2015-01-01から1年間の記事一覧

覚え書:「いかがわしさ、楽しんだ 野坂昭如さんを悼む イラストレーター・山藤章二」、『朝日新聞』2015年12月11日(金)付。

- いかがわしさ、楽しんだ 野坂昭如さんを悼む イラストレーター・山藤章二 2015年12月11日山藤章二画・野坂昭如 極端にいうと、「いかがわしさのカリスマ」を持った人でした。 1960年ごろに雑誌が次々と刊行され、書き手を探していました。そこに野坂昭…

覚え書:「世界の権力者が寵愛した銀行―タックスヘイブンの秘密を暴露した行員の告白 [著]エルヴェ・ファルチャーニほか [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2015年11月22日(日)付。

- 世界の権力者が寵愛した銀行―タックスヘイブンの秘密を暴露した行員の告白 [著]エルヴェ・ファルチャーニほか [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学) [掲載]2015年11月22日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 ■脱税支える巨大銀行との闘い 「事実は小説よ…

覚え書:「戦後入門 [著]加藤典洋 [評者]原武史(明治学院大学教授・政治思想史)」、『朝日新聞』2015年11月22日(日)付。

- 戦後入門 [著]加藤典洋 [評者]原武史(明治学院大学教授・政治思想史) [掲載]2015年11月22日 [ジャンル]歴史 ■「左折の改憲」で対米従属脱する 加藤典洋は、果敢な批評家である。その果敢さが、時に大きな反発や誤解を巻き起こす。1997年刊行の『敗戦…

覚え書:「異世界の書―幻想領国地誌集成 [編著]ウンベルト・エーコ [評者]横尾忠則(美術家)」、『朝日新聞』2015年11月22日(日)付。

- 異世界の書―幻想領国地誌集成 [編著]ウンベルト・エーコ [評者]横尾忠則(美術家) [掲載]2015年11月22日 [ジャンル]人文 ■地球の神秘を衒学的にガイド 人は宇宙に存在しないものを創造することは不可能である、と言った人がいた。創造の源泉は無からでは…

覚え書:「『反戦・平和』最後まで 作家・野坂昭如さん死去」、『朝日新聞』2015年12月11日(金)付。

- 「反戦・平和」最後まで 作家・野坂昭如さん死去 2015年12月11日野坂昭如さんの生涯 社会批判とユーモアに満ちた活動を続けてきた作家の野坂昭如さんが9日夜、85歳で亡くなった。不意の別れを惜しむ声が、各界からあがっている。特集:野坂昭如さん死去…

覚え書:「インタビュー:暮れゆくテロの年 国際危機グループ会長、ジャンマリー・ゲーノさん」、『朝日新聞』2015年12月11日(金)付。

- インタビュー:暮れゆくテロの年 国際危機グループ会長、ジャンマリー・ゲーノさん 2015年12月11日(写真キャプション)「2016年は国連新事務総長も選ぶ年。ルールなき時代に調停役を担える人を」=ブリュッセル、稲垣岳彦氏撮影 写真・図版 相次ぐテ…

覚え書:「【書く人】「謎」の先に見える人生 『新カラマーゾフの兄弟』ロシア文学者・亀山郁夫さん(66)」、『東京新聞』2015年12月06日(日)付。

- 【書く人】「謎」の先に見える人生 『新カラマーゾフの兄弟』ロシア文学者・亀山郁夫さん(66) 2015年12月6日 写真 ロシア文学、中でもドストエフスキー研究の大家。新訳がミリオンセラーとなったドストエフスキー未完の傑作『カラマーゾフの兄弟』の完…

覚え書:「【書く人】最期を支える「形」提案 『ひとり、家で穏やかに死ぬ方法』在宅ホスピス医・川越厚こうさん(68)」、『東京新聞』2015年11月29日(日)付。

- 【書く人】最期を支える「形」提案 『ひとり、家で穏やかに死ぬ方法』在宅ホスピス医・川越厚こうさん(68) 2015年11月29日 一人暮らしの末期がん患者たちの自宅での最期の日々を、在宅医療の経過とともに柔らかな語り口で紹介する。「独り身は明日のわ…

覚え書:「書評:戦争の谺 軍国・皇国・神国のゆくえ 川村湊 著」、『東京新聞』2015年11月22日(日)付。

- 戦争の谺 軍国・皇国・神国のゆくえ 川村湊 著 2015年11月22日 ◆運命と諦めて責任問わず [評者]池田浩士=ドイツ文学者 著者は、文芸批評家としても、また旧植民地や戦時下における日本文学の研究者としても、すぐれた仕事を続けてきた。本書は、その著…

日記:気分はヴォルテール

創価大学経済学部の中田大悟准教授の「宣言」。公明党が党利党略で進める軽減税率は支持できない。 https://t.co/HBDgRWqvGz— 島薗進 (@Shimazono) 2015, 12月 13マジかよ pic.twitter.com/UV8up7mdD0— t.matsudaばみゅばみゅ (@matsuda_take) 2015, 12月 17…

