2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「安保法案:閣議決定 全国紙は評価二分 社説・論説比較」、『毎日新聞』2015年05月18日(月)付。

- 安保法案:閣議決定 全国紙は評価二分 社説・論説比較 毎日新聞 2015年05月18日 東京朝刊(写真キャプション)東京で発行される新聞各社の15日朝刊は1面見出しに差が出た=猪飼健史撮影 (写真キャプション)主な新聞安全保障関連法案閣議決定に関する社…

覚え書:「イタリアのしっぽ [著] 内田洋子」、『朝日新聞』2015年05月17日(日)付。

- イタリアのしっぽ [著] 内田洋子 [掲載]2015年05月17日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 長年、イタリアに暮らし、出会った人々を描き続ける内田洋子さんの新エッセー集は、動物や植物を通じた出会いがテーマ。 獣医になるため上流階級を捨てた女性や、…

覚え書:「宗教と政治の転轍点 保守合同と政教一致の宗教社会学 [著] 塚田穂高 [評者]原武史(明治学院大学教授・政治思想史)」、『朝日新聞』2015年05月17日(日)付。

- 宗教と政治の転轍点 保守合同と政教一致の宗教社会学 [著] 塚田穂高 [評者]原武史(明治学院大学教授・政治思想史) [掲載]2015年05月17日 [ジャンル]政治 人文 社会 ■政党作る団体に切り込む行動力 泡沫(ほうまつ)候補という言葉がある。選挙で当選する見…

覚え書:「【書く人】足元を信頼して書く『時空超えた沖縄』 作家 又吉 栄喜さん(68)」、『東京新聞』2015年05月17日(日)付。

- 【書く人】足元を信頼して書く『時空超えた沖縄』 作家 又吉 栄喜さん(68) 2015年5月17日 沖縄県浦添市の海岸に突き出た大きな岩。地元の人はカーミジ(亀岩)と呼ぶ。その先端から美しいサンゴ礁の海に飛び込むのが、少年たちには格好の肝試しだった…

日記:白虹事件と現在の朝日バッシング 吉野作造の抵抗から見えてくるもの

- 白虹事件と朝日の「転向」 朝日バッシングの高まりと広まりは、大方の予想を超えるものがあった。ネットなどでは匿名の集団バッシングが起こり、大衆の鬱憤を晴らしているかのようでもあった。 今回の事件を通して思い込されるのは、一九一八年8月に起き…

覚え書:「メディア時評:「慰安婦」問題への外国研究者声明 詳報を=上智大教授(政治学)・三浦まり」、『毎日新聞』2015年05月16日(土)付。

- メディア時評:「慰安婦」問題への外国研究者声明 詳報を=上智大教授(政治学)・三浦まり 毎日新聞 2015年05月16日 東京朝刊 安倍晋三首相の米国議会での演説は歓待ムードに包まれ、紛争時の女性の人権保護の重要性を訴えた際には、大きな拍手を浴びたと…

覚え書:

- いま、松下竜一を読む 下嶋 哲朗 著 2015年5月17日 ◆闘う人に注ぐ優しさ 【評者】川上隆志=専修大教授 やさしさとは何なのか。本書は一貫して読者に問いかける。松下竜一は大分県中津に生まれ、豆腐屋歌人として出発、人間と社会を追求し続けた記録文学作…

覚え書:「書評:維新の肖像 安部 龍太郎 著」、『東京新聞』2015年5月17日(日)付。

- 維新の肖像 安部 龍太郎 著 2015年5月17日 ◆不正義に対し貫く義 【評者】末國善己=文芸評論家 軍国主義へ突き進む日本に警鐘を鳴らした朝河貫一(あさかわかんいち)への注目が高まっている。斬新な歴史解釈に定評のある安部龍太郎の新作は、戊辰戦争を佐…

覚え書:「書評:北朝鮮とは何か 小倉 紀蔵 著」、『東京新聞』2015年5月17日(日)付。

- 北朝鮮とは何か 小倉 紀蔵 著 2015年5月17日 ◆歴史的行動としての和解 【評者】丸川哲史=明治大教授 本書の最大の眼目は、ほとんど一般的には気づかれていない平壌(ピョンヤン)宣言(二〇〇二年)の画期性に注目したことにある。その反面として、平壌宣…

覚え書:「本音のコラム:安全保障の切れ目=山口二郎」、『東京新聞』2015年05月17日(日)付。

- 本音のコラム 安全保障の切れ目 山口二郎 安倍政権は、安全保障に関する法案を閣議決定し、これから国会審議が始まる。すでに多くの論者が指摘している通り、これらの法案は憲法を事実上作り替えるものであり、おざなりな審議で通してはならない。 私にと…

