抵抗論
- 村上春樹さん、時代と歴史と物語を語るみんな一生懸命生きている(写真キャプション)村上春樹さん=ロンドンで昨年夏、村上春樹事務所提供 −−読者の質問にメールで直接答えるサイトが、大変な質問数とか。 村上 多くて1万ぐらいかと予想していたら、4倍…
- 関東大震災時の虐殺 二三(大正一二)年九月一日、関東地方を襲った大地震とそれによる大火災の中で、数多くの朝鮮人が日本の軍隊・警察、さらには日本人自警団などによって虐殺される事態が生じた。「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」「爆弾を持って襲撃し…
- こちら特報部歴史修正主義の教科書検定政権の意向 侵食広がる自主規制 関東大震災朝鮮人虐殺 「殺害は数千人」→「数に通説ない」アイヌ差別の旧土人法 土地「取り上げ」→「あたえ」沖縄戦住民虐殺 スパイ扱い「殺害」→「処罰」 (写真キャプション)清水書…
- 松尾貴史のちょっと違和感 「粛々と進めるだけ」 「問答無用」と権力を使う不快さ 沖縄県の翁長雄志知事が再三再四、いやもっと呼びかけていただろうか、とにかくなかなか実現させなかった会談にやっとの事で菅義偉官房長官が応えたようだ。しかし、やはり…
- シモーヌ・ヴェイユの伝記については、現在では日本語で書き下ろされたものも何冊かあり(巻末文献表参照)、リースやダヴィなど外国の研究書の翻訳も出版されて、この国の人々にもだいぶ知られるようになったが、それらのどの本にも好んで引用されている…
白を黒といい、戦争こそ平和と時勢に触れて右顧左眄するのが政府見解。だからこそ、教育や学問は、政府と一定の距離を置き、よき批判軸として機能しなくては市民社会は成立しない。教育基本法を改悪したのは第1次安倍政権。ほんま、安倍政権はろくなことをし…
- SPORTS×LIFE:国家主義と人種差別 横断幕問題1年 浦和、意識向上励む 毎日新聞 2015年03月31日 東京朝刊(写真キャプション)浦和レッズの試合前、差別撲滅宣言の署名をするサポーター スポーツを取り巻くさまざまな話題を取り上げる特集「SP…
- 生き方としての民主主義 現在の政治状況に対して多くの人が感じる無力感は、民主主義というものを、国会とか選挙といった制度的な側面から捉えていることによって生じているのではないだろうか。デューイにとって民主主義とは、もっと豊かな意味を持つもの…
- くらしの明日 私の社会保障論 迫る原発再稼働の日 「切れ目のない」避難計画策定を 湯浅誠 社会活動家 「切れ目のない」という言葉に聞き覚えがあるだろうか。英語表現で「シームレス」と言われたりもする。 人間に適用すれば、切れ目のないセーフティーネ…
- 松尾貴史のちょっと違和感 「知らなければ問題なし」 把握できない人から金もらっていいのか 政治とカネの問題がじわじわと不健康な広がりを見せてきた。 西川農林水産大臣が不承不承辞任し、下村文部歌学大臣、望月環境大臣、そして上川法務大臣にさまざ…
- みんなの広場:政権内野党の覚悟はあるのか=無職・73(大阪府富田林市)毎日新聞 2015年03月01日 はっきりものを言う安倍晋三首相は今や世界の指導者の風格が漂う半面、独裁者のような恐ろしさも感じる。その“隠れみの”となっているのが公明党であるよう…
- ニュースの扉:佐伯一麦さんと歩く神戸・長田区 「復興」が持ち去った下町の根っこ 2015年1月12日(写真キャプション)大正筋商店街を歩く佐伯一麦さん。シャッターの閉まった商店が目立つ=神戸市長田区 阪神大震災が起きてから、20回目の1月17日を…
『世界』(岩波書店)2月号掲載の「『慰安婦』問題 『日本の名誉回復』には何が必要なのか」(R・ツェルナー・ボン大学)読む。歪んだ問題の所在と日本社会の自己認識と国際社会の理解との乖離を、わずか6頁でその要点をまとめた寄稿。安倍首相の悲願はむし…
- 「民本主義」の党か「資本家」の党か 一九二〇年に全国的に盛り上がった普通選挙運動が東京、大阪、京都、神戸をはじめとする都市部を中心とするものだった以上(松尾尊禱『普通選挙制度成立史の研究』一五四〜一五五頁)、約三四〇万人の都市中間層の多く…
- 引用句辞典 トレンド編 学者・研究者の真の快楽とは 鹿島茂教育行政に求めたい 「真理追究」への導き兎に角に当時の緒方の書生は、十中の七、八、目的なしに苦学した者であるが、その目的のなかったのが却って仕合で、江戸の書生よりも能く勉強が出来たの…
