趣味(時計・カメラ・万年筆・ライター)

日記:夜桜 2015年 東京

近所で撮影したものですけど、風物詩として。 (Canon IXY3にて撮影)

日記:キャンパスの紅葉 2014年。

Xマウントのカメラを使ってみたく、ミラーレス一眼レフをエントリーモデルですが富士フィルムのX−A1に更新してみました。標準のズームレンズ(16−50mm f/3.5−5.6)の出来合いが抜群と聞いておりましたが、非常によく写ります。近いうちに単焦点の広角を…

日記:2014年の夜桜

「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」とは『古今和歌集』に在原業平が寄せた秀句。まだ夜風はひんやりとしておりますが、夜桜がきれいに咲いておりましたので記録として残しておきます。

覚え書:「そして名画があった:/97 バルジ大作戦=玉木研二 /東京」、『毎日新聞』2013年11月21日(木)付。

- そして名画があった:/97 バルジ大作戦=玉木研二 /東京 毎日新聞 2013年11月21日 地方版 ◇ヒトラーの成算なき賭け 本土空襲も広がり、戦局悪化の一途をたどっていた1944(昭和19)年12月20日。毎日新聞の第1面(といっても、当時は統制下で…

書評:ポール=ジェラール・パソル『ルイ・ヴィトン 華麗なる歴史』河出書房新社、2012年。

ポール=ジェラール・パソル『ルイ・ヴィトン 華麗なる歴史』河出書房新社、読了。本書は150年を超えるルイ・ヴィトンの歴史を、完全収録した大型ビジュアルブック。700点超の図版・証言・記録で558頁、その歩みを立体的に紹介する。重量4キロ、価…

わたつみの豊旗雲に入日さし こよひの月夜さやけくありこそ

「わたつみの豊旗雲に入日さし こよひの月夜さやけくありこそ」(天智天皇・万葉集)。 先月と同じようなエントリーで恐縮ですが、またしても葬儀にて、瀬戸大橋を渡る機会がありましたので、その寸描を残しておきます。日が沈む前なので、紅くは染まってい…

覚え書:「書評:昭和の洋食 平成のカフェ飯 阿古真理著」、『東京新聞』2013年4月7日(日)付。

- 昭和の洋食 平成のカフェ飯 阿古 真理 著 2013年4月7日 ◆料理と女性の変容捉える [評者] 原田 信男 国士舘大教授。著書『江戸の料理史』『歴史の中の米と肉』。 私たちが生きていくために不可欠な食は、本来的に個人のものではありえず、所属する集団に…

夕波千鳥汝が鳴けば心もしのにいにしへ思ほゆ

大君の遠の朝廷みかどとあり通ふ島門しまとを見れば神代し思ほゆ(柿本人麻呂) 個人的には、瀬戸大橋を通る際は、夕暮れか早朝がベストではないかと思うのですが、葬儀で帰省した折り、ちょうど夕刻に通過することができましたので、いくつか写真を撮ってみ…

覚え書:「書評:『ルイ・ヴィトン 華麗なる歴史』 ポール=ジェラール・パソル著」、 評・畠山重篤(カキ養殖業)」、『読売新聞』2013年02月03日(日)付。

- 『ルイ・ヴィトン 華麗なる歴史』 ポール=ジェラール・パソル著評・畠山重篤(カキ養殖業) 「職人技」への矜持と敬意 一昨年5月、東日本大震災による大津波被害の直後、まったく思いがけず、ルイ・ヴィトンから支援の申し出を受けたのである。 カキ養殖…

ボールペンで残された思索の軌跡

そういえば、大人になってから、ほとんど鉛筆やシャープペンシルをつかっていないことに気がついた。思い返せば、たぶん、高校時代ぐらいから鉛筆やシャープペンシルよりも、ボールペン(水性・油性を問わず)を使う比率が高くなったように思う。もちろん、…

覚え書:「だいあろ〜ぐ:東京彩人記 『特撮博物館』副館長の映画監督・樋口真嗣さん」、『毎日新聞』2012年08月22日(水)付(東京版)。

- だいあろ〜ぐ:東京彩人記 「特撮博物館」副館長の映画監督・樋口真嗣さん /東京 ◇「日本独自」に目を向けて 「特撮博物館」副館長の映画監督 樋口真嗣さん(46) 都現代美術館(江東区三好4)で10月8日まで開催中の企画展「特撮博物館 ミニチュアで…

「ヒキガエルの目に映ずる通りに自然を書き出す技術」に過ぎませんが……紅葉。

- 写実主義 (realism n.) ヒキガエルの目に映ずる通りに自然を書き出す技術。モグラが描く風景ないし尺取虫の筆になる物語にみなぎる魅力。 ビアス(西川正身編訳)『悪魔の辞典』岩波文庫、1997年、181頁。 - ちょいと箸休め。月曜に大学へ出講した際、紅…

美しき花もその名を知らずして文にも書きがたきはいと口惜し。

- 美しき花もその名を知らずして文にも書きがたきはいと口惜し。 −−正岡子規『墨汁一滴』岩波文庫、1984年、90頁。 - 気分転換に近所を自転車で走ってきたのですが、美しい花が精一杯咲き誇っておりました。紫陽花は少しフライング気味のようでしたが……、ま…

「桜花 春くははれる 年だにも 人の心に あかれやはせぬ 伊勢」、『古今和歌集』「春歌上 0061」

- 「桜花 春くははれる 年だにも 人の心に あかれやはせぬ 伊勢」、『古今和歌集』「春歌上 0061」。 - 一般的なソメイヨシノの類はすでに葉桜となりましたが、ヤエザクラでしょうか……。 近所の公園で美しく花開いておりましたのでひとつ。暑くもなく・寒く…

東京の夜桜:「一つ一つの対象がそれ固有の色調をもっているという従来の伝統的な考え方の全面的な否定」!

- 太陽の光によって、明るさのみならず、対象の色調も変化するというこの認識は、別の言葉でいえば、一つ一つの対象がそれ固有の色調をもっているという従来の伝統的な考え方の全面的な否定であった。(中略)一見白色光のように見える太陽光線が実は七彩の…

2011.02.14;梅が枝に きゐるうぐひす 春かけて 鳴けども今だ 雪は降りつつ

- 梅が枝に きゐるうぐひす 春かけて 鳴けども今だ 雪は降りつつ 読人知らず −−「巻一 春歌上 005」、佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫、1981年。 - 2月14日、東京は大雪。大変なことが招来されることは承知の助なれど、やはり冬は雪がふると様になり…

いまの私は、ほろ酔いになったところで、やめてしまう。

- そのほかに大酒したのは、太平洋戦争中に、私の出征がせまり、これも名古屋で、何年かぶりで父と会い、大須の宿屋の二階で、やはり三升ほどのんだことがある。酒は、父が工面してきてくれた。 このとき、父から、 「お前さんが四つのとき、台所にあった一…

「考える」ことの中におけるについて

- ……ここでは「考える」ことの中におけるについて少々触れてみたい。 まず頭を柔軟にすることである。一つの思想運動をやっていると一定方向だけ見つめて他のことは全くわからないということになりがちだ。世の中のことをわからないで「社会を変革する」だと…