日本思想史

日記:しかし、虚偽を本気で信じているのだから、これ以上、やっかいなことはありませんよ。

「第三文明」も落ちる所まで落ちたな。 pic.twitter.com/6oCpP3C0m8— 雪山童子 (@douji_yukiyama) 2016年3月1日⇩ これはひどいですまないほどひどい。政党間の対決は政策対決上必要不可欠とは承知しますが、これはひどい。だれか注意するひとはいないのか。…

日記:記述の書き換えによる改悪だけでなく絶版も歴史改変に棹をさすのか

歴史修正というのはこういうことだよな。小学館学習まんが「少年少女日本の歴史」の1969年版は「新しい憲法に戦争放棄を…」と幣原喜重郎が語っているが、1994年版は同じセリフをマッカーサーに語らせている pic.twitter.com/wUPVXahtEX— あざらしじいさん泥…

覚え書:「みちのものがたり:国会正門前の道 東京都千代田区 消えた軍とデモの残映」、『朝日新聞』2016年01月30日(土)付土曜版be。

- みちのものがたり)国会正門前の道 東京都千代田区 消えた軍とデモの残映 2016年1月30日 昨年9月、安保関連法案に抗議する人々で埋め尽くされた国会正門前の道。その場にいて、ふと気がついた。地図に、この道の名前がない。警備にあたる警官に尋ねても、…

日記:独立不羈こそ大学の命。恥ずかしいとコメントするのは、大学を支配下に置きたい権力者の発想。

前身である旧制学校の校歌を式で斉唱するのが「伝統」だとの岐阜大学の立場。注目したい。〜岐阜大:式に国歌斉唱せず 学長「伝統の歌大事にしたい」 - 毎日新聞 https://t.co/r9JWROPxIv— 住友陽文 (@akisumitomo) 2016, 2月 18『岐阜大が国歌斉唱しない方…

日記:文明の根源とも遠く、その保障制度の運用もままならないのが今の日本の政治

この方、作家なんですか?民族衣装が正装であることくらい知っています。日本人しか参加できない日本の会議にチマチョゴリは?です。逆に韓国人に失礼です。我々の一行には和装で参加した方もいます。日本の民族衣装は和服です。ご存知ないのですか? https:…

覚え書:「沖縄に届かぬ憲法の力 南野森・九大教授、宜野湾を歩く」、『朝日新聞』2016年01月21日(水)付。

- 沖縄に届かぬ憲法の力 南野森・九大教授、宜野湾を歩く 2016年1月21日 米軍普天間飛行場の移設問題を抱える沖縄県宜野湾市長選(24日投開票)が熱を帯びている。安倍政権と協調する現職に翁長雄志(おながたけし)知事が支援する新顔が挑むという、同県…

覚え書:「日曜に想う:9条シャツ、9条せんべい 特別編集委員・山中季広」、『朝日新聞』2016年01月17日(日)付。

- 日曜に想う:9条シャツ、9条せんべい 特別編集委員・山中季広 2016年01月17日 音楽番組のキャスターとしておなじみのピーター・バラカンさん(64)から先日、意外な話を聞いた。 昨秋、東京都心の広尾から六本木へ歩いていたところ、2人の警官に呼び…

日記:公明党を支援しない学会員は、公明党議員にしてみれば「破和合僧」「悪鬼入其身」の「第六天魔王」という簡単なお話

「悪鬼」とは、生命論的にいえば、人間の福徳や生命力を?奪う?、宇宙の悪しき働きのことといえよう。これに対し、「諸天善神」とは、宇宙の根本法である妙法を持った人を?守る?働きをさしている。「善」に生きているからこそ「悪」が攻撃するのである。— 辻…

覚え書:「【言わねばならないこと】(63)『冷戦体制』の温存 トロント大教授・米山リサさん」、『東京新聞』2016年01月14日(木)付。

- 【言わねばならないこと】(63)「冷戦体制」の温存 トロント大教授・米山リサさん2016年1月14日 安倍晋三首相が昨年四月に米議会で演説し「先の大戦」への反省を表明した。しかし、アジアでの侵略や植民地支配には触れなかった。これは、米国重視、アジ…

日記:「愛国」だの「自分の国は最高だ」だのというのが日蓮仏法−創価学会の信仰の真髄とはこれいかに。

しかるに極少数の左翼思想にかぶれちゃった創価学会員の落ちこぼれ、あるいは元学会員を名乗っている共産党シンパとかを見て「創価学会ってああいう奴らなんだ!」と思わないで欲しいんだよね。結論を言うと我々はプロパガンダの要素を多分に含む「慰安婦=…

