2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「くらしの明日:私の社会保障論 1億総活躍社会に水=山田昌弘」、『毎日新聞』2016年1月27日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 1億総活躍社会に水=山田昌弘毎日新聞2016年1月27日 夫婦別姓認めぬ規定「合憲」 中央大教授・山田昌弘 昨年末、夫婦別姓を認めないという現行民法の規定が、「合憲」であるとの最高裁判決が出た。 多くの人にとっては、自分…

覚え書:「限界費用ゼロ社会―〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭 [著]ジェレミー・リフキン [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 限界費用ゼロ社会―〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭 [著]ジェレミー・リフキン [評者]諸富徹(京都大学教授・経済学) [掲載]2016年01月17日 [ジャンル]社会 ■所有からシェアへ、変革を予言 社会主義経済体制は崩壊、資本主義にオールタナティ…

覚え書:「愛国的無関心―「見えない他者」と物語の暴力 [著]内藤千珠子 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家)」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 愛国的無関心―「見えない他者」と物語の暴力 [著]内藤千珠子 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家) [掲載]2016年01月17日 [ジャンル]政治 社会 ■「伏字的死角」に宿る歴史分析 本書には二つのキーワードがある。一つは「愛国的無関心」。「現在の愛国的…

覚え書:「パクリ経済―コピーはイノベーションを刺激する [著]K・ラウスティアラ、C・スプリグマン [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- パクリ経済―コピーはイノベーションを刺激する [著]K・ラウスティアラ、C・スプリグマン [評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授) [掲載]2016年01月17日 [ジャンル]経済 社会 ■複製は悪か、利益と創造の源か 本書が一貫して主張するのは、コピーは…

覚え書:「論壇時評:SMAPの謝罪 暗黙のルールが潜む社会 作家・高橋源一郎」、『朝日新聞』2016年01月28日(木)付。

- 論壇時評:SMAPの謝罪 暗黙のルールが潜む社会 作家・高橋源一郎 2016年1月28日 SMAPという「国民的」アイドルグループが、所属する事務所からの独立をめぐる大きなスキャンダルに巻きこまれ、テレビで「謝罪」をすることになった。その画面〈1〉…

覚え書:「火論:独裁者の論法=玉木研二」、『毎日新聞』2016年1月26日(火)付。

- 火論 独裁者の論法=玉木研二毎日新聞2016年1月26日 東京朝刊 <ka−ron> 前回に続きヒトラーの「わが闘争」に触れる。過てる反面教師としてである。 彼が政治活動の中でも、とりわけ「宣伝」の重要さを主張したことはよく知られている。偏狭な人間観…

覚え書:「愛のようだ [著]長嶋有」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 愛のようだ [著]長嶋有 [掲載]2016年01月17日 [ジャンル]文芸 不器用で繊細な恋愛小説だ。中年になって運転免許を取得したフリーライターの戸倉が、友人の恋人でがんを患う琴美に対して「いきなり生じた変な気持ち」に戸惑う。 物語の舞台のほとんどは、…

覚え書:「清水幾太郎―異彩の学匠の思想と実践 [著]庄司武史 [評者]武田徹(評論家・恵泉女学園大教授)」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 清水幾太郎―異彩の学匠の思想と実践 [著]庄司武史 [評者]武田徹(評論家・恵泉女学園大教授) [掲載]2016年01月17日 [ジャンル]社会 ■多作の思想家、忘却した言論空間 生前90冊余の著書を出した清水幾太郎だが、今や「忘れ去られた思想家」と言われる。…

覚え書:「私たちはどこから来て、どこへ行くのか [著]森達也 [評者]佐倉統(東京大学教授・科学技術社会論)」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 私たちはどこから来て、どこへ行くのか [著]森達也 [評者]佐倉統(東京大学教授・科学技術社会論) [掲載]2016年01月17日 [ジャンル]科学・生物 社会 ■“納得”求め、科学ととことん格闘 圧巻の面白さと圧倒的な違和感が同居する。しかも両者は同じ現象の裏…

日記:文明の根源とも遠く、その保障制度の運用もままならないのが今の日本の政治

この方、作家なんですか?民族衣装が正装であることくらい知っています。日本人しか参加できない日本の会議にチマチョゴリは?です。逆に韓国人に失礼です。我々の一行には和装で参加した方もいます。日本の民族衣装は和服です。ご存知ないのですか? https:…