- くらしの明日 私の社会保障論 福祉国家を支える教育 最低の投票率だった衆院選 本田宏 埼玉県済生会栗橋病院院長補佐 今月14日に実施された第47回衆院選の投票率は戦後最低の52・66%となった。今回の総選挙は、安倍晋三首相が掲げる経済政策「ア…
- 特集ワイド:菅原文太さんの「遺言」 失われたら、命は取り戻せない 有機農業、反戦、脱原発 根っこは同じ 毎日新聞 2014年12月17日 東京夕刊 (写真キャプション)沖縄県知事選での応援演説が、菅原さんが公式な場に姿を現した最後となった=11月1日、…
選挙期間中に、中山なりあき氏(次世代の党・落選)が次のようなツイートを投下していてぶったまげた。曰わく遊説中、高倉健さんの出身地中間市を通った。菅原文太さんも亡くなった。どちらも男臭さを売り物にしていたが、考え方は全く違った。健さんは文化…
ほんと、思うのは、言葉を大切にしない人間は人間をも大切にしないのだなあ、と。
- マララさんのノーベル平和賞受賞演説<要旨> 2014年12月11日 (写真キャプション)ノルウェー・オスロで10日、ノーベル平和賞のメダルを掲げるマララ・ユスフザイさん=AP 今年のノーベル平和賞に選ばれたパキスタンのマララ・ユスフザイさん(17)…
ミシェル・ワルシャウスキー(脇浜義明訳)『国境にて イスラエル/パレスチナの共生を求めて』つげ書房新社、読了。「越えてはならない国境もあれば、むしろ破るべき国境もある」。本書はマツペンを経てAICで反シオニズム闘争を続ける「国境をアイデンテ…
- わたしの争点:2014衆院選/9止 「在日」ありのままに誇り 日韓修復、互いを認めて 毎日新聞 2014年12月12日 東京朝刊「在日の視点は大切」と語る作家の深沢潮さん=東京都渋谷区で、内藤絵美撮影 主要政党の公約で東アジア各国との関係にどう言及? …
先週の金曜日は授業を終えてから月一の読書会へ。毎月一回、コロンビア大学の教養教育カリキュラムの課題図書を取り上げ、「読む」という集いをしておりますが、この秋は番外編として参加者おすすめの1冊をそれぞれとりあげてきましたが、今回はマリオ・バ…
- 耕論:何のための英語入試改革 多田幸雄さん、益川敏英さん 2014年11月26日 大学入試の英語が大きく変わりそうだ。文部科学省は「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を測る方式にかじを切ろうとしている。この改革はいったい何のためなのか。そもそも…
- くらしの明日 私の社会保障論 「全額社会保障に」のウソ 公約無視の消費増税は許されない 本田宏 埼玉県済生会栗橋病院院長補佐 消費税が今年4月から3%引き上げられ8%になったが、経済政策「アベノミクス」は功を奏さず、契機は低迷している。ついに…
【保守速報 安倍で検索された方へ】保守速報とは外国人などに関するデマで差別を煽る投稿だらけのまとめサイトで、反ヘイトスピーチ裁判でも訴えられているほどです。一般市民でもシェアすると周りから人格を疑われかねないほどの悪質サイトの記事をシェアす…
- 特集ワイド:解散に寄せて 作家・高村薫さん 投票は有権者の「意地」 毎日新聞 2014年11月21日 東京夕刊高村薫さん=大阪府吹田市で、宮武祐希撮影集団的自衛権の行使容認に反対し首相官邸前でデモをする人々。安倍政権の2年で「国のかたち」は大きく変わ…
日本的精神風土に対峙してきたのが、(実際のところ、メインストリームではない・涙)「自律」したキリスト者たちの血涙の系譜になるから、その超越的な警世批判には、いつも憧憬する。それは、内村鑑三しかり、南原繁しかり、矢内原忠雄しかり、柏木義円し…
ウーム、これはひどすぎじゃアございませんか? 日本分子生物学会。http://mbsj.jp/admins/committee/careerpath/doc/careerpath_poster_2014.pdf 池上彰と考える これでいいのか 日本の生命科学研究”ってふられても、池上彰と考えても、日本の生命科学研究…
- Interview:村上春樹 「孤独」の時代に/上 僕の小説は「ロールゲーム」 毎日新聞 2014年11月04日 東京夕刊 作家の村上春樹さんに10月下旬、5年ぶりで話を聞く機会を得た。主な内容は3日朝刊で報じたが、今年出した短編集『女のいない男たち』…