お・は・よ・う」 [文]広松由希子(絵本評論家・作家) [掲載]2016年11月26日 「お・は・よ・う」(あすなろ書房=新刊) 日曜の朝、もうすぐ1年生になるよしおは、本を抱えて「このじ、なんてよむの?」。家族に1文字ずつ聞いて回ります…

日記:キングを導いた二つの視点 ニーバーの社会関係の複雑な問題に内在する悪の捉え方(「社会倫理的な視点」)と、ガンディの実践(「非暴力の抵抗」)

- 社会正義、社会悪との闘いの問題について、インドのマハトマ・ガンディとアメリカのマーティン・ルーサー・キングの非暴力の抵抗の問題について、ニーバーは、宗教が政治問題に貢献し得るものとして、ガンディの非暴力の抵抗以上に大きな貢献はないと言っ…

覚え書:「耕論 新幹線の売り込み方 辻村功さん、阿達雅志さん、堀本幹夫さん」、『朝日新聞』2016年10月19日(水)付。

- 耕論 新幹線の売り込み方 辻村功さん、阿達雅志さん、堀本幹夫さん 2016年10月19日海外の高速鉄道計画と日本のかかわり<グラフィック・上村伸也> インフラ輸出は、安倍政権の成長戦略の柱の一つ。しかしその目玉にしたい新幹線の輸出は、中国など競合も…

覚え書:「子どもの本棚 言葉に紡ぐ 幼い頃の気持ち 児童文学作家 あまんきみこさん」、『朝日新聞』2016年10月22日(日)付。

- 子どもの本棚 言葉に紡ぐ 幼い頃の気持ち 児童文学作家 あまんきみこさん [掲載]2016年10月22日児童文学作家のあまんきみこさん 「白いぼうし」「ちいちゃんのかげおくり」などの代表作で知られる児童文学作家のあまんきみこさん(85)。今年は児童文化…

覚え書:「子どもの本棚 満月見上げる、日常の幸せ [文]広松由希子(絵本評論家・作家)」、『朝日新聞』2016年10月22日(日)付。

- 子どもの本棚 満月見上げる、日常の幸せ [文]広松由希子(絵本評論家・作家) [掲載]2016年10月22日 空に満月を見つけると、うれしくなるのはなぜでしょう。赤ちゃんが夜空を見ています。バレエの練習帰りの女の子も、遠い山のクマの親子も見ています。「…

覚え書:「子どもの本棚 「ピクルスとふたごのいもうと」 [文]越高一夫(ちいさいおうち書店店長)」、『朝日新聞』2016年10月22日(日)付。

- 子どもの本棚 「ピクルスとふたごのいもうと」 [文]越高一夫(ちいさいおうち書店店長) [掲載]2016年10月22日 「こぶたのピクルス」の続編。ピクルスは好奇心いっぱいの元気なこぶたの男の子。いのぶたさんからもらった朝顔の種を鉢に植えて育てる様子な…

覚え書:「インタビュー 体制内で見た文革 天津社会科学院名誉院長・王輝さん」、『朝日新聞』2016年10月20日(木)付。

- インタビュー 体制内で見た文革 天津社会科学院名誉院長・王輝さん 2016年10月20日王輝さん 写真・図版 中国で文化大革命が発動されて50年。多くの中国人が信じた共産主義の理想は色あせ、社会は大きく変質したが、共産党政権は依然として苛烈(かれつ)…

覚え書:「科学の扉 賞味期間を延ばせ 食品ロス減へ、製造方法を工夫」、『朝日新聞』2016年10月16日(日)付。

- 科学の扉 賞味期間を延ばせ 食品ロス減へ、製造方法を工夫 2016年10月16日 本来なら食べられるのに多くの食品が捨てられている。そうした「食品ロス」を減らそうと、食品メーカーは、製造方法の見直しや容器を改良するなど様々な工夫をこらし、賞味期間や…

覚え書:「伝えることから始めよう [著]高田明 [文]森健(ジャーナリスト)」、『朝日新聞』2017年02月05日(日)付。

- ビジネス 伝えることから始めよう [著]高田明 [文]森健(ジャーナリスト) [掲載]2017年02月05日■目前の課題に向き合い、おもしろく 高い声に高いテンション。通販ショップ「ジャパネットたかた」の創業者、高田明氏は長崎県の小さなカメラショップから…

覚え書:「ビジネス イノベーションはなぜ途絶えたか―科学立国日本の危機 [著]山口栄一 [文]小林雅一(ジャーナリスト)」、『朝日新聞』2017年01月22日(日)付。