覚え書:「憲法のある風景 公布70年の今/5止 忍び寄る『軍学共同』 日本の研究に米国防機関が食指」、『毎日新聞』2016年1月6日(木)付。

- 憲法のある風景 公布70年の今/5止 忍び寄る「軍学共同」 日本の研究に米国防機関が食指毎日新聞2016年1月6日 (写真キャプション)研究室で人工筋肉の実験装置を前に話す平井利博・信州大名誉教授。「人々の生活を豊かにしたい」との思いを持ち続ける…

日記:対立政党を「サヨク」と罵り続けた末に、「ネトウヨ化」した公明党

現実問題として是々非々を論じる土俵が崩されている訳だから、例えば両論併記で独立不覊とメディアが錯覚しているとすれば、お寒い話になっちゃうんじゃあないかなあ。ニーメラーの言葉を引くまでもなく「まだ大丈夫」っていう外堀はドンドン埋められてきて…

吉野作造研究:吉野作造記念館2015年度前期企画展 戦後70周年記念「日本国憲法の誕生と吉野作造」

催しのご案内吉野作造記念館2015年度前期企画展 戦後70周年記念 日本国憲法の誕生と吉野作造期間:2015年6月7日(日)〜8月2日(日) 会場:吉野作造記念館 企画展示室 大正デモクラシーの指導者・吉野作造の最後の弟子は、憲法学者・鈴木安蔵…

日記:白虹事件と現在の朝日バッシング 吉野作造の抵抗から見えてくるもの

- 白虹事件と朝日の「転向」 朝日バッシングの高まりと広まりは、大方の予想を超えるものがあった。ネットなどでは匿名の集団バッシングが起こり、大衆の鬱憤を晴らしているかのようでもあった。 今回の事件を通して思い込されるのは、一九一八年8月に起き…

覚え書:「本音のコラム:安全保障の切れ目=山口二郎」、『東京新聞』2015年05月17日(日)付。

- 本音のコラム 安全保障の切れ目 山口二郎 安倍政権は、安全保障に関する法案を閣議決定し、これから国会審議が始まる。すでに多くの論者が指摘している通り、これらの法案は憲法を事実上作り替えるものであり、おざなりな審議で通してはならない。 私にと…

日記:「戦争反対」でパクられてぶちのめされる世界のおぞましさについて

授業すんで国分寺で呑んでから帰宅しましたら、小学六年生の子どもが『はだしのゲン』を読んでいましたよ。漫画ではなく絵本でしたが(GWに購入したやつ)。 中沢啓治さんの作・絵による「絵本」もあることは知りませんでした。安倍晋三と公明党とそれを支援…

覚え書:「特集ワイド:いま、井上ひさしを読む 存命なら何を語るのか」、『毎日新聞』2015年05月11日(月)付夕刊。

- 特集ワイド:いま、井上ひさしを読む 存命なら何を語るのか 毎日新聞 2015年05月11日 東京夕刊(写真キャプション)時代が変わろうとしている今、井上ひさしさんは何を語るのだろうか=東京都千代田区の上智大学で2002年4月22日、山下浩一撮影 作家…

日記:「9条の下、専守防衛を堅持」「公明が厳格な歯止め」、『公明新聞』2015年05月15日(金)付。え?

歴史の記録として2015年5月15日付の『公明新聞』と『聖教新聞』の安保法制に関する記事を張っておく。 「9条の下、専守防衛を堅持」「公明が厳格な歯止め」(公明新聞、そして、聖教新聞も右に倣え)だそうな。これ虚構新聞もしくはソ連時代のプラウ…

日記:「まったく個人的であり、だからこそ奥底で普遍に通じる、そんな力が」

ちょうど赤坂真理さんの『愛と暴力の戦後とその後』(講談社現代新書)読み終えた。個人の記憶との対話から戦後の歩みを読み解く秀逸な論評。「まったく個人的であり、だからこそ奥底で普遍に通じる、そんな力が」と結ばれる。先験的な理念から批判する大上…

覚え書:「寄稿:憲法という経典 作家・島田雅彦」、『朝日新聞』2015年05月02日(土)付。

- 寄稿:憲法という経典 作家・島田雅彦 2015年05月02日 日本が自国のことのみならず、他国の戦後復興、人道支援にも貢献し、「世界の赤十字」たらんとしてきたことで獲得できた世界的信用は大きな財産である。外国人が日本人に対して抱く好印象もまた、平和…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 平和のための戦争=湯浅誠」、『朝日新聞』2015年04月29日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 平和のための戦争 自衛隊海外派遣へ新法案湯浅誠 社会活動家 象徴的なネーミングだと思った。 「国際平和支援法」のことだ。内容は、有事の際に米国等に後方支援を行うこと。要は、空爆するための戦闘機が飛び立つ空母に弾薬…