覚え書:「特集ワイド それホンモノ? 「良き伝統」の正体」、『毎日新聞』2016年1月25日(月)付夕刊。

- 特集ワイド それホンモノ? 「良き伝統」の正体毎日新聞2016年1月25日 東京夕刊東京五輪の2年前、国鉄(現JR)東京駅近くの路上風景。植え込みも路上もごみだらけ=東京都中央区京橋1丁目で1962年5月27日、池田信さん撮影 日本人は「伝統」とい…

覚え書:「新カラマーゾフの兄弟(上・下) [著]亀山郁夫 [評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 新カラマーゾフの兄弟(上・下) [著]亀山郁夫 [評者]島田雅彦(作家・法政大学教授) [掲載]2016年01月17日 [ジャンル]社会 ■混沌の時代、「父殺し」の今を問う ドストエフスキーの愛読者であった黒澤明は『白痴』を映画化しただけでなく、『酔いどれ天使…

覚え書:「魔法の世紀 [著]落合陽一」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 魔法の世紀 [著]落合陽一 [掲載]2016年01月17日 [ジャンル] 20世紀が「映像の世紀」だとすれば、21世紀は「魔法の世紀」だと、メディアアーティストの著者はいう。コンピューター開発の流れは、3Dプリンターのようにディスプレーの外側へと「染み…

覚え書:「21世紀の不平等 [著]アンソニー・B・アトキンソン [評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 21世紀の不平等 [著]アンソニー・B・アトキンソン [評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家) [掲載]2016年01月17日 [ジャンル]政治 社会 ■上手な再分配策を!明快で具体的提言 それにしても、政府はいつになったら再分配政策に本気を出すのだろう…

覚え書:「インタビュー:バルセロナの挑戦 街づくり専門家、ダニエル・デ・トーレスさん」、『朝日新聞』2016年01月23日(土)付。

- インタビュー:バルセロナの挑戦 街づくり専門家、ダニエル・デ・トーレスさん 2016年01月23日(写真キャプション)ダニエル・デ・トーレスさん=東京都中野区の明治大学、天田充佳撮影 街のなかに急激に増えた外国人と、どう暮らしていくか。スペイン第2…

覚え書:「耕論:非情、対テロ情報戦 吉村郁也さん、エフライム・ハレビさん」、『朝日新聞』2016年01月22日(木)付。

- 耕論:非情、対テロ情報戦 吉村郁也さん、エフライム・ハレビさん 2016年01月22日 昨年暮れ、テロ関連情報を集める首相直轄の「国際テロ情報収集ユニット」が発足した。華やかな国際政治の裏側で何ができるのか。世界最強の情報収集機関は何をしてきたのか…

覚え書:「【書く人】人の心の奥底に潜る 『ムーンナイト・ダイバー』作家・天童荒太さん(55)」、『朝日新聞』2016年01月24日(日)付。

- 【書く人】人の心の奥底に潜る 『ムーンナイト・ダイバー』作家・天童荒太さん(55) 2016年1月24日 東日本大震災から五年目となる福島を舞台にした小説だ。書こうと思いたったのは二年ほど前だという。 「大震災には、社会のあり方がこのままでいいのか…

覚え書:「【書く人】こだわり捨てて柔軟に 『追いかけるな 大人の流儀5』作家・伊集院静さん(65)」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 【書く人】こだわり捨てて柔軟に 『追いかけるな 大人の流儀5』作家・伊集院静さん(65) 2016年1月17日 大人のあり方をテーマにした人気エッセーシリーズの五作目。<別れる力><許す力>と巻を重ねてきたが、今回はタイトルに迷いがあったという。「…

覚え書:「書評:見果てぬ日本 司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京の挑戦 片山杜秀 著」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 見果てぬ日本 司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京の挑戦 片山杜秀 著 2016年1月17日 ◆敗戦を通じ問うた生き方 [評者]中条省平=フランス文学者 二人の小説家と一人の映画監督を扱う作家論集の体裁だが、この三人の仕事を通して、日本という国でいかに生き…

日記:SEALDs【なぜ野党共闘か】

【なぜ野党共闘か】昨年の夏は野党5党が一致団結して、安保関連法案の廃案のために取り組みました。しかし選挙に向けての野党共闘はいまだにまとまっていません。もはや「野党共闘には期待せず、それぞれで戦うべきだ」という人もいます。しかしSEALDsは野党…