- ビジネス イノベーションはなぜ途絶えたか―科学立国日本の危機 [著]山口栄一 [文]小林雅一(ジャーナリスト) [掲載]2017年01月22日■起業家精神育たぬ、制度設計の失敗 かつて「科学立国」と呼ばれた日本の産業基盤が揺らいでいる。1980年代に栄えた…

覚え書:「ビジネス ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由 [著]小林せかい [文]勝見明(ジャーナリスト)」、『朝日新聞』2017年01月08日(日)付。

- ビジネス ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由 [著]小林せかい [文]勝見明(ジャーナリスト) [掲載]2017年01月08日 ■合理的で、心が引き込まれる仕組み メニューは日替わり定食1種だけ。店の手伝いをすると1食無料になる「まかない」、無料の…

日記:新憲法は、だれが起草したにせよ、それを支持し、歓迎したのは日本国民だった、日本国民が選んだ憲法なんだということを忘れてはいけない

- 最後にもう一度、戦後デモクラシーの問題にたちかえって考えてみますと、敗戦後、日本は連合国に占領されましたが、占領軍は何をやってもよかったのではなく、ポツダム宣言の拘束を受けていました。その一三項目のうち、基本的に重要な点は二つあり、一つ…

覚え書:「政治断簡 立つ人、立たぬ人 政治部次長・高橋純子」、『朝日新聞』2016年10月16日(日)付。

- 政治断簡 立つ人、立たぬ人 政治部次長・高橋純子 2016年10月16日 気味が悪い。 気色が悪い。 気持ち悪い。 あら日本語って本当にバリエーション豊富。ねえ僕ちゃん、どれにする? 私はやっぱり「味」かしら……って何の話がしたいかというと、先の安倍晋三…

覚え書:「著者に会いたい 空也十番勝負 青春篇―声なき蝉(上・下) 佐伯泰英さん [文]板垣麻衣子」、『朝日新聞』2017年02月05日(日)付。

- 著者に会いたい 空也十番勝負 青春篇―声なき蝉(上・下) 佐伯泰英さん [文]板垣麻衣子 [掲載]2017年02月05日 代表作『居眠り磐音』の続編『声なき蝉』を出した佐伯泰英さん=東京都渋谷区の佐伯事務所 ■自らのルーツに思いを込め 昨年、51巻で完結した…

覚え書:「売れてる本 カラスの教科書 [著]松原始 [文]武田砂鉄(ライター)」、『朝日新聞』2017年02月05日(日)付。

- 売れてる本 カラスの教科書 [著]松原始 [文]武田砂鉄(ライター) [掲載]2017年02月05日 ■むしろ人間を怖がっている 「カラス なぜ鳴くの カラスの勝手でしょ」との替え歌があるが、カラス側に立てば、そうやってネガティブキャンペーンを続ける人間こそ…

覚え書:「売れてる本 そして生活はつづく [著]星野源 [文]速水健朗(コラムニスト)」、『朝日新聞』2017年01月29日(日)付。

- 売れてる本 そして生活はつづく [著]星野源 [文]速水健朗(コラムニスト) [掲載]2017年01月29日 ■コンプレックスを引きずって 顔がいいわけではないし歌唱力も微妙なのになぜ人気者? そう思っていたが、昨年末の紅白歌合戦を観(み)て転じた。「こん…

覚え書:「いちからわかる! 憲法審査会 改憲原案を審査、国民投票法を受け設置」、『朝日新聞』2016年10月16日(日)付。

- いちからわかる! 憲法審査会 改憲原案を審査、国民投票法を受け設置 2016年10月16日 衆参両院の憲法審査会が近く議論を再開する。両院で「改憲勢力」が3分の2の勢力を占める新たな状況になってからは初めての実質審議となる。憲法改正をめざす安倍晋三…

覚え書:「天声人語 記者は去り記事は残る」、『朝日新聞』2016年10月16日(日)付。

- 天声人語 記者は去り記事は残る 2016年10月16日 解散したSEALDs(シールズ)の中心メンバー奥田愛基(あき)さんは中1でいじめに遭った。中2の秋、本紙朝刊に載った「いじめられている君へ」というコラムを読んで転校を決意する。劇作家鴻上尚史(…