日記:関東大震災時の朝鮮人虐殺のトリガーとなった要因

- 関東大震災時の虐殺 二三(大正一二)年九月一日、関東地方を襲った大地震とそれによる大火災の中で、数多くの朝鮮人が日本の軍隊・警察、さらには日本人自警団などによって虐殺される事態が生じた。「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」「爆弾を持って襲撃し…

覚え書:「こちら特報部:歴史修正主義の教科書検定 政権の意向 侵食 広がる自主規制」『東京新聞』2015年04月16日(木)付。

- こちら特報部歴史修正主義の教科書検定政権の意向 侵食広がる自主規制 関東大震災朝鮮人虐殺 「殺害は数千人」→「数に通説ない」アイヌ差別の旧土人法 土地「取り上げ」→「あたえ」沖縄戦住民虐殺 スパイ扱い「殺害」→「処罰」 (写真キャプション)清水書…

覚え書:「松尾貴史のちょっと違和感 『粛々と進めるだけ』 『問答無用』と権力を使う不快さ」、『毎日新聞』2015年04月12日(日)付(日曜版・日曜くらぶ)。

- 松尾貴史のちょっと違和感 「粛々と進めるだけ」 「問答無用」と権力を使う不快さ 沖縄県の翁長雄志知事が再三再四、いやもっと呼びかけていただろうか、とにかくなかなか実現させなかった会談にやっとの事で菅義偉官房長官が応えたようだ。しかし、やはり…

吉野作造研究:吉野作造と袁世凱

- ここまであえて避けてきたこと、袁世凱の人物を少し述べてしめくくりたい。評伝なのだから、それを真っ先につかまえたうえで、構成を組み立てるのが、むしろ正攻法なのだろう。しかし、ふつつかな歴史家には、とても無理な芸当、知りうる事蹟の客観的な復…

覚え書:「保阪正康の昭和史のかたち [八紘一宇]『世界支配』正当化の理念」、『毎日新聞』2015年04月11日(土)付。

- 保阪正康の昭和史のかたち[八紘一宇] 「世界支配」正当化の理念 いささかでも昭和史に関心をもっていれば、「八紘一宇」という語にふれると、瞬時にして2、3の史実には思い至る。国会でこうした語が吐かれたと知ったとき、まさか今は昭和10年代では…

日記:「賀川豊彦と吉野作造 貧しき者、弱き者のために」展 於・賀川豊彦記念松沢資料館、4/28〜6/27 開催告知

- ともにキリスト教者だった賀川豊彦と吉野作造は、当時の未熟な資本主義社会の中で困窮する人々を助けるため、様々な社会事業に取り組みました。日本のセツルメント活動の草分け的存在となった2人の事跡から、大正デモクラシーの中に芽生えた相互扶助の心…

覚え書:「全教科書に竹島・尖閣 中学社会科 初の『政府見解尊重』検定」、『東京新聞』2015年04月07日(火)付。

白を黒といい、戦争こそ平和と時勢に触れて右顧左眄するのが政府見解。だからこそ、教育や学問は、政府と一定の距離を置き、よき批判軸として機能しなくては市民社会は成立しない。教育基本法を改悪したのは第1次安倍政権。ほんま、安倍政権はろくなことをし…

日記:レーヴィットの「日本哲学」批判

- レーヴィットの「日本哲学」批判 その歪みを最初に指摘したのは、ナチスの台頭とともにそれまで教鞭をとっていたマールブルク大学を追われ、日本へ亡命して、五年間東北帝国大学で哲学とドイツ文学を講じたあと、日独が枢軸同盟を結ぶことになり、米国へと…

覚え書:「こちら特報部 『江戸しぐさ』史料の裏付けなし 伝統を隠れみの 『科学軽視危うい』」、『東京新聞』2015年04月06日(月)付。

- こちら特報部 『江戸しぐさ』 史料の裏付けなし 国や自治体がもてはやす 道徳の教材で学ばせる(写真キャプション)江戸しぐさを紹介する張り紙=東京都内の小学校で 「江戸しぐさ」なるものが、小学校の道徳教育や自治体の市民講座でもてはやされている。…