覚え書:「特集ワイド「18歳選挙権」で文科省が新通知 高校生だって、政治に関わりたい!」、『毎日新聞』2016年1月21日(水)付夕刊。

- 特集ワイド 「18歳選挙権」で文科省が新通知 高校生だって、政治に関わりたい!毎日新聞2016年1月21日 東京夕刊「18歳選挙権」が実現し、夏の参院選ではいよいよ、高校生が1票を投じる。これを受け、高校生の政治活動を禁じてきた文部科学省は昨年1…

覚え書:「書評:童謡の近代 周東美材 著」、『東京新聞』2016年01月17日(日)付。

- 童謡の近代 周東美材 著 2016年1月17日 ◆子供が輝くメディア文化 [評者]野上暁=児童文化研究家 十九世紀末に、二十世紀は「児童の世紀」だと述べたのは、スウェーデンの教育学者エレン・ケイだったが、著者は「メディアの世紀」でもあったという。一九…

覚え書:「書評:ジープと砂塵 米軍占領下沖縄の政治社会と東アジア冷戦 1945−1950 若林千代 著」、『東京新聞』2016年01月17日(日)付。

- ジープと砂塵 米軍占領下沖縄の政治社会と東アジア冷戦 1945−1950 若林千代 著 2016年1月17日 ◆粘り強い「運動」の礎 [評者]丸川哲史=明治大教授 横書きで印刷された本書は形としてよくある学術書にも見えつつ、実は並々ならぬアクチュアリティ…

覚え書:「書評:戦国大名の正体 鍛代 敏雄著」、『東京新聞』2016年01月17日(日)付。

- 戦国大名の正体 鍛代 敏雄著 2016年1月17日 ◆粛清を支配の手段に [評者]渡邊大門=歴史学者 日本史の中でも戦国時代は人気が高い。本書は戦国大名(あるいは戦国時代)を多角的な視点から分析し、その正体を明らかにしようと試みている。 本書は六章から…

覚え書:「沖縄に届かぬ憲法の力 南野森・九大教授、宜野湾を歩く」、『朝日新聞』2016年01月21日(水)付。

- 沖縄に届かぬ憲法の力 南野森・九大教授、宜野湾を歩く 2016年1月21日 米軍普天間飛行場の移設問題を抱える沖縄県宜野湾市長選(24日投開票)が熱を帯びている。安倍政権と協調する現職に翁長雄志(おながたけし)知事が支援する新顔が挑むという、同県…

覚え書:「インタビュー:時流に抗う 作家・辺見庸さん」、『朝日新聞』2016年01月21日(木)付。

- インタビュー:時流に抗う 作家・辺見庸さん 2016年1月21日 彼らは本気だ。安倍晋三首相は、夏の参院選で改憲勢力による「3分の2」の議席を目指すという。一方で、国会前を埋めたあの夏の熱気はいまも残っているのだろうか。岐路となりそうな2016年…

覚え書:「読書日記:著者のことば 村田沙耶香さん」、『毎日新聞』2016年1月19日(火)付夕刊。

- 読書日記 著者のことば 村田沙耶香さん毎日新聞2016年1月19日 東京夕刊 ■消滅世界 村田沙耶香さん(河出書房新社・1728円)恋愛、家族のない世界 「夫婦間のセックスがなくなる世界を書き始めたら、恋愛や家族までどんどん消えていった。物語の力に引…

覚え書:「今週の本棚・新刊・『大阪空襲訴訟は何を残したのか』=矢野宏、大前治・著」、『毎日新聞』2016年1月17日(日)付。

- 今週の本棚・新刊 『大阪空襲訴訟は何を残したのか』=矢野宏、大前治・著毎日新聞2016年1月17日 東京朝刊 (せせらぎ出版・700円) 日本の「戦後補償」、正確には「戦後未補償」問題を取材していると、国家が国民に対していかに無慈悲か、ということを…

覚え書:「今週の本棚・張競・評 『<文化>を捉え直す−カルチュラル・セキュリティの発想』=渡辺靖・著」、『毎日新聞』2016年1月17日(日)付。

- 今週の本棚 張競・評 『<文化>を捉え直す−カルチュラル・セキュリティの発想』=渡辺靖・著毎日新聞2016年1月17日 東京朝刊 (岩波新書・842円)文化の政策的価値に注目する理由 ここ二十年に起きた大きな変化として、グローバル化とデジタル情報化を…

日記:白梅

勤務先エントランスの白梅が見事に咲き誇りはじめましたので、その記憶として。 撮影は、オリンパスのSZ-10。