2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「貧者の教会:家族の形 上・中・下」『毎日新聞』2015年03月17日(火)〜20日(金)付夕刊。

- 貧者の教会:家族の形/上 同性愛者を受容へ 保守派に残る根強い反発 毎日新聞 2015年03月17日 東京夕刊 2月18日、バチカンのサンピエトロ広場。フランシスコ・ローマ法王(78)が世界各地からの巡礼者に講話を垂れる一般謁見で、大聖堂の正面階段上の…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『貧困の中の子ども 希望って何ですか』=下野新聞子どもの希望取材班・著」、『毎日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『貧困の中の子ども 希望って何ですか』=下野新聞子どもの希望取材班・著 毎日新聞 2015年03月22日 東京朝刊 (ポプラ新書・842円) 日本の子どもの6人に1人が貧困にあえいでいる。とりわけ地方は深刻だ。そんな現状を栃木県の地方…

覚え書:「今週の本棚:磯田道史・評 『平安時代の死刑−なぜ避けられたのか』=戸川点・著」、『毎日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 今週の本棚:磯田道史・評 『平安時代の死刑−なぜ避けられたのか』=戸川点・著 毎日新聞 2015年03月22日 東京朝刊 ◆戸川点(ともる)著 (吉川弘文館・1836円) ◇執行停止から復活まで緻密に論評 先月、日本文学者のドナルド・キーンさんが本紙上で「…

覚え書:「今週の本棚:橋爪大三郎・評 『電車道』=磯崎憲一郎・著」、『毎日新聞』2015年03月22日(日)付。

- 今週の本棚:橋爪大三郎・評 『電車道』=磯崎憲一郎・著 毎日新聞 2015年03月22日 東京朝刊 (新潮社・1728円) ◇時空駆けるドローンが描くパノラマ 《これ以上の人生の浪費はもはや一日たりとも許されない、男はその夜のうちに家を出た。》と始まる本…

日記:日蓮仏教系は八紘一宇国会発言に関して真摯に批判すべき

八紘一宇に関しては、日蓮仏教の人間は真摯に批判すべきだと思います。ご存じの通り八紘一宇の造語は田中智学に由来します。侵略戦争のスローガンとして実際に機能し、問題のある用語です。三原じゅん子代議士は、その経緯は「知っている」としながらも、も…

覚え書:「耕論:一票格差、正せるか 宮川光治さん、御厨貴さん」、『朝日新聞』2015年03月20日(金)付。

- 耕論:一票格差、正せるか 宮川光治さん、御厨貴さん 2015年03月20日 「一票の格差」が最大2・13倍だった昨年12月の衆院選について、東京高裁は「合憲」と判断した。格差是正を強く求めてきた司法の流れは変わるのか。国会はどうすべきなのか。今後各…

覚え書:「寝ても覚めても夢 [著]ミュリエル・スパーク [評者]横尾忠則(美術家)」、『朝日新聞』2015年03月15日(日)付。

- 寝ても覚めても夢 [著]ミュリエル・スパーク [評者]横尾忠則(美術家) [掲載]2015年03月15日 [ジャンル]文芸 ■映画監督の周囲はハチャメチャ 有名映画監督を主人公にした映画制作の現場に巻き起こるスラップスティックな事件の数々は監督を核に網の目のよ…

覚え書:「日本語の科学が世界を変える [著]松尾義之 [評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)」、『朝日新聞』2015年03月15日(日)付。

- 日本語の科学が世界を変える [著]松尾義之 [評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学) [掲載]2015年03月15日 [ジャンル]科学・生物 ■英語に頼らずにすむ知的蓄積 日本語を母語とする人にとって、科学の分野でノーベル賞を受賞するにはどれぐらいの英語力が必…

覚え書:「土俵の周辺 [著]岩崎友太郎」、『朝日新聞』2015年03月15日(日)付。

- 土俵の周辺 [著]岩崎友太郎 [掲載]2015年03月15日 [ジャンル]文芸 春場所たけなわ。日の当たる主役ではないが、相撲に深くかかわる人々を描いた。二十七代木村庄之助にみる行司の勝負勘。力士の動きに追われていては失格で、「自分で力士を追っていって…

覚え書:「異議あり:松陰の『行動』への賛美、実は危うい 儒教思想を研究する小島毅さん」、『朝日新聞』2015年03月19日(木)付。

- 異議あり:松陰の「行動」への賛美、実は危うい 儒教思想を研究する小島毅さん 2015年03月19日(写真キャプション)小島毅さん=東京都文京区、西田裕樹撮影 今年の大河ドラマ「花燃ゆ」は、吉田松陰の松下村塾が舞台。安倍晋三首相も、地元・長州が生んだ…