覚え書:「原爆、家族の悲しみ「じわっと」 吉永小百合さん、山田洋次監督の映画「母と暮せば」主演」、『朝日新聞』2015年12月08日(火)付。

- 原爆、家族の悲しみ「じわっと」 吉永小百合さん、山田洋次監督の映画「母と暮せば」主演 2015年12月8日(写真キャプション)吉永小百合さん=山本和生撮影 戦後70年の締めくくりに山田洋次監督の映画「母と暮せば」が公開される。長崎の原爆で息子を失…

覚え書:「書評:あこがれ 川上未映子 著」、『東京新聞』2015年11月22日(日)付。

- あこがれ 川上未映子 著 2015年11月22日 ◆世界を素直に受け取る力 [評者]千野帽子=エッセイスト 最初の三分の一を占める第一章の<ぼく>は小学校四年生。スーパーマーケットでパンや洋惣菜(そうざい)を売っているミス・アイスサンドイッチ(心のなか…

覚え書:「書評:優しいライオン 小手鞠るい 著」、『東京新聞』2015年11月22日(日)付。

- 優しいライオン 小手鞠るい 著 2015年11月22日 ◆師・やなせの義憤と愛 [評者]嶋岡晨=詩人 「人生はさびしいけれど、すてたものじゃない」は、絵本『アンパンマン』や「てのひらを太陽に」の作詞でつとに知られた、やなせたかしの名言。その彼の年功序列…

覚え書:「書評:電気は誰のものか 電気の事件史 田中聡 著」、『東京新聞』2015年11月22日(日)付。

- 電気は誰のものか 電気の事件史 田中聡 著 2015年11月22日 ◆住民の強い公益意識 [評者]山岡淳一郎=ノンフィクション作家 暮らしに欠かせない電気は「あなた」のものか「私」のものか。素朴な問いかけは、公益について考える糸口になる。 本書は、明治・…

覚え書:「思想の地層:連立与党の公明党 政界適応で招いた危機 小熊英二」、『朝日新聞』2015年12月08日(火)付夕刊。

- 思想の地層:連立与党の公明党 政界適応で招いた危機 小熊英二 2015年12月08日夕刊 連立与党の公明党に、注目が集まっている。御厨貴「与党歴13年で広がる学会員との距離 公明党はジレンマを解消できるのか?」(Journalism11月号)によると…

覚え書:「社説:水木さん 伸びやかに異界見せた」、『朝日新聞』2015年12月02日(水)付。

- 社説:水木さん 伸びやかに異界見せた 2015年12月02日 漫画家の水木しげるさんが亡くなった。この世に生きた歳月は93年。作品は世代を超えて愛されている。 妖怪と戦争。水木さんは二つのテーマを描き続けた。 幼い頃、生家のお手伝いさん「のんのんばあ…

覚え書:「今週の本棚・本と人 『香港パク』 著者・李承雨さん」、『毎日新聞』2015年11月22日(日)付。

- 今週の本棚・本と人 『香港パク』 著者・李承雨さん毎日新聞2015年11月22日 東京朝刊 李承雨さん (金順姫(キム・スニ)訳 講談社・1944円)多彩な内省的文学世界 李承雨(イ・スンウ)さん これまで3作の長編小説が日本語に翻訳されている著者の短…

覚え書:「今週の本棚・この3冊 三島由紀夫 村松英子・選」、『毎日新聞』2015年11月22日(日)付。

- 今週の本棚・この3冊 三島由紀夫 村松英子・選毎日新聞2015年11月22日 東京朝刊 <1>サド侯爵夫人/朱雀家の滅亡(三島由紀夫著/河出文庫/778円) <2>仮面の告白(三島由紀夫著/新潮文庫/529円) <3>決定版 三島由紀夫全集 第15巻(…

覚え書:「今週の本棚 中島京子・評 『父を見送る−家族、人生、台湾』=龍應台・著」、『毎日新聞』2015年11月22日(日)付。

- 今週の本棚 中島京子・評 『父を見送る−家族、人生、台湾』=龍應台・著毎日新聞2015年11月22日 東京朝刊 (白水社・2592円)個人が抱える時間と歴史 11月に入って、習近平・馬英九の歴史的会談がメディアを騒がせた。東アジアの歴史はまた大きく変…

日記:沈黙による自民党への同意は、平和主義と反核の信念で闘いぬいてこられた牧口・戸田両先生の受けられた苦難に対する不正義と言わざるを得ません

※ツイートのまとめですが加筆して記録として残しておきます。日曜日に創価学会の座談会に参加しました。 基本的に発言するなと言われていますので聞くだけですけどね。別に式次第を台無ししようとかそういう意図は毛頭ありませんが。最後はやはり公明党支援…