覚え書:「インタビュー:遺伝上の父を捜して 非配偶者間の人工授精で生まれた医師・加藤英明さん」、『朝日新聞』2015年05月16日(土)付。

- インタビュー:遺伝上の父を捜して 非配偶者間の人工授精で生まれた医師・加藤英明さん 2015年05月16日(写真キャプション)「単なる遺伝上の父でしかないけれど、精子提供者が見つかれば、一緒に酒が飲みたい」=時津剛撮影 体外受精、提供された精子や卵…

覚え書:「書評:平和憲法の深層 古関 彰一 著」、『東京新聞』2015年05月17日(日)付。

- 平和憲法の深層 古関 彰一 著 2015年5月17日 ◆自発的に練り上げた理念 【評者】福間良明=立命館大教授 「憲法はアメリカに押しつけられた」−よく耳にする言い分である。だが、ほんとうに「押しつけられた」のか。本書は、こうした問いを念頭に置きながら…

覚え書:「今週の本棚・CoverDesign:『フィログラフィックス 哲学をデザインする』」、『毎日新聞』2015年05月17日(日)付。

- 今週の本棚・CoverDesign:『フィログラフィックス 哲学をデザインする』 毎日新聞 2015年05月17日 東京朝刊 『フィログラフィックス 哲学をデザインする』(ジェニス・カレーラス著、関未玲訳・フィルムアート社・1620円)は、世界のさまざ…

覚え書:「今週の本棚:加藤陽子・評 『朝鮮王公族−帝国日本の準皇族』=新城道彦・著」、『毎日新聞』2015年05月17日(日)付。

- 今週の本棚:加藤陽子・評 『朝鮮王公族−帝国日本の準皇族』=新城道彦・著 毎日新聞 2015年05月17日 東京朝刊 (中公新書・907円) ◇日本の屈折姿勢 背景に列強への警戒心 今年は戦後七〇年の節目にあたるので、安倍首相が夏に発表する歴史談話の中身に…

日記:「戦争反対」でパクられてぶちのめされる世界のおぞましさについて

授業すんで国分寺で呑んでから帰宅しましたら、小学六年生の子どもが『はだしのゲン』を読んでいましたよ。漫画ではなく絵本でしたが(GWに購入したやつ)。 中沢啓治さんの作・絵による「絵本」もあることは知りませんでした。安倍晋三と公明党とそれを支援…

覚え書:「ひと:大嶋得雄さん 聖書のハンセン病表記をなくす活動を続ける牧師」、『朝日新聞』2015年05月20日(水)付。

- ひと:大嶋得雄さん 聖書のハンセン病表記をなくす活動を続ける牧師 2015年05月20日 聖書にある「らい」や「ハンセン病」の表現は誤りだと、出版社へなくすよう求めてきた。30年余の活動をこのほど本にまとめた。 元は電器会社の営業マン。英語を学ぶた…

覚え書:「今週の本棚:磯田道史・評 『帳簿の世界史』=ジェイコブ・ソール著」、『毎日新聞』2015年05月17日(日)付。

- 今週の本棚:磯田道史・評 『帳簿の世界史』=ジェイコブ・ソール著 毎日新聞 2015年05月17日 東京朝刊 (文藝春秋・2106円) ◇会計とは「見える化」だ 私の『武士の家計簿』が映画化された時、妻が確定申告をやってくれた。ところが、数字がおかしい。…

覚え書:「今週の本棚:伊東光晴・評 『猪変』=中国新聞取材班・編」、『毎日新聞』2015年05月17日(日)付。

- 今週の本棚:伊東光晴・評 『猪変』=中国新聞取材班・編 毎日新聞 2015年05月17日 東京朝刊 ◆『猪変(いへん)』 (本の雑誌社・1728円) ◇防護柵補助から肉の資源化へ ベストセラー『里山資本主義』(藻谷浩介、NHK広島取材班)を意識したかと思わ…

覚え書:「今週の本棚:藻谷浩介・評 『君は英語でケンカができるか?−プロ経営者が教えるガッツとカタカナ英語の仕事術』=平松庚三・著」、『毎日新聞』2015年05月17日(日)付。

- 今週の本棚:藻谷浩介・評 『君は英語でケンカができるか?−プロ経営者が教えるガッツとカタカナ英語の仕事術』=平松庚三・著 毎日新聞 2015年05月17日 東京朝刊 (クロスメディア・パブリッシング・1490円) ◇グローカル時代体現する変革者 成田空港…

覚え書:「インタビュー:歴史の巨大な曲がり角 社会学者・見田宗介さん」、『朝日新聞』2015年05月19日(火)付。

- インタビュー:歴史の巨大な曲がり角 社会学者・見田宗介さん 2015年05月19日 深刻な環境問題を抱えつつも、経済成長を求め続ける――。私たちの文明が直面する根本的なジレンマに対して、日本を代表する社会学者・見田宗介さんは「ならば成長をやめればよい…