覚え書:「100人100色の痛快なカタルシス ボブ・ディラン、ノーベル文学賞 音楽評論家・萩原健太さん寄稿」、『朝日新聞』2016年10月17日(月)付。

- 100人100色の痛快なカタルシス ボブ・ディラン、ノーベル文学賞 音楽評論家・萩原健太さん寄稿 2016年10月17日 ボブ・ディラン氏 フォーク、ロックの伝道者としてライブを続けながら、文学の深みへと歩みを重ねてきた米ミュージシャンで作詞家のボブ…

覚え書:「月と太陽の盤―碁盤師・吉井利仙の事件簿/カブールの園 [著]宮内悠介 [評者]末國善己(文芸評論家)」、『朝日新聞』2017年01月29日(日)付。

- 月と太陽の盤―碁盤師・吉井利仙の事件簿/カブールの園 [著]宮内悠介 [評者]末國善己(文芸評論家) [掲載]2017年01月29日 [ジャンル]文芸 ■推理(ミステリー)も純文学も人類の課題問う 宮内悠介は、『盤上の夜』で日本SF大賞を受賞し、直木賞の候補に…

覚え書:「ノーノー・ボーイ [著]ジョン・オカダ [評者]立野純二(本社論説主幹代理)」、『朝日新聞』2017年01月29日(日)付。

- ノーノー・ボーイ [著]ジョン・オカダ [評者]立野純二(本社論説主幹代理) [掲載]2017年01月29日 [ジャンル]文芸 ■少数派へ絶望的な踏み絵の問い 見えない少数派。米国でアジア系移民は、そう呼ばれることがある。 行儀がよく、勤勉実直。裏返せば従順で…

日記:上野千鶴子現象の「新しさ」は、これまで結びつくはずがないと左翼やリベラルの間で共有されていた「フェミニズムと多文化共生の断念」を結びつけてしまったこと

上野千鶴子さんと、デービッド・アトキンソンさんがともに注目するのは、人口の減少です。人口が増える前提で設計されている社会を今後、どうしていくか。上野さんは、平和に衰退する=平等に貧しくなる社会のモデルになるべきだと語ります。(中)— 東京新聞…

覚え書:「憲法を考える 家族の助け合いとは 枝元なほみさん、百地章さん、樋口恵子さん」、『朝日新聞』2016年10月15日(土)付。

- 憲法を考える 家族の助け合いとは 枝元なほみさん、百地章さん、樋口恵子さん 2016年10月15日 グラフィック・上村伸也 憲法改正論議で「家族観」は大きなテーマ。自民党の憲法改正草案では「家族は、互いに助け合わなければならない」とうたう。家族をどう…

覚え書:「旅行のモダニズム―大正昭和前期の社会文化変動 [著]赤井正二 [評者]斎藤美奈子(文芸評論家)」、『朝日新聞』2017年01月29日(日)付。

- 旅行のモダニズム―大正昭和前期の社会文化変動 [著]赤井正二 [評者]斎藤美奈子(文芸評論家) [掲載]2017年01月29日 [ジャンル]歴史 社会 ■自由な精神のもと山から都市へ 仕事や生活で煮詰まったとき「あーあ、どこかに旅行がしたいなあ」と思ったりしませ…

覚え書:「在りし、在らまほしかりし三島由紀夫 [著]高橋睦郎 [評者]蜂飼耳(詩人・作家)」、『朝日新聞』2017年01月29日(日)付。

- 在りし、在らまほしかりし三島由紀夫 [著]高橋睦郎 [評者]蜂飼耳(詩人・作家) [掲載]2017年01月29日 [ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 ■魂の交わりと作品への冷徹な目 現代の最もすぐれた詩人の一人である高橋睦郎がついに、三島由紀夫との交流を…

覚え書:「N女の研究 [著]中村安希 [評者]星野智幸(小説家)」、『朝日新聞』2017年01月29日(日)付。

- N女の研究 [著]中村安希 [評者]星野智幸(小説家) [掲載]2017年01月29日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 ■新しい働き方を創造する人たち 20代半ばで私が会社を辞める決断をしたとき、モデルケースとなったのは女性の友人や先輩だった。限界を感じる…

覚え書:「学生、LGBTに寄り添う 「ALLY」=味方に、冊子や勉強会」、『朝日新聞』2016年10月15日(土)付。

- 学生、LGBTに寄り添う 「ALLY」=味方に、冊子や勉強会 2016年10月15日愛知教育大学で開催された「ALLY WEEK」の勉強会後、記念撮影するBALLoonのメンバーら。前列左から2番目が久保勝さん=愛知県刈谷市、久保さん提供 同性愛者…