覚え書:「私だけの東京・2020に語り継ぐ=酒場詩人・吉田類さん 横丁酒場のラビリンス」、『毎日新聞』2015年12月09日(水)付夕刊。

- 私だけの東京・2020に語り継ぐ 酒場詩人・吉田類さん 横丁酒場のラビリンス毎日新聞2015年12月09日 東京夕刊 その昔、ずっと僕はヨーロッパをさまよっていた。絵描きになりたくてね。20代−30代初めまで、拠点はフランスのパリ、アパートの屋根裏部…

覚え書:「今週の本棚 『世界一ときめく質問、宇宙一やさしい答え』=ジェンマ・エルウィン・ハリス編」、『毎日新聞』2015年11月22日(日)付。

- 今週の本棚・新刊 『世界一ときめく質問、宇宙一やさしい答え』=ジェンマ・エルウィン・ハリス編毎日新聞2015年11月22日 東京朝刊 (河出書房新社・2700円) 子供たちの質問に各分野の第一人者たちが答えていく。2013年に日本で出版されて話題を…

覚え書:「今週の本棚 若島正・評 『雪の墓標』=マーガレット・ミラー著」、『毎日新聞』2015年11月22日(日)付。

- 今週の本棚 若島正・評 『雪の墓標』=マーガレット・ミラー著毎日新聞2015年11月22日 東京朝刊 (論創社・2376円)人間の弱さを象徴する血の残像 私立探偵リュー・アーチャーを主人公にしたシリーズで知られる作家ロス・マクドナルドの妻であり、自ら…

覚え書:「今週の本棚 小島ゆかり・評 『句集 冬青集』/『歌集 思川の岸辺』」、『毎日新聞』2015年11月22日(日)付。

- 今週の本棚 小島ゆかり・評 『句集 冬青集』/『歌集 思川の岸辺』毎日新聞2015年11月22日 東京朝刊 『句集 冬青集』=矢島渚男著 (ふらんす堂・3240円)『歌集 思川の岸辺』=小池光著 (KADOKAWA・3240円)生の感慨と死の悲しみの滋味 …

覚え書:「音楽は『敵』超えられる 指揮者・ピアニスト、バレンボイムさん 年明け来日公演」、『朝日新聞』2015年12月09日(水)付。

- 音楽は「敵」超えられる 指揮者・ピアニスト、バレンボイムさん 年明け来日公演 2015年12月09日「日本の聴衆のすばらしさを、よく(指揮者の)チェリビダッケと語りあった。ブルックナーの交響曲全曲演奏という挑戦は、最良の聴衆なくして成功しない」と語…

覚え書:「論の周辺 PR誌に見る連続と断層」、『毎日新聞』2015年12月08日(火)付夕刊。

- 論の周辺 PR誌に見る連続と断層毎日新聞2015年12月8日 東京夕刊 2年前に創業100周年を迎えた岩波書店は、老舗出版社の一つというだけでなく、日本の学術・文化界に独特な存在感を持ってきた。「岩波文化人」という言葉が、知的エリートを指す一種の…

覚え書:「今週の本棚・新刊 斎藤環・評 『日本の精神医学 この五〇年』=松本雅彦・著」、『毎日新聞』2015年11月22日(日)付。

- 今週の本棚 斎藤環・評 『日本の精神医学 この五〇年』=松本雅彦・著毎日新聞2015年11月22日 東京朝刊カルチャー 本・書評 紙面掲載記事 (みすず書房・3024円)精神病理学の前途を開く泰斗の遺産 先般惜しくも物故した精神病理学の泰斗による、わが…

覚え書:「今週の本棚・新刊 『医系技官がみたフランスのエリート教育と医療行政』=入江芙美・著」、『毎日新聞』2015年11月22日(日)付。

- 今週の本棚・新刊 『医系技官がみたフランスのエリート教育と医療行政』=入江芙美・著毎日新聞2015年11月22日 東京朝刊 (NTT出版・3024円) パリ同時多発テロに揺れるフランスとはどういう国なのか。フランスのエリート養成機関である国立行政学…

覚え書:「今週の本棚・新刊 『タイ 混迷からの脱出』=高橋徹・著」、『毎日新聞』2015年11月22日(日)付。

- 今週の本棚・新刊 『タイ 混迷からの脱出』=高橋徹・著毎日新聞2015年11月22日 東京朝刊 (日本経済新聞出版社・2808円) 絶対王制が終幕した1932年の立憲革命以来、タイでは既遂・未遂も含め計19回のクーデターが起きている。憲法改正も度重な…

日記:RICOH GXR + P10 28-300mm F3.5-5.6 VC にて最後の紅葉。

あこがれのリコーGXR(P10レンズキット)を入手しましたので、簡単に試写。 12月19日(土)の昼休みに職場の中庭にて最後の紅葉をひとつ。リコーはGR Digital2,CX200,CX4 と使ってきましたので、操作感覚は問題なし。P10レンズキットは、CX3のレンズユニ…