覚え書:「林中無策:朝河貫一の警告=倉本聰」、『毎日新聞』2015年05月13日(水)付。

- 林中無策:朝河貫一の警告=倉本聰 毎日新聞 2015年05月13日 東京朝刊 京大の小出裕章先生が退官された。助教(助手)のままでの退官である。原発安全神話を生み出した数多(あまた)の御用学者の中で、反原発を訴え続けた。名誉や栄達には無縁の孤高の原子…

覚え書:「止まった時計 [著]松本麗華 [文]長薗安浩」、『週刊朝日』朝日新聞出版、2015年05月08日(金)号。

- 止まった時計 [著]松本麗華 [文]長薗安浩 [掲載]2015年05月08日 ■彼女は生き残って本を書いた 麻原彰晃の三女の名を問われれば、今でも、すぐに「アーチャリー」と口に出る。 20年前、地下鉄サリン事件の首謀者として麻原が逮捕されたとき、その名はオ…

覚え書:「ラ・ミッション―軍事顧問ブリュネ [著]佐藤賢一 [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)」、『朝日新聞』2015年05月10日(日)付。

- ラ・ミッション―軍事顧問ブリュネ [著]佐藤賢一 [評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史) [掲載]2015年05月10日 [ジャンル]歴史 ■時代の本質つかんだ物語構築 歴史小説を書く作家は、表面的な事象を学ぶのに十分に忙しく、時代の特徴を見極めるところ…

覚え書:「遊楽としての近世天皇即位式―庶民が見物した皇室儀式の世界 [著]森田登代子 [評者]原武史(明治学院大学教授・政治思想史)」、『朝日新聞』2015年05月10日(日)付。

- 遊楽としての近世天皇即位式―庶民が見物した皇室儀式の世界 [著]森田登代子 [評者]原武史(明治学院大学教授・政治思想史) [掲載]2015年05月10日 [ジャンル]歴史 ■「広場」に変貌した御所の南庭 江戸時代の天皇は幕府の厳重な管理のもとに置かれ、京都御…

覚え書:「インタビュー:小学校の英語 関東学院大学教授・金森強さん」、『朝日新聞』2015年05月14日(木)付。

- インタビュー:小学校の英語 関東学院大学教授・金森強さん 2015年05月14日(写真キャプション)「『英語は小さいうちから』は大人の幻想です」=横浜市金沢区、時津剛撮影 文部科学省は小学校での英語の開始時期を、現在の5年生から3年生に早める方針だ…

覚え書:「特集ワイド:自民党にもハトがいた 過去を学び「分厚い保守政治」を目指す若手議員の会」、『毎日新聞』2015年05月13日(水)付夕刊。

- 特集ワイド:自民党にもハトがいた 過去を学び「分厚い保守政治」を目指す若手議員の会 毎日新聞 2015年05月13日 東京夕刊 すっかり姿を消したとばかり思っていた自民党にハトがいた。「過去を学び『分厚い保守政治』を目指す若手議員の会」がそれ。安倍晋…

覚え書:「下中彌三郎―アジア主義から世界連邦運動へ [著]中島岳志 [評者]星野智幸(小説家)」、『朝日新聞』2015年05月10日(日)付。

- 下中彌三郎―アジア主義から世界連邦運動へ [著]中島岳志 [評者]星野智幸(小説家) [掲載]2015年05月10日 [ジャンル]社会 ■透明で一元化した理想郷の危うさ 勇気ある本だ。それは、平凡社の創業者である下中彌三郎の評伝を当の平凡社から出すにあたって、…

覚え書:「ドメスティック・バイオレンスと民間シェルター [著]小川真理子 [評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)」、『朝日新聞』2015年05月10日(日)付。

- ドメスティック・バイオレンスと民間シェルター [著]小川真理子 [評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家) [掲載]2015年05月10日 [ジャンル]社会 ■支援者の視点から見える課題 本書は民間シェルターへの調査を中心に、日本のDV(ドメスティック・バ…

覚え書:「友は野末に―九つの短篇 [著]色川武大 [評者]蜂飼耳(詩人・作家)」、『朝日新聞』2015年05月10日(日)付。

- 友は野末に―九つの短篇 [著]色川武大 [評者]蜂飼耳(詩人・作家) [掲載]2015年05月10日 [ジャンル]文芸 ■困惑と屈託を味方につけて 学校になじめずにグレて、博打(ばくち)にのめりこむ。ナルコレプシーという睡眠に関係する持病のため、幻覚に襲われる…

日記:自分が悲惨な状態にあるとき、さらには、残虐な行為が周りで起きているときでさえ、常に美しさを探し求めていた

- 実際に、現実は狂気に満ちていたからこそ、私の物語は誤った思い出によって一貫したものになったのだ。つまり、私は共有できる一貫性を見つけ出す必要があったのだ。すなわち、あの女性は看護師なのだから、乗り物は当然ながら救急車だったのであり、救急…