現代批評

覚え書:「耕論『介護離職ゼロ』への道 和気美枝さん、西久保浩二さん」、『朝日新聞』2016年1月16日(土)付。

- 耕論「介護離職ゼロ」への道 和気美枝さん、西久保浩二さん 2016年1月16日 大切な人の介護が必要になる局面は、いつ、だれにでもありうる。そのために心ならずも仕事を休んだり、職場を去ったりする人がたえないのが現実だ。介護離職をなくすと政府は重点…

日記:「愛国」だの「自分の国は最高だ」だのというのが日蓮仏法−創価学会の信仰の真髄とはこれいかに。

しかるに極少数の左翼思想にかぶれちゃった創価学会員の落ちこぼれ、あるいは元学会員を名乗っている共産党シンパとかを見て「創価学会ってああいう奴らなんだ!」と思わないで欲しいんだよね。結論を言うと我々はプロパガンダの要素を多分に含む「慰安婦=…

覚え書:「インタビュー:歴史から学ぶ 米コロンビア大学教授、マーク・マゾワーさん」、『朝日新聞』2016年01月13日〔水)付。

- インタビュー:歴史から学ぶ 米コロンビア大学教授、マーク・マゾワーさん 2016年01月13日(写真キャプション)「1821年のギリシャ独立戦争をテーマに、欧州すべてがかかわった大きな物語として描きたい」=ニューヨーク、増池宏子氏撮影 写真・図版 …

覚え書:「考論 長谷部×杉田:『止める力』持つ参院選」、『朝日新聞』2016年01月10日(日)付。

- 考論 長谷部×杉田:「止める力」持つ参院選 2016年1月10日 夏に参院選を控える今年。安倍晋三首相は年頭会見で、憲法改正について「参院選でしっかり訴えていく」と述べた。長谷部恭男・早稲田大教授(憲法)と杉田敦・法政大教授(政治理論)の連続対談は…

日記:「選挙による独裁」こそ民主主義の王道と理解する創価学会の活動家たち

公明党を応援することで様々なことが目に見えなくなって、私自身に対しても昨年の7月からストーカーのごとき粘着行為を繰り返してきた、グンマーのゴカンさん(後閑由治 @gokonowsky 創価学会男子部アクティブ)が、見事な民主主義理解をしておりましたので…

覚え書:「憲法のある風景 公布70年の今/5止 忍び寄る『軍学共同』 日本の研究に米国防機関が食指」、『毎日新聞』2016年1月6日(木)付。

- 憲法のある風景 公布70年の今/5止 忍び寄る「軍学共同」 日本の研究に米国防機関が食指毎日新聞2016年1月6日 (写真キャプション)研究室で人工筋肉の実験装置を前に話す平井利博・信州大名誉教授。「人々の生活を豊かにしたい」との思いを持ち続ける…

日記:公明党参議院議員・石川博崇氏(大阪選挙区)、銭もろてヨッシャの甘利大臣辞任は「残念」の巻

#甘利 大臣が #辞任 表明!政権の最重要閣僚の一人として、経済再生、デフレ脱却、TPP交渉など、全力を尽くしてきた力ある方だけに、今回の結果は大変に残念です。始まったばかりの重要な予算審議を停滞させない為、国民の為と、潔く決断された事は高く評…

覚え書:「インタビュー:台湾の未来 台湾の作家・龍應台さん」、『朝日新聞』2016年01月09日(土)付。

- インタビュー:台湾の未来 台湾の作家・龍應台さん 2016年01月09日 台湾のベストセラー作家、龍應台さんは、時代に翻弄(ほんろう)される民衆の姿をいたわりをこめた筆致で描き、中国語圏で大きな影響力を持つと言われる。大陸から台湾に移り住んだ外省人…

日記:立ち止まって考えること

- 一方、戦争における指導層の責任は単純化される。失敗がめにみえるものであっても、思いのほか責任を問われず、むしろ合理化される。その一方で、指導層が要求する苦痛、欠乏、不平等その他は戦時下の民衆が受容し忍耐すべきものとしての倫理性を帯びてく…

日記:市民連合シンポジウム「2016年をどう戦い抜くか」1/23SAT〜

いよいよ本日14時からです! シンポジウム「2016年をどう戦い抜くか」 柄谷行人先生の講演がございます。 ぜひお越しください! 詳細は → https://t.co/ny7lK3OGlc pic.twitter.com/C7j0nmpB1y— 市民連合 (@shiminrengo) 2016, 1月 23わたしたちが野党共闘を…

覚え書:「オピニオン:選べない国で 教育は希望か 山田満知子さん、南場智子さん、内田伸子さん」、『朝日新聞』2016年01月05日(火)付。

- オピニオン:選べない国で 教育は希望か 山田満知子さん、南場智子さん、内田伸子さん 2016年1月5日 子どもたちの将来の選択肢を増やすには、どうすればいいのか。英語、スポーツからプログラミングまで、さまざまな分野で「早くから学ばせよう」という動…

日記:憲政の常道(立憲政治)を取り戻す国民運動委員会」(略称・民間「立憲」臨調)発起人の一人として……。

市民団体「立憲政治を取り戻す国民運動委員会」を結成! https://t.co/x6OuJH3vk7 メンバーには、SEALDsの奥田愛基、精神科医の香山リカ、俳優の宝田明、弁護士の宇都宮健児など pic.twitter.com/4SUyzOiQ8F— VOTE for DEMOCRACY (@supportV4D) 2016, 1月 19…

日記:対立政党を「サヨク」と罵り続けた末に、「ネトウヨ化」した公明党

現実問題として是々非々を論じる土俵が崩されている訳だから、例えば両論併記で独立不覊とメディアが錯覚しているとすれば、お寒い話になっちゃうんじゃあないかなあ。ニーメラーの言葉を引くまでもなく「まだ大丈夫」っていう外堀はドンドン埋められてきて…

拙文:「読書 ポール・ロバーツ(東方雅美訳 神保哲生解説)『「衝動」に支配される社会』ダイヤモンド社 社会制度が自己崩壊する恐れ」、『聖教新聞』2015年06月27日(土)付。

- 読書 「衝動」に支配される世界 ポール・ロバーツ著 東方雅美訳 神保哲生解説社会制度が自己崩壊する恐れ 『石油の終焉』と『食の終焉』の両著作で現代社会の病理を浮き彫りにしたジャーナリストによる“終焉シリーズの総決算”の一冊だ。 「欲しい」という…

拙文:「読書:中嶋洋平『ヨーロッパとはどこか』吉田書店 統合の理想と現実を綴る」、『聖教新聞』2015年05月23日(土)付。

- 読書ヨーロッパとはどこか 中嶋洋平 著統合の理想と現実を綴る ユーラシア大陸の西端の狭い一角に、数多くの主権国家がひしめくヨーロッパ−−複雑な国境線を超えた一つのまとまりとして理解されている。なぜなら、現代世界を規定する理念と仕組みの全ては国…

日記:白虹事件と現在の朝日バッシング 吉野作造の抵抗から見えてくるもの

- 白虹事件と朝日の「転向」 朝日バッシングの高まりと広まりは、大方の予想を超えるものがあった。ネットなどでは匿名の集団バッシングが起こり、大衆の鬱憤を晴らしているかのようでもあった。 今回の事件を通して思い込されるのは、一九一八年8月に起き…

覚え書:「本音のコラム:安全保障の切れ目=山口二郎」、『東京新聞』2015年05月17日(日)付。

- 本音のコラム 安全保障の切れ目 山口二郎 安倍政権は、安全保障に関する法案を閣議決定し、これから国会審議が始まる。すでに多くの論者が指摘している通り、これらの法案は憲法を事実上作り替えるものであり、おざなりな審議で通してはならない。 私にと…

覚え書:「インタビュー:歴史の巨大な曲がり角 社会学者・見田宗介さん」、『朝日新聞』2015年05月19日(火)付。

- インタビュー:歴史の巨大な曲がり角 社会学者・見田宗介さん 2015年05月19日 深刻な環境問題を抱えつつも、経済成長を求め続ける――。私たちの文明が直面する根本的なジレンマに対して、日本を代表する社会学者・見田宗介さんは「ならば成長をやめればよい…

日記:「9条の下、専守防衛を堅持」「公明が厳格な歯止め」、『公明新聞』2015年05月15日(金)付。え?