覚え書:「インタビュー:IS、本質を見極める ロレッタ・ナポリオーニさん」、『朝日新聞』2015年03月18日(水)付。

- インタビュー:IS、本質を見極める ロレッタ・ナポリオーニさん 2015年03月18日(写真キャプション)「私は先行きを非常に悲観しています。状況は夏にかけてさらに悪くなるでしょう」=ロンドン、梅原季哉撮影 日本人人質2人が犠牲になるなど、残酷な行…

覚え書:「人の心は読めるか? [著]ニコラス・エプリー [評者]三浦しをん(作家)」、『朝日新聞』2015年03月15日(日)付。

- 人の心は読めるか? [著]ニコラス・エプリー [評者]三浦しをん(作家) [掲載]2015年03月15日 [ジャンル]人文 ■「わかったつもり」に陥らない 私たちはふだん、相手のことも自分のこともなんとなくわかったつもりで、会話したり生活したりしている。たまに…

覚え書:「素晴らしきソリボ [著]パトリック・シャモワゾー [評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)」、『朝日新聞』2015年03月15日(日)付。

- 素晴らしきソリボ [著]パトリック・シャモワゾー [評者]いとうせいこう(作家・クリエーター) [掲載]2015年03月15日 [ジャンル]文芸■違和感こそクレオールの醍醐味 「語り部ソリボ・マニフィークは言葉に喉(のど)を掻(か)き裂かれて死んだ」と冒頭に…

覚え書:「たまきはる [著]神藏美子 [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)」、『朝日新聞』2015年03月15日(日)付。

- たまきはる [著]神藏美子 [評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター) [掲載]2015年03月15日 [ジャンル]アート・ファッション・芸能 ■愛という業 隠さず、手放さず 今から十年くらい前のことだろうか。写真家の神藏さんにお会いしたときに「次のテーマは…

日記:積極的平和主義を「後方支援」するのみならず歴史修正主義に積極的に荷担する公明党

残念ながら、昨日富山県議会で「慰安婦問題に関する適切な対応を求める意見書」が自民党、公明党などにより強行採択されました。日本会議系の武田慎一議員から提案説明、共産党の火爪弘子議員が反対討論しました。早速、抗議声明が出されています。 pic.twit…

覚え書:「ニュースQ3:『八紘一宇』戦時中のスローガンを国会でなぜ?」、『朝日新聞』2015年03月19日(土)付。

- ニュースQ3:「八紘一宇」戦時中のスローガンを国会でなぜ? 2015年03月19日(写真キャプション)「八紘一宇」について触れる自民党の三原じゅん子参院議員 「日本が建国以来、大切にしてきた価値観、八紘一宇(はっこういちう)」――。三原じゅん子・自…

覚え書:「出動せず―自衛隊60年の苦悩と集団的自衛権 [著]瀧野隆浩」、『朝日新聞』2015年03月15日(日)付。

- 出動せず―自衛隊60年の苦悩と集団的自衛権 [著]瀧野隆浩 [掲載]2015年03月15日 [ジャンル]政治 社会 1995年のオウム真理教事件で、教団が所有するヘリが飛び立ったときに備え、自衛隊の治安出動がひそかに検討されていた。さかのぼれば、反安保運…

覚え書:「玉砕の島々―サイパン・グアム・ペリリュー・硫黄島 [著]平塚柾緒 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家)」、『朝日新聞』2015年03月15日(日)付。

- 玉砕の島々―サイパン・グアム・ペリリュー・硫黄島 [著]平塚柾緒 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家) [掲載]2015年03月15日 [ジャンル]歴史 ■歪んだ戦いの内実を誠実に記述 3年8カ月余続いた太平洋戦争で、特攻作戦や玉砕は軍事的責任が問われる戦…

覚え書:「暴力の人類史(上・下) [著]スティーブン・ピンカー [評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)」、『朝日新聞』2015年03月15日(日)付。

- 暴力の人類史(上・下) [著]スティーブン・ピンカー [評者]島田雅彦(作家・法政大学教授) [掲載]2015年03月15日 [ジャンル]人文 ■本性の「天使」を信じられるのか 経済活動や衣食住、セックス、芸術など様々な切り口から人類史を振り返る論考は少なくな…

覚え書:「こちら特報部 侵略戦争を正当化 八紘一宇国会質問」、『東京新聞』2015年03月19日(土)付。

- こちら特報部 侵略戦争を正当化 八紘一宇国会質問 戦後七十年の国会で、こうした言葉が飛び出すとは思いもしなかった。「八紘一宇」だ。自民党の三原じゅん子参院議員(五〇)が十六日、参院予算委員会で「日本が建国以来、大切にしてきた価値観」と紹介し…

覚え書:「夕感!:かくれキリシタン 信徒発見150年 長崎・一部地域、存続の危機 信仰内容に厳しさ/若者流出」、『毎日新聞』2015年03月14日(土)付、西部夕刊。

- 夕感!:かくれキリシタン 信徒発見150年 長崎・一部地域、存続の危機 信仰内容に厳しさ/若者流出 毎日新聞 2015年03月14日 西部夕刊 禁教時代を生き延びたキリシタンが幕末に宣教師に信仰を告白した「信徒発見」から17日で150年を迎える。節目を…

覚え書:「書評:東国から読み解く古墳時代 若狭 徹 著」、『東京新聞』2015年03月15日(日)付。

- 東国から読み解く古墳時代 若狭 徹 著 2015年3月15日 ◆見えてきた社会構造 【評者】坂誥秀一=考古学者 古墳時代は、壮大な高塚古墳と埴輪(はにわ)を連想するが、社会構造の実態は明瞭ではなかった。しかし近頃、東国で火山灰に埋没した豪族館跡などが発…

覚え書:「書評:地球科学の開拓者たち 諏訪 兼位 著」、『東京新聞』2015年03月15日(日)付。

- 地球科学の開拓者たち 諏訪 兼位 著 2015年3月15日 ◆先学が鳴らしていた警鐘 【評者】石弘之=環境史家 「地球科学」とは地球を研究対象とする分野の総称だ。地震の地球物理学、土砂災害の地質学、地球温暖化など身近な事象も研究領域といわれると、親しみ…

覚え書:「出版:秘密保護法の下、調査報道はできるのか 取材現場の懸念、一冊に 記者ら11人が執筆」、『毎日新聞』2015年03月16日(月)付。

- 出版:秘密保護法の下、調査報道はできるのか 取材現場の懸念、一冊に 記者ら11人が執筆 毎日新聞 2015年03月16日 東京朝刊(写真キャプション)現役記者らが執筆した「戦争は秘密から始まる」の表紙 調査報道や権力監視を目指した報道は、特定秘密保護法…

書評:将基面貴巳『言論抑圧 矢内原事件の構図』中公新書、2014年。

将基面貴巳『言論抑圧 矢内原事件の構図』中公新書,読了。『中央公論』掲載の「国家の理想」が反戦的とされ辞任に追い込まれた矢内原忠雄事件は戦前日本を代表する政治弾圧の一つだ。本書は歴史を複眼的に見る「マイクロヒストリー」の手法から、言論抑圧事…

覚え書:「インタビュー:対立の海で カヌーで移設に抗議する小説家・目取真俊さん」、『朝日新聞』2015年03月13日(金)付。

- インタビュー:対立の海で カヌーで移設に抗議する小説家・目取真俊さん 2015年03月13日(写真キャプション)「こうやって基地問題に人生を奪われていくのかと思うと、かなしさを覚えます」=沖縄県名護市、萩一晶撮影 沖縄にある米軍普天間飛行場の移設先…

覚え書:「今週の本棚:岩間陽子・評 『対談 天皇日本史』=山崎正和・著」、『毎日新聞』2015年03月15日(日)付。

- 今週の本棚:岩間陽子・評 『対談 天皇日本史』=山崎正和・著 毎日新聞 2015年03月15日 東京朝刊 (文春学藝ライブラリー・1296円) ◇国の形と文化の成り立ち論ずる こんな日本史の授業を受けてみたかった。何事もはじめが肝心だが、中学二年で出会っ…

覚え書:「今週の本棚:高樹のぶ子・評 『冷海深情−シャマン・ラポガンの海洋文学<1>』『空の目−シャマン・ラポガンの海洋文学<2>』=シャマン・ラポガン著」、『毎日新聞』2015年03月15日(日)付。

- 今週の本棚:高樹のぶ子・評 『冷海深情−シャマン・ラポガンの海洋文学<1>』『空の目−シャマン・ラポガンの海洋文学<2>』=シャマン・ラポガン著 毎日新聞 2015年03月15日 東京朝刊 ◆『冷海深情−シャマン・ラポガンの海洋文学<1>』=シャマン・ラ…

覚え書:「今週の本棚・この3冊:海=高橋順子・選」、『毎日新聞』2015年03月15日(日)付。

- 今週の本棚・この3冊:海=高橋順子・選 毎日新聞 2015年03月15日 東京朝刊 <1>丸山薫詩集(丸山薫著/思潮社 現代詩文庫/1258円) <2>花神コレクション俳句 鈴木真砂女(鈴木真砂女著/花神社/品切れ) <3>渚の思想(谷川健一著/晶文社/…

覚え書:「野坂昭如の『七転び八起き』 第199回 大震災から4年 危機感を取り戻せ」、『毎日新聞』2015年03月10日(火)付。

- 野坂昭如の「七転び八起き」 第199回 大震災から4年 危機感を取り戻せ 東日本大震災から4年。福島原発事故から4年。上辺の復興がいわれながら、すべてがうやむやのまま5年目を迎えようとしている。今の上っ調子なお上、これに対し違和感を覚えてい…