歴史の記録として2015年5月15日付の『公明新聞』と『聖教新聞』の安保法制に関する記事を張っておく。 「9条の下、専守防衛を堅持」「公明が厳格な歯止め」(公明新聞、そして、聖教新聞も右に倣え)だそうな。これ虚構新聞もしくはソ連時代のプラウ…

日記:「まったく個人的であり、だからこそ奥底で普遍に通じる、そんな力が」

ちょうど赤坂真理さんの『愛と暴力の戦後とその後』(講談社現代新書)読み終えた。個人の記憶との対話から戦後の歩みを読み解く秀逸な論評。「まったく個人的であり、だからこそ奥底で普遍に通じる、そんな力が」と結ばれる。先験的な理念から批判する大上…

覚え書:「寄稿:憲法という経典 作家・島田雅彦」、『朝日新聞』2015年05月02日(土)付。

- 寄稿:憲法という経典 作家・島田雅彦 2015年05月02日 日本が自国のことのみならず、他国の戦後復興、人道支援にも貢献し、「世界の赤十字」たらんとしてきたことで獲得できた世界的信用は大きな財産である。外国人が日本人に対して抱く好印象もまた、平和…

日記:そもそもムスリムの女性のスカーフやヴェールが、「イスラームという宗教のシンボル」であるか

- フランスもまた、9.11以降の反イスラーム感情をレイシズムとは把握できない国のひとつである。この国では1990年代の初めから、ムスリムの市民が「イスラーム性」を公的空間で示すことに大きな苛立ちがあった。具体的には、公立の中学校やリセに、…

覚え書:「論壇時評:ことばを贈る 根本から考えるために 作家・高橋源一郎」、『朝日新聞』2015年04月30日(木)付。

- 論壇時評:ことばを贈る 根本から考えるために 作家・高橋源一郎 2015年4月30日(写真キャプション)高橋源一郎さん=郭允撮影 東日本大震災からまだ1週間しかたっていなかった2011年3月19日、わたしが勤めていた大学の卒業式が中止になった。理由…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 平和のための戦争=湯浅誠」、『朝日新聞』2015年04月29日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 平和のための戦争 自衛隊海外派遣へ新法案湯浅誠 社会活動家 象徴的なネーミングだと思った。 「国際平和支援法」のことだ。内容は、有事の際に米国等に後方支援を行うこと。要は、空爆するための戦闘機が飛び立つ空母に弾薬…

日記:「なぜ人を殺してはいけないんですか?」と「なぜあなたを殺してはいけないんですか?」という地平の違いから見えてくるもの

- 力をもらうということ たこもまたそういう盛りに、「めいわくかけて ありがとう。」という言葉を残したのだった。「めいわくかけて すみません。」ではなく「ありがとう」。これはそうした寂しい光景のなかでこそ、ぼそりつぶやかれる言葉なのだろう。 め…

覚え書:「テロリズムに抗する思想 アルベール・カミュに学ぶ 寄稿 桃井治郎」、『毎日新聞』2015年04月20日(月)付夕刊。

- テロリズムに抗する思想 アルベール・カミュに学ぶ 寄稿 桃井治郎(中部大学国際関係学部講師、国際関係学) (写真キャプション)チュニスのバルドー博物館周辺で行われたイスラム過激派に抗議する行進で、チュニジアの国旗を振る市民たち=3月29日、…

拙文:「読書:中田整一『ドクター・ハック』平凡社 戦中、日米間の和平工作に奔走」、『聖教新聞』2015年04月25日(土)付。

- 読書ドクター・ハック 中田整一 著戦中、日米間の和平工作に奔走 戦前・戦中日本の行く末を決定付ける局面に必ずその姿を現わすのが、ドイツ人エージェント、ドクター・ハックことフリードリヒ・ハックだ。 女優・原節子のデビュー作となる日独合作映画「…

覚え書:「村上春樹さん、時代と歴史と物語を語る みんな一生懸命生きている」、『毎日新聞』2015年04月19日(日)付。

- 村上春樹さん、時代と歴史と物語を語るみんな一生懸命生きている(写真キャプション)村上春樹さん=ロンドンで昨年夏、村上春樹事務所提供 −−読者の質問にメールで直接答えるサイトが、大変な質問数とか。 村上 多くて1万ぐらいかと予想していたら、4倍…

日記:関東大震災時の朝鮮人虐殺のトリガーとなった要因

- 関東大震災時の虐殺 二三(大正一二)年九月一日、関東地方を襲った大地震とそれによる大火災の中で、数多くの朝鮮人が日本の軍隊・警察、さらには日本人自警団などによって虐殺される事態が生じた。「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」「爆弾を持って襲撃し…

覚え書:「こちら特報部:歴史修正主義の教科書検定 政権の意向 侵食 広がる自主規制」『東京新聞』2015年04月16日(木)付。

- こちら特報部歴史修正主義の教科書検定政権の意向 侵食広がる自主規制 関東大震災朝鮮人虐殺 「殺害は数千人」→「数に通説ない」アイヌ差別の旧土人法 土地「取り上げ」→「あたえ」沖縄戦住民虐殺 スパイ扱い「殺害」→「処罰」 (写真キャプション)